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30代からの投資でアーリーリタイアを目指す記録。日本に拘りはなし。

子どものマネー教育にジュニアNISA活用開始!

 

 

ジュニアNISA始めました。欠陥制度ですけどね!

 我が家の子どもはまだ1歳。ようやく歩き始めたばかりでお金のことなんて全くわかりませんが、ちょうど良いタイミングで市場が暴落したこともあり、あらかじめ開設していたジュニアNISA口座に子ども貯金の80万円をぶちこみました。この80万円が20年後、いったいいくらになっているかなあ?

 

 ところで、制度を利用しておいてなんですが、ジュニアNISAってぶっちゃけ欠陥制度ですよね? 

 2023年12月末にジュニアNISAの制度が終了するためそれ以降新たに買い付けることはできない上、特定口座や一般口座との損益通算ができないので、市場が高値圏で推移している時に購入して含み損が出てしまった状態で2023年12月末を迎えた場合、損出しすらできずに市場が回復するまで含み損を抱え続けなければいけないんですから。

 

 子どもの教育資金を準備するために役立つという論もありますが、そんなもん2023年までしか購入を継続できないジュニアNISAなんかより20年間継続できる積立NISAの方が適してるに決まっています(^^; でもそっちは既に利用済みなんですよ。

 

 というわけで、本当はジュニアNISAを利用するつもりはなかったのですが、コロナショックでここまで市場が暴落したのならそうそう含み損を抱えたままにはならないだろうという読みから、この度、制度を利用することに決めたというわけです。

 

 しかし・・・。

 

まさかの誤算! 楽天証券ぇ・・・。

 ちゃんと調べていなかった自分が悪いのですが、ジュニアNISAだと楽天証券では米国ETFを購入できないという事実を今更ながら知ったのでした。これは完全に誤算。楽天証券で普通にポイント投資していたのでまさかジュニアNISAにだけそんな制限があるなんて思ってもみませんでした(´;ω;`)

 SBIだと普通に海外ETF買えるんですって・・・。でも今更証券会社を変更するのも面倒なのでこのまま楽天証券を利用することに。

 

 個人的には、ジュニアNISAで購入するなら米国株ETFが第一候補でした。ずっと右肩上がりの米国市場に投資することができる上、ETFだと配当金(分配金)が目に見える形で入って来るので、子どもに株式の仕組みを説明する際にやりやすいなあ~というのが理由だったんです。

 でもまあ、ETFじゃなければ配当金(分配金)がどうなっているのかが見えづらいですけど、何を買ったとしてもちゃんと再投資しさえすれば複利の勉強はできますしね。まあいいや!と(^^;

 

購入銘柄は投資信託と日本株(個別株)に決定!

 結論として、我が家は楽天証券を利用して今年はeMAXIS Slim 先進国株式インデックス/再投資型をメインで積み立てていくことになりました。アメリカ一辺倒か全世界株か先進国株かに拘りはありません。先進国株になったのは単純に信託報酬が一番安かったのが決め手です。これを毎月10万円ずつ、半年間ほど継続購入します。

 

 そしてさらに、10~20万円分だけは日本の個別株を購入することに決めています。理由は、アメリカ株には存在しない「株主優待」を子どもに知ってもらうためです。

 購入したい第一候補は「イオン(8267)」なのですが、このコロナ相場でも暴落するどころかなぜか上がっているため手が出せません。次点は「オリックス(8591)」で、こちらは良い具合に下落していますね。こっちは高配当株という側面も併せ持っているため、本来買う予定だったETFの代わりの役目も果たしてくれそうです。

 個人的に、米国株はともかく日本株の底はまだ先だと思っていますので、もう少し様子を見てからどうするか決めたいと思います。

 

まとめ

 我が家は今年からジュニアNISAを活用し始めました。これが今年だけのことになるのか、来年も継続して追加入金することになるのかは相場次第。前述のとおり、あまり良いだとは思えないので、ここに投入する資金があるのなら特定口座でもっとフレキシブルに運用したいと考えています。

 とりあえず、子どものマネー教育の一助になってくれれば幸いといったところでしょうか。

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iDecoを全て国内債券にスイッチングしました!

 リセッションを予期して数カ月前に一部スイッチングを行っていたiDeCoですが、 この度「EXE-i 新興国株式ファンド」と「ひふみ年金」という赤字を垂れ流していた2つの商品が晴れてプラ転したことを受け、全ての資産を「三菱UFJ国内債券インデックスファンド」にスイッチングしました。

 

↓この状況から・・・

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↓こうなりました!

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 これにより、私の持つ全てのiDeCoが国内債券になったことになります。現在、株だけでなく債券までもがバブルだと言われる向きもありますが、仮にそれが真実であったとしても、実際にリセッションが起きた場合には株式より債券の方が下落率が低いであろうことは歴史が証明しているとおりです。

 

 今後実際にリセッションが起きるかどうかは誰にもわかりませんし、それがいつになるかもまた誰にもわかりません。ですのでこんな風にちょこちょこスイッチングするのではなく、コレと決めた銘柄を淡々と投資し続ける方が最終的にパフォーマンスは良くなる可能性もあることは承知しています。

 

 しかしiDeCoは我が家のリスク資産ポートフォリオの中では1割未満に過ぎないため、多少運用失敗したとしても大きなダメージにはなりません。逆に言えば、だからこそ遊べるんですよ。投資が趣味の人は、「コア」でなくポートフォリオの一部でだけ遊ぶのが精神衛生上良いと思います。

 

↓関連記事です。

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退職金の出る会社員がiDeCoやるのは無意味!(キリッ)←????

退職金が出る会社員がiDeCoやるのは損という謎理論

 2019年は金融庁による老後2000万円問題が噴出するなど、良くも悪くもiDeCoや積立NISAなどの一般認知度が急上昇した年になったように思います。

 ネット検索でこれらのワード検索を行うと、「iDeCoと積立NISAはどっちからやるべきか」などのブログ記事が大量にヒットします。それだけ関心が高まってきたということなのでしょう。

 そしてiDeCoと積立NISAの比較については、控除対象扶養親族でもない限り(つまり所得税が課税されていないのでない限り)iDeCoを優先した方が得というのが確定的な結論ですよね。iDeCoは積立NISAと異なり毎年の年末調整の段階で全額所得控除が受けられる分、明らかに優遇されているためです(逆に言えば、上述した専業主婦などはそもそも所得税を支払っていないためこの恩恵を受けられず口座維持手数料分の継続的な損失だけが残るのでiDeCoはやらない方が良い)。

 

 ↓そもそもiDeCoの性質は投資である前に節約(税)なんですから、元本変動商品の好き嫌いにかかわらず、所得税を支払っている会社員がやらない手はないのです。

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 このように、特殊な場合を除いては会社員がiDeCoをやらないなどという選択肢は存在しないはずなのですが、なぜか界隈にはそう思わない人たちがいるようなのです。中でも一番多いのは「退職金の出る会社員がiDeCoやるのは無意味」という主張。でも、これって本当なのでしょうか?

 

iDeCo受取時の控除には注意点がある

 まず前提として、iDeCoの受取時には受け取り方によって「公的年金等控除」「退職所得控除」の2つの所得控除枠が利用できます。

 年金としての受け取りを選択した場合、公的年金の収入とiDeCoの収入の合算金額で所得控除となるため、会社員勤めで厚生年金を満額かけているような場合はまず公的年金部分だけで「公的年金等控除」を使い果たしてしまい、iDeCo分は丸々課税されてしまうケースが多くなります。

 

 そのため多くの方は一時金としての受取を選択して「退職所得控除」を利用した方が得になるわけですが、退職金が多くもらえる会社の場合は、会社からの退職金だけでこの枠を使い果たしてしまうため、結局iDeCo分は丸々課税されてしまうことになります。

 

 こうして、「公的年金等控除」を選択しようが「退職所得控除」を選択しようが、退職金の出る会社員の場合はiDeCo受取時の税金優遇を受けることができなくなるため、そもそもiDeCo自体をやる意味がない(強制的に60歳まで資金拘束されるデメリットだけが残る)というのがiDeCo不要論の要旨なわけです。これは正しくないわけではありません。「節税ではなく繰り延べにすぎない」と言えば、わかる人にはわかるでしょう。

 

 しかしですね、この節税効果が出ないというのはあくまでも何の工夫もなく受け取ろうとした場合の話であり、税金の勉強をして受け取り方を工夫すればちゃんと優遇措置を受けることは可能です。 

 

一時金を選んで受取時期を調整するのが最善

 結論から言うと、一時金受け取りにして会社からの退職金とiDeCoの受取時期をずらすことにより退職所得控除を一部受けることが可能となります(実際の数字を使ったシミュレーションについては様々な方がブログなどでされているため、あえてこの記事で何十番煎じをやるつもりはありません)。

 

 特に、私のようにアーリーリタイアを考えている方の場合は退職金を受け取ってからiDeCoの一時金を受け取るまでの間に数年間以上のタイムラグが生じます。

 さらにiDeCo自体も現在60歳未満となっている加入期間の上限が65歳未満まで延長されるほか、現在は60歳から70歳までの間で選べる受給開始年齢を75歳まで広げる改正案がまとまっています。このようにiDeCoを取り巻く制度は年々改善されているのです。

 

 また、退職金がそれほど多くない人の場合は受取時期をずらすことによって退職控除控除枠を使い切れず逆に損するパターンもありますが、その場合は下手に対策を打たず一時金で退職金と同年に受け取ればなんら問題ありません。

 

 自分がどちらのパターンに該当するかは、所得税法を参照して各自計算するしかないですね。いずれにしても、「退職金が出る=iDeCoは無意味」などという意味不明な結論には帰結しえません。こういう批判をする人って野党気質というか、内容にかかわらずお上がやることにはとりあえずケチをつけたいだけなんじゃないですかね。私が昔加入していた労働組合の執行部と同じ考え。

 

60歳まで資金拘束されるデメリット?

 あとiDeCoのデメリットとして60歳まで強制的に資金が拘束されてしまうことがよく挙げられますが、こんなのはデメリットでもなんでもありません。というか、どのようなライフプランを組むのであれ、サラリーマンで月々2万4千円程度の拠出ができない状況に陥っているのだとすれば、iDeCoどうこうではなくすでに家計が破綻しています

 

 ・収入が少なすぎる → 転職/副業を考えるべき

 ・支出が多すぎる → 節約を考えるべき

 

 投資を考えるのはこれらの問題をクリアしてからの話です。いくら積立投資が簡単だと言っても、収支管理やライフプランすら組めない程考えの甘い人には荷が重いです。厳しい言い方かもしれませんが、事実です。

 

 また資金拘束それ自体に抵抗がある方もいると思います。つまり、iDeCoよりも利回りの高い商品と出会った場合の機会損失を気にするということですね。こちらはまだ理解できます。理解はできますが、現在の最適解と言われるS&P500に投資できる(しかも税金優遇までされる)iDeCoを上回る投資先がそんな簡単に現れる可能性を考えると・・・。私には、iDeCoをしないという選択の方がむしろ機会損失に思えてなりません。

 

 まとめ

 退職金が出る会社員であっても、一時金受け取りを選び受け取り時期を調整することによって、iDeCoの節税効果はきっちり得ることができます。ただし退職金額によって「いつ受け取るのが得か」は変わって来るため必ず所得税法を確認して自分の場合に落とし込み計算することが必要。

 また60歳までの資金拘束が辛いようなら、そもそもの家計管理がおかしいです。iDeCo以前に、転職/副業で収入を増やすなり家計を見直して支出を減らすなりするのが先決です。さらにiDeCoは現代の最適解と言われるS&P500を投資先として選択でき、それ以上の投資先を見つけることは一般人には困難です。このことを考えてもiDeCoを利用しない方がむしろ機会損失になり得ます。

 

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積立NISAで含み益が出ていても利確しない方が良い理由

 

積立NISAの含み益が過去最高突破!

 2018年から始まったつみたてNISAですが、2018年末の株価暴落と2019年の好調により、大半の人が含み益状態なのではないかと推察します。

 

 私自身、↓のように含み益+11.80%、含み益52,740円と、なかなかの成績で現状満足といったところです(私の場合、開始が2018年11月~で全額は積み立てていません。今から考えると2018年末に限度額まで一括投資しておくのが最善だったと少し後悔(^^;)。

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 さて、少なくとも今売却すれば5万円以上の利益を享受できるのですから、このタイミングでいったん売ってしまえば良いのでは?という考えはわからないこともありません。

 含み益なんてものは幻です。もしかしたら明日にも世界的株価暴落が起きてこの5万円の幻は消し飛んでしまうかもしれないのです。それならば、この時点で幻に実体を与えてしまうという選択もあるにはあるでしょう。

 

20年運用し続ければ数百万円程度の利益は狙える

 しかし、私はそれを選びません。

 なぜならば、積立NISAを20年間運用し続ければ5万円どころか数百万円の利益を享受できる可能性が高いからです。

 

 さすがに+10%もの利回りが永遠に続くことはありえませんが、仮に+5%で計算したとしても、20年後には550万円程度の利益は見込めます↓

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 ちなみに+4%でも400万円程度の利益を期待でき、これらのパフォーマンスは過去の歴史から十分期待できると言えます。

 

 このように、今利益が出ているからと言ってすぐに売却してしまうと、長期投資で重要な複利効果をむざむざ捨ててしまうことになりかねません。

 

現在志向バイアスを克服しましょう

 人間は「現在志向バイアス」にとらわれる生き物です。現在志向バイアスとは、未来の利益よりも、目先の利益を追求してしまう心理のことです。

・ダイエットをしたいのに、目の前にお菓子があると食べてしまう
・貯蓄をしようと思っているのに、欲しいものをつい買ってしまった

 などなど。

 

 そしてこのバイアスはお金に関しても同じことが言えます。

 例えば目の前の10万円と1年先の15万円なら、多くの人が目の前の10万円を選択してしまうのですね。積立NISAを今すぐ売ってしまおうと考える人には、これと同じバイアスが働いているのです。

 そして大切なのは、人間にはこういうバイアスが働くと知っておくことです。

 

 将来的に大きな果実を手に入れられる可能性が高いのですから、それをむざむざ捨てる方が損であると自分に言い聞かせ、ここはグッと我慢しましょう。そして数年後株価が暴落した時に、「あの時売っておけば・・・」ではなく「安く買い増しできるチャーンス!」と思うことができれば間違いなく克服に成功できているでしょう。

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SBI証券のiDeCo拠出月を毎月から半年に1回に変更する方法

iDeCoの拠出月を毎月設定にするのは損です。

 意外と知らない人が多いのですが(というか私自身、知ったのは結構最近(^^;)、2018年1月の制度改正にともない、iDeCo(個人型確定拠出年金)では掛金を毎月拠出する必要がなくなりました。またそれに伴い、拠出限度額も年単位に変更となりました

 

 つまり、以前なら通常の会社員は「MAXで毎月23,000円」という拠出ルールに縛られていたわけですが、今ではそのルールが「MAXで年間276,000円(※ただし月を遡っての拠出は×)」と微妙に緩和されているのです。

 

 年間の拠出可能金額は変わらないので一見すると特に大きな変化ではないように思えるかもしれませんが、そんなことはありません。なぜならiDeCoは拠出するたびに「国民年金基金連合会の手数料(月額103円)」という手数料が発生するからです。

 そのため毎月拠出から年単位拠出に変更することによって、この103円を11回分も節約することができるのです。

 103円×11回分=1,133円

 

 この分が年間で節約できるので、今30歳の人ならば残り30年間、合計で3万円もの節約に繋がります。たった3万円かと思うかもしれませんが、インデックス投資の極意は手数料の徹底した削減にあります。リターン0.1%を争う投資の場面において276,000円に対しての1,133円をないがしろにして良いという論理は成り立ちません。

 

 もちろん拠出月を毎月から年1回に変更することによって、ドルコスト平均法のメリットを享受しづらくなるというデメリットも忘れてはなりません。相場環境によっては年1回の拠出だとたまたま高値掴みしてしまうリスクもありますからね。

 しかしそれでも、私のように30代半ばであればiDeCoの拠出終了まではまだ20年以上の期間が残っています。それだけの期間を見た長期積立投資ならば、年内での変動は些末なものになる可能性が高く、確定リスクである手数料を下げる効果の方が高いと考えます(ただしチキンな私はちょっと日和ってしまい、年1回拠出ではなく半年に1回拠出を選択しましたが(^^;)。

 

 このあたりは各人の今の年齢やリスク許容度によって拠出回数は柔軟に選択すれば良いと思います。

 

 ところでこの拠出月の変更というのが結構曲者で、なんとSBI証券の場合ネットからでは手続きができないのです。手続き自体はカンタンなのですが、私も戸惑いましたので、同じようにSBI証券でiDeCoを始めたは良いものの拠出月変更方法に悩んでいる人向けの記事として記録に残しておきます。

 

STEP1:SBI証券へ電話をかける

 ネットから手続きできないため、まずはSBI証券へ電話をかけます。この際気を付けないといけないのは、電話連絡先は「SBIベネフィットシステムズ」ではないということ。SBIでは他の商品はSBI証券での取り扱いになるのですが、iDeCoだけがSBIベネフィットシステムズ株式会社という系列会社での取り扱いとなっています。そのため拠出る気の変更もそちらへの電話で良いのだとばかり思っていたのですが、そうではないとのこと。

 私は恥ずかしくも電話先を間違えてしまい、コールセンターのお姉さんに正しい電話番号を教えてもらいました(^^;

 

 正しい電話番号はこちら↓

SBI証券:03-5562-7560

 

STEP2:電話の時点で何をどう変更するのか明確に伝える

 ここ重要です。

 上述の電話番号に電話した後、その場で何をどのように変更するのかを具体的に伝えましょう。私の場合だと、「今までは月12,000円拠出していたところを、今後は半年ごとに72,000円拠出にしたい」と伝えました。

 

 こうすることにより、STEP3で郵送されてくる書類に、最初から正しい金額等が印字された状態になります

 

 iDeCoの拠出月変更にかかる書類は結構難解です。しかもその上締切が短い! 自力で記入して誤っていた場合、二度手間になりますし反映が1か月遅れてしまうことになります。難しい部分はプロに任せることで、不要なミスは防いでおきましょう。

 

STEP3:郵送された書類に必要事項を記載し返送

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 STEP2できっちりと変更事項を伝えておけば、ここで苦労することはないでしょう。「加入者月別掛金額登録・変更届」については↓の赤丸部分の数字が最初から入った状態で郵送されてきますので、上部の氏名・生年月日・基礎年金番号だけ書けばOKです。

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 このSTEPで気を付けるべき点はたった1つ。それは、必ず↓の「加入者掛金額変更届」も併せて記入・提出することです。

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 掛金額を変更するわけではないので上述の「加入者月別掛金額登録・変更届」だけを提出すれば良いように誤解してしまいそうですが、記入要領によれば「加入者月別掛金額登録・変更届」はあくまでも「加入者掛金額変更届」の添付書類扱いにすぎないので、必ず両方とも提出しなければいけません。

 

【返送が必要な書類】

①「加入者掛金額変更届」

②「加入者月別掛金額登録・変更届」

③本人確認書類(運転免許証など)

 

 となっています。

 

 手続きは以上。カンタンですが、ネットから手続きができないため平日に時間が取りづらい会社員にとってはハードルが上がっていますね。しかしこの変更を早めに行っておかないと手数料を毎月取られ続けてしまうので、やるのであれば早めの手続きをお勧めします。

 

 私の場合だと、今週頭に電話して書類が送付されてきたのが一昨日、書類の返送締切は翌週(結構近い!)、そして実際に変更が適用されるのがこの12月からということで、手続き開始から反映までに3~4カ月ものラグがあるようです。

 

まとめ

①iDeCoは2018年1月の制度改正に伴い、毎月拠出以外の選択が可能に。

②この先の拠出期間が長い若者の場合、年1回や年2回拠出にしてもドルコスト平均法の恩恵は受けられると考えられるため、手数料節約の観点から変更をお勧めする。

③SBI証券の場合ネット上では手続きができない。電話先はSBIベネフィットシステムズではなくSBI証券。

④書類返送時には、「加入者掛金額変更届」の提出も忘れないこと。

 

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半年ぶりに積立NISA口座を確認! やや含み益に!

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半年ぶりに積立NISA口座をチェック!

 年頭に40万円を入金し、毎日そこから1,619円ずつを積み立てている私の積立NISA口座。
 普段は完全放置で中身を除くことはないのですが、ちゃんと積み立てられているか半年ぶりに開いてみました。

 


果たして含み益は?

 さあ、どうなっているかなあ?

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含み益になってる!
 なんと、+7,566円になっていました!
 順調に資産が育っています!
 最近の好景気でプラスになっていることはわかっていましたが、実際に含み益を目にするとやっぱりメンタル的にこう・・・歌いだしたくなりますね(^^

 というのも、今年の頭にチェックした時には含み損でしたからねえ・・・。
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 ↑このように、私の投資している三菱UFJ国際-eMAXIS Slim 先進国株式インデックスは昨年末~今年頭にかけて大暴落しています。そのタイミングで口座をチェックしたんですから、結構な含み損を抱えていましたよ💦

 しかしここがほったらかし投資の素晴らしい利点で、一時的な暴落はむしろ大歓迎なんですよね。毎日同じ金額だけ商品を買い付けるということは、市場が高値圏で推移している時は少量だけを購入し昨年末~今年頭のように株価が暴落した時には大量購入することになるため、自動的に平均取得単価が下がるのです。
 今回の場合はいったん市場が暴落してくれたおかげで、安い価格で大量に投資信託を買い付けることができました。その結果が現在の含み益ということです。

 


+7,566円ってショボくね?w

 現在の含み益である+7,566円という金額は確かに少ないように見えるかもしれません。しかし25万円弱の総額に対してなので、その割合は3.16%に達しています。
 いつものとおり
複利効果シミュレーション|ファンド情報|投資信託・資産運用なら【さわかみ投信株式会社】
で計算してみると、利回り3%で20年間積立NISAを満額運用できた場合、元本800万円に対して期待できる利益は300万円近いのです!
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 これぞ複利効果! できれば積立NISAは20年間と言わず、もっと税金の免除期間を延ばしてほしいなあ。お願いしますよ、金融庁様! 年金以外に2,000万円貯めないといけないんでしょう?
www.midorineko.work

今後も米国株式・先進国株式へ投資し続けます!

 ポートフォリオを見てわかるように、私は積立NISAを先進国株式100%で運用しています(少しだけあるニッセイ-<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンドは、初期の頃どの商品を選ぼうか迷っていた名残です(^^;)。
 ↓こういう記事も書きましたが、
www.midorineko.work
 私は基本的に日本株には投資をしません。私も妻もすでに日本で働いていてリタイアまでずっと今の会社にお世話になる覚悟である以上、我が家の家計は会社と、そして日本という国と一蓮托生状態。それなのに投資先まで国内に求めてしまうとリスク分散にならないというのが一因です。

 為替に対してのリスクヘッジも行いつつ、より成長の期待できる米国株や先進国株、全世界株への投資を主軸としていきたいと考えています。これらはほったらかし投資とも相性が良いですし、ほったらかし投資は共働きで家族との時間を大事にしたい我が家のスタイルにもピッタリです。

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リセッションに備えてiDeCoの債券比率を高めることの是非

 

前回記事でご質問をいただいたので、私なりの考えを書きたいと思います。

 教えてください。リセッションに備えて株式から債券に変更されたとの事ですが、株式のままでは駄目なんでしょうか?いずれは基準価額があがれば評価損益は回復すると思われますが。記事にして頂けると助かります。

 これは尤もな疑問です。

 そして結論から申しますと、「iDeCoはリセッション前であろうが下手に配分変更せずに株式100%の投資を続けて何の問題もないし、むしろその方が良い」とさえ思います。

 

 はあ? 言っていることとやっていることが違うじゃないか! 何言ってんだこいつ! と思われた方、安心してください。私自身「何やってんだ俺は」って思ってます。

 

 ちょっと何言ってるのかわかりませんが・・・まあ読んでください(^^;

 

 

 

株式投資をし続けて何の問題もない理由

1.市場の動きを予測するのは困難であること

 市場の動きを正確に予測することは困難です。

 

 昨年末に株価が下落したタイミングで「これはついにリセッション到来だ!」と思い切りよく保有株を売却して債券に鞍替えしたという旨の記事を何件かの個人投資ブログで読んだのですが、結果的にリセッションは起きずに株価が回復したため、現状では一貫して株式投資を続けていた人の方が慌てて鞍替えしてしまった人よりも大きなリターンを得ています。

 

 逆に鞍替えした人はスルスルっと上がってしまった株を今更買おうとは思えず、指をくわえて見ているだけでしょう。 

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リセッション?

 それと同じことが今後何度も起きるかもしれませんし、今度は本当にリセッションが起きるかもしれません。予測することが困難な以上タイミングを狙うのはナンセンスなので、下手なことをせずじっと株式投資を続けておいて何の問題もないということになります。

 

 

 

2.株式市場(特に米国市場)は長期的に見れば右肩上がりであること

 hiro19730730さんのご指摘どおり、株式市場は短期では暴落することがあっても基本的には右肩上がりです。

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株式市場は右肩上がり

 あの10年前のリーマンショックでさえ乗り越えて復活する様はまさに不死鳥のようで、株式市場の力強さを感じさせますね。

 

 よって、たとえリセッションが到来しようとも数年も経てば株式市場はリセッション前の水準を超えて成長すると見ることができ、株価低迷時はむしろ株式を安く大量に仕込めるチャンスだと考えることが可能です。多くのインデックス投資家がわき目も振らずに淡々と株式投資だけを続けているのは理にかなった行動なのです。

 

 

 

3.iDeCoはほったらかし投資と相性が良いこと

 iDeCoの持つメリットの1つは、ほったらかし投資が可能である点です。iDeCoは一度始めたら60歳になるまで辞めることはできないため、受け取りまでは資産に何の影響も与えません。たとえiDeCoのことを一切忘れて生活していたとしても、この「家計や貯蓄、他の投資とは完全に切り離されたお金」は着々と貯まり続け、60歳になるとともに十分育った資産が手に入るわけです。

 これぞまさに最強のほったらかし投資!

 

 そしてほったらかし投資の利点と言えば、「(それが余剰資金の範囲に収まっている限り)日常生活に一切のストレスを与えない」点でしょう。

 かの名著、『ほったらかし投資術(水瀬ケンイチ著)』にもそのメリットは記述されています。


ほったらかし投資術 インデックス運用実践ガイド/山崎元/水瀬ケンイチ【1000円以上送料無料】

 私自身がそうなのですが、投資に向き合っていると毎日、下手すると毎分のようにチャートが気になって仕方ありません。デイトレードなんてしようものなら仕事中何度もトイレに抜けてスマホを確認したい衝動に駆られるでしょう。本業にも差し支えますし睡眠時間だってきっちりと確保できないかもしれません。

 これはかなりのストレスです。

 

 そもそも自分が何のために投資しているのかというと、ざっくり言えば幸せな家庭を築くためです。経済的自由の達成、そしてそのための投資はあくまでも手段なのです。

www.midorineko.work

 それなのに、会社から帰ってきてから就寝するまでずっとチャートとにらめっこで家庭をないがしろにしてしまっては、手段と目的とが入れ替わってしまっていることになります。

 この点、iDeCoの銘柄を一切変えずに完全放置プレイを決め込むのは、自らのメンタルにとっても家庭にとってもプラスでしょう。

 

 

 

4.ポートフォリオに占めるiDeCoの割合は低いこと

 最後に。

 iDeCoが投資の主力ならいざ知らず、私の投資資金のうちiDeCoの占める割合はおよそ1割に過ぎません。そのたった1割のためにああでもないこうでもないと頭を悩ませたとしても、労力に対する成果はきっと知れたものにしかなりません。

 

 頑張っても結果が伴うとは限らない上、放っておけば確実に一定以上の成果が出る・・・これではほったらかし投資が正解に違いありません(^^;

 

 

それなのに私が債券へ配分変更した理由

 これだけの条件がそろいながら、私は今回海外株式100%から国内債券100%への全振りを実行しました(スイッチングではなく配分変更です)。合理的でない自覚はありますが、私にはそうしなければならない理由があったのです。

 

 言ってしまうと、これはもう「利益を最大化したい」という欲求に私自身が勝てないためです。株式投資のみを続けていれば勝てることがわかっていても、「株価が高い間は債券でじっと防御を固めておいて株価が暴落した時に大量購入したら、いったいどれだけ儲かるだろうか!」という意地汚い欲求が鎌首をもたげてくるんですよ(^^;

 

 まっとうなインデックス投資家さんからすれば、こんなやつはギャンブラーと変わらないでしょうね。。。

 

 ただ上述の話を完全否定しますが、こういうことができるのもポートフォリオに対してiDeCoの占める割合が低いからなのもまた事実なのです。

 私にとって投資は経済的自由達成のための手段ではありますが、同時に趣味でもあります。なのでほったらかし投資は性に合わないんですよ💦 それこそ一日中チャートを眺めていたとしても私自身は全く飽きません。

 

 だけど結婚して子供もできた今となっては、投資資金=家計から出たお金ですし、自分の時間は家族の時間でもあります。間違ってもFXで擦ってしまうようなことだけはできませんし、チャートを眺める時間もある程度で切らなければなりません。

 

 そんな自分にとってちょうど良いツールがiDeCoだったというのが大方正しいように思えます。これならばどうやっても大負けすることはありませんし、長い時間をかけてチャートを眺める必要もありません。

 それでいて、「配分変更」や「スイッチング」というワクワク心をくすぐるシステムが備わっているという・・・。要は、ルールの中で遊べるのが楽しいんですよ!

 

 

「なんとか市場平均を出し抜いてやろう! 失敗してもどうせプラスだし!w」

 

 これ以上の意味は、ありません。(キッパリ!)

 わざわざ記事にするほどの内容じゃなくてすみませんが、これが掛け値なしの本音です(^^; ぜひ私を見習わず、一貫して株式投資を続けてください。

 

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なぜ退職金を投資に使うと失敗するのか

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55歳の上司からiDeCoの相談を受けたが・・・

 私は社内報でよく投資の特集を組むのですが、それを読んだ上司がiDeCoを始めたようで先日投資方針について相談を受けました。社内報に書いていたとおりSBI証券にiDeCo口座を開設したところまでは良かったのですが・・・。

 

上司「キミはiDeCoの資産配分どうしてるの? 海外株と国内株と海外債券と国内債券を25%ずつが良いって聞いたんだけど」

私「私は海外株100%ですよ(この時はまだ実際そうでした。今はリセッションを警戒して国内債券100%に変えています)」

上司「え、危なくないか? それ博打だろ」

私「いやあ、意外とそうでもないんですよ。米国の株式市場は長期で見れば常に右肩上がりなので、途中で多少の暴落があっても20年以上もあればまあプラスリターンになると思うので」

上司「ふうん。そんなもんか」

 

 この後、その上司はなんと私と同様、海外株式100%でiDeCoを始めました💦

 

 いやいやいや、それは危険ですよ💦

 iDeCoは現状、60歳までしか掛けることができません(55歳で始めたら60歳で引き出しできない点にも注意ですが)。今34歳の私ならば、海外株式に100%突っ込むことによりハイリターンを狙っていくスタンスもありでしょう。それは60歳までに26年間も猶予があるからです。途中で大きな暴落があろうとも、これだけの期間があれば相当高い確率でプラスリターンが期待できることは過去の歴史が証明しています。

 

 しかしこの上司はたった5年間しか投資を続けられません。正確には運用指図者になって続けることはできますが、その間入金は続けられないため複利効果もそれほど活かせないでしょう。さらに悪いことに、現在世界経済はいつリセッションが来てもおかしくない状況・・・。

 iDeCo自体は節税効果が非常に高いので何歳であっても始めるべきなのですが、さすがに55歳で海外株式100%での運用なんてチャレンジャーすぎでしょう(^^;

 

 

 

リスク許容度は年齢によって変化する

 投資の適切なポートフォリオは、俗説ではありますが「100-年齢%」をリスク資産に、その他を安全資産に配分すべきと言われています。

 つまり34歳の私であれば株式を66%、債券や現金を34%という具合です。

 

https://media.rakuten-sec.net/articles/print/14059より引用)

 

 そしてその考え方に乗っ取った場合、55歳である上司にとって適切なポートフォリオは株式45%、債券or貯蓄55%となるはずなのですが、彼は全額をリスクマックスの海外株式に投入することを選択しました。

 まあ本来は66%に抑えるべきところを100%投入している私に言われる筋合いはないかもしれませんがw、それでも彼はやりすぎじゃないかと思います。もちろん「この5年間でリセッションは来ず、世界経済は拡大し続ける」という予測があってそういう選択をしたのであれば良いのですが・・・。

 

 上司の話を聞いていると、残念ながら深いことは考えていませんね(^^;

「投資なんてやったことないけど、当たれば大きいから海外株にしてみた! だって毎年節税になるからもし損失が出てもトータルではそんなに損しないでしょ?」

 って言ってましたからw

 

 まあでも、後段の考え方は私も正しいと思います。iDeCoの節税効果は半端ではないので、多少損失が出たくらいではたぶんプラスになるでしょう。だから私はこのブログでも、サラリーマンなのにiDeCoを始めていない人は相当もったいないと繰り返しているのです。

 ↓この記事とかですね。

www.midorineko.work

 投資が怖いのであれば単に積立貯蓄を選べばOKです。絶対に損せず毎年節税効果で数万円ずつ返って来ますよ。「絶対に」なんて言葉を使える投資商品なんて他には存在しませんからね(^^;

 

 

 

なぜ退職金を投資に使うと失敗するのか

 そもそも、今の世の中では退職金がもらえるまでに老後資金を貯めておくのが当たりまえです。

 

 ↓だってほら、年金は将来4割カットされます。

www.midorineko.work

 

 そのため、きっちりと老後の備えをしている人であればわざわざ退職金を使って投資をしようなどとは考えません。投資というのはお金を増やすためにするものであり、定年までの期間できっちりと資産形成できている方にとってはあえてリスクを取ってまでする必要のないことなのです。そういう人たちは退職金は貯蓄に充て、消費するにしても年金受給までの「つなぎ」程度にでしょう。それだけの余裕があるからです。

 

 では、逆に退職金を使って投資をする人はどういう人でしょう?

 若いころから投資しなければ豊かな老後なんて過ごせないことに気づかず(あるいは気づいているのに目をそらし続け)、のうのうと生きてきたツケが回ってきた人たちです。

 定年間際になって初めて自分の老後が経済的に危ういものだと知り、慌てて退職金を元手に資金を増やそうと「駆け込み投資」を始める・・・。

 若いころから投資をしてこなかったわけですからノウハウなんて0です。さらに年を取って認知機能も衰えつつあります。彼らがどこに駆け込みますか?

 ・・・金融機関の格好の「カモ」じゃないですか。

 

 しかしながら非常に頭の痛いことに、金融広報中央委員会の「家計の金融行動に関する世論調査(二人以上世帯調査)」によると、金融資産を持っていない世帯は50歳代で29.1%、60歳代で30.1%もいるのです。

 

 しかし上述したとおり公的年金は将来4割カットされると言われており、決してそれだけで潤いある老後を過ごすことなどできません。そしてそういう金融リテラシーの低い方々がその事実を知るのはおそらく退職後でしょう。

 結果、退職金をやったこともない投資に突っ込む羽目になる。余裕資金ではありません。公的年金受給までの「つなぎ」資金であり、公的年金の不足を補うための大事な大事な虎の子です。

 

 株式投資の未経験者が、自分の大事な資金を株式市場に投じるとどうなるか。株価の値動きが気になって仕方がなくなるでしょう。結果的に目先の株価に踊らされてしまい、損を積み重ね、気づけば退職金の半分以上が溶けて無くなっていた、などということにもなりかねないのです。

 

 

まとめ

 投資にとって最も大事なのは「時間」なのに、彼らはそれに気づきません。

 退職金を投資に回す羽目になっていること自体、彼らの金融リテラシーの低さを物語っているのです。

 

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リセッションに備えiDeCoの配分変更を行いました。

 こんばんは。

 年明けからすぐリセッション入りすると思われた世界経済ですが、直近の雇用統計等の指標を見ると意外に悪くはなく、再び相場は強気の方へ向かっているようにも見えます。しかし何が起きるのかがわからないのが相場の面白いところ。およそ10年前に起きたリーマンショックも晴天の霹靂で、強気相場がある日突然大暴落に転じることなんて日常茶飯事なのです。

 

 というわけで、私はずっと海外株100%に設定していたiDeCoの拠出先を国内債券100%へ配分変更することにしました。

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 このように、「DCニッセイ外国株式インデックス」から「三菱UFJ国内債券インデックスファンド」への配分変更を行いました。

 

 

 ここから強気相場がさらに続くとしても、すでに資産配分の50%以上が「DCニッセイ外国株式インデックス」になっているため、強気相場の恩恵は十分に受けられるとの判断です。

 逆に万が一本当にリセッション入りした場合には、この債券が私の資産を守る盾としての役割を果たしてくれるでしょう。

 

 また、ここから強気相場が一定期間続いて思いの他外国株に利益が乗った場合、配分変更ではなくスイッチング(保有している「DCニッセイ外国株式インデックス」を売却して「三菱UFJ国内債券インデックスファンド」を購入する)も視野に入れています。

 

 ずっと上がり続ける相場なんて存在しません。

 必ずどこかでやってくる下落相場に向け、資産配分は行っておきましょう。

 

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『未来の年表』 人口減少日本でこれから起きること

『未来の年表 人口減少日本でこれから起きること』


未来の年表 人口減少日本でこれから起きること

『未来の年表2 人口減少日本であなたに起きること』


未来の年表 2

の2冊を読了しました。

 

 

「人口減少カレンダー」はかなりショッキング

 新書は眉唾だと思っているので普段読まないのですが、本書については以前から興味があったので図書館に寄った機会に2冊とも借りてきて読了しました。

 冒頭にある「人口減少カレンダー」がなかなかショッキングですね。

2017年  「おばあちゃん大国」に変化
2018年  国立大学が倒産の危機へ
2019年  IT技術者が不足し始め、技術大国の地位揺らぐ
2020年  女性の2人に1人が50歳以上に
2021年  介護離職が大量発生する
2022年  「ひとり暮らし社会」が本格化する
2023年  企業の人件費がピークを迎え、経営を苦しめる
2024年  3人に1人が65歳以上の「超・高齢者大国」へ
2025年  ついに東京都も人口減少へ
2026年  認知症患者が700万人規模に
2027年  輸血用血液が不足する
2030年  百貨店も銀行も老人ホームも地方から消える
2033年  全国の住宅の3戸に1戸が空き家になる
2035年  「未婚大国」が誕生する
2039年  深刻な火葬場不足に陥る
2040年  自治体の半数が消滅の危機に
2042年  高齢者人口が約4000万人とピークに
2045年  東京都民の3人に1人が高齢者に
2050年  世界的な食料争奪戦に巻き込まれる
2065年~ 外国人が無人の国土を占拠する

 

 まあ最後の方はやはりぶっ飛んでますが(^^;内容によっては相当高い確率で当たりそうな危機もあります。「2024年 3人に1人が65歳以上の「超・高齢者大国」へ」とか、「2042年 高齢者人口が約4000万人とピークに」とかは今のまま突き進めばまず避けられないでしょう。

 

 

合計特殊出生率が2.07では人口は増加しない

 本書で私が最もショックを受けたのは、仮に日本の合計特殊出生率が2.07まで回復したとしても人口は(すぐには)増加しないという事実です。通常2.07というのは人口維持に必要な率とされているので、当然この値を超えれば人口は増えるものだと勘違いしてしまいますが、親となる人口の絶対数が昔よりも減少しているため出生が多少上がったところで出生は増えないんですよね。

 言われてみれば確かに! という話なのですが、私は気づいていませんでした。情けない・・・(´;ω;`)

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 しかしこれは由々しき事態です。一度人口が減り始めてしまうと簡単には覆せない負のスパイラルに陥ることがわかります。

 

 現在政府は少子化対策には力を入れていますが、ちょっとやそっとの対策では人口減少のスピードを遅らせることしかできません。2.07どころか1.43ですからね、去年の合計特殊出生率。

 

 

少子化の理由は複合的だが、経済的に余裕がないのも一因

 少子化の背景は複雑ですが、経済的な余裕のなさが大きな原因になっていることは間違いありません。現在の40代以下の世代の中には「失われた20年」の影響で思うような職に就けなかった人が多く含まれています。低収入で年金保険料を納めることすらできなかったり、なんとか納めたとしても厚生年金ではないため受給できる金額は微々たるものだったり・・・。

 

 また就職氷河期世代の人はさらに悲惨です。技術の向上により発展途上国の多くが日本とそん色ない商品を低価格で作ることができるようになった時代に低価格競争のあおりを受け、「安い労働力」として非正規雇用へと追いやられていった人は多いのです。

 

 ちなみに私もやりたいことがあったので大学卒業後はフリーターでぷらぷらしていたのですが、突如リーマンショックが起きたため慌てて就職活動に舵を切りました。何とか滑り込み採用してもらうことができましたが(ブラック企業でしたが!)、あの時採用されていなければどうなっていたか想像したくもありません💦

 

 様々な事情はあったにせよ、賃金を抑制し不安定な働き方へ追いやってきたツケは少子高齢社会において思わぬ形で大きく返って来ることになります。若者が結婚したい、子どもを持ちたいと思っても、低賃金や不安定な雇用形態ではそれも叶わず、日本の少子化はどんどん加速していったのです。

 

 

「今からあなたにできること」に抜けている視点

 2作目にあたる『未来の年表2 人口減少日本であなたに起きること』では、後半部分に「今からあなたにできること」という章を設け、この人口減少社会に対して個人レベルでできる対策についてまとめられています。

 ・・・が、最初の項目を読んだ時点で私は目を伏せたくなりました。だってタイトルが、

 

 働けるうちは働く

 

ですもん(´;ω;`)

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 いや、これは正しいんですよ。まったく正しい。人生100年時代と呼ばれる中で我々の寿命は延びています。だから従来のような60歳退職では、退職後に生活費が底をつく=老後破綻となるケースが増加するのは目に見えています。

 だからこそ60歳を超えてからも労働収入を得て少しでも必要な生活資金を貯めておくというのは現実的な選択肢です。

 

 だけどね、私は早く辞めたいんです(^^; 

 いくら寿命が延びて元気なお年寄りが増えているとはいえ、自分の健康寿命がいつまでかなんて誰にもわからないじゃないですか。70歳で退職してやっと自分や家族のためだけに全ての時間を使おうにも、翌年にポックリ・・・なんてことになるかもしれません。特に男性なんて健康寿命72歳くらいって言われてますからね。70歳まで働いてしまったらあと2年しかないじゃないですか!

 

 本書は本業や副業、企業については記載がありますが、あくまでも労働収入に固執している点が問題です。働くのが大好きならそれで構いません。しかし残念ながら人口減少が見込まれる日本で労働収入に労働収入を上乗せしても、しんどいだけで効果は低いと思いますね。

 

 

人口が減少する前に資産形成を始めること

 結局のところ、若いうちから将来を見据えて資産形成を始めるのが最も確実で安全に人口減少社会に対応するための方策です。

 

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 金融機関もこれからは「貯蓄から投資」であるという政府の求めに応じる形で、一斉に資産運用ビジネスを拡大していますが、多くの日本人にとって資産運用にはまだ馴染みがあるとは言えません。それは長い間魅力的な金融商品がなかったことや資産運用を考えなくても給与収入と年金だけで何とかなってきたという時代背景があったためです。

 しかしこの人口減少が確定している今後の日本では、自分自身で資産運用をしていかなければ安心な将来を迎えることなんてできません

 株式や債券は難しいという方でも、少額から始められる積立NISAやiDeCo、投資信託は難しいことを考えずに始めることができます。今後は若いうちから将来設計の基本として、一人一人が資産運用に取り組んでいくことが重要なのではないでしょうか。

 

 積立投資は初心者でも低リスクで始めることができ、おススメです。

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学資保険が過去の遺物である理由

 

学資保険はかける価値なし

 我が家では昨年第一子が生まれましたが、学資保険をかけるつもりは一切ありません。子どもには(もちろん本人の希望が最優先ですが)大学までは出て欲しいと考えており、私立理系に行き下宿した場合の必要資金が4年間で1,000万円近くに達することもわかっていますが、その資金を学資保険で貯める選択肢は自分としてはあり得ません

 

 個人投資家のブログを読むと、生命保険や医療保険をザクザク削ってそのお金を投資資金に回している方が沢山いらっしゃいます。その点私は妻の意向もあって生命保険の掛金として結構な金額を毎月掛けています。ですので我が家の家計を見ると、たぶん多くの個人投資家が「はっw ダサッwww」と鼻で笑うと思います(^^;

 しかし、そんな保険かけまくりの私や妻でさえ学資保険だけは「明確に損」だと認識しているのです。私だけじゃありませんよ? 私と比べて投資知識の少ない妻でさえ同意見なのです。

 

 

 

学資保険は返戻率が低すぎる たった110%!?

保険ブリッジさんの記事によれば、

学資保険ランキング

 ソニー生命の「学資保険スクエア」が現行学資保険の中でトップの返戻率を誇るとのこと。表では108%がMAXですが、プランによっては110%まで見込めるそうです。

 

 ・・・ちょっと待ってください。たった110%!?Σ(・□・;)

 110%ということは、例えば大学費用のために子ども出生から毎月3万円ずつ18年間かけ続けたとして受取時の額は、

 3万円 × 12ヵ月 × 18年間 × 110% =713万円

 

 それなりに貯まっているとは言えますが、それはあくまで単純な貯蓄と比較してのことです。

 

 

 

積立NISAなら学資保険より圧倒的に有利

 S&P500をベンチマークにしてる投資信託なら過去20年間の運用成績は8%近いです。まずは少し控えめに7%で計算してみましょうか。

積立NISA1

新生銀行のHPより)

 

 はい、なんと同じ月3万円の積立なのに18年後には1,270万円になりました。

 その差、なんと500万円以上!

 

 とはいえさすがに7%のパフォーマンスは高すぎるので、次に超控えめの3%で再計算してみましょう。

積立NISA2

 結果は857万円。

 これでも、学資保険との差は100万円をゆうに超えました

 

 あの天才アインシュタインは「複利運用」のことを「人類最大の発見」「宇宙で最強の力」とまで形容したと言います。単利の10%なんて複利の3%の足元にも及ばないことが良く分かるでしょう。

 そして積立NISAは税金がかからない制度ですので、この額はもちろん全て戻ってきます。ここまでの優位差があるのにあえて学資保険を選ぶメリットなど存在しません。

 

 

 

積立NISAのリスクは極小

「そうは言っても、投資信託はマイナスになる可能性もあるでしょ?」という疑問はもっともですし、実際そのリスクもゼロではありません。

 ですが、米国株式や先進国株式などの成熟し切った市場で18年間もの長期運用を行った場合、途中でリーマン級の大暴落が起きようとも極めて高い確率でプラスリターンが期待できることは歴史が証明しています。

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 また積立NISAは通常のNISAと比較して、そもそも選べる商品が極めて少ないため、初心者であっても変なものに手を出して大損を被るリスクは低いです。変な商品はあらかじめ政府によって除外されているためです。

 積立NISAというのは「最大20年間税金は免除するし手数料もめっちゃ下げとくよ。その代わり我々が指定する商品の中からどれに投資するか選んでね!」という制度ですから、投資商品としてここまでリスクの低いものは少ないのです。

 

 せめて2年前までならば学資保険にも意味はあったかもしれませんが、積立NISAの始まってしまった今となってはこんなものに価値はないというのが、私と妻の意見が一致するところです。

 

 

 

まとめ

 学資保険の返戻率はMAXでも110%(単利)。

 積立NISAならば3%(複利)で見積もっても18年間で100万円以上学資保険よりお得。

 長期投資ならマイナスリターンとなるリスクは極めて低い上、積立NISAなら変な商品はもともと除外されている。

 

 以上の理由より、学資保険に価値はなく積立NISAを利用すべき。

 私自身、去年からSBI証券で積立NISA口座を開設し、娘の大学費用を積み立てています。18年後の娘の姿が今から楽しみです!

 

 ・・・万が一、私立医学部に行きたいとか言い出したらどうしよう(^^; 調べたら6年間で2,300万円くらいかかるらしいんですよね。さすがにそうなったらアーリーリタイアの夢は潰えるなあ(笑)

 でも今から積立NISAを満額かけていれば、なんとかならなくはない金額かと。いや、うん、まあキツイけどw

 

 だけど娘のためならお金くらい出すさ! 親だったら、そう思いませんか?

 

子どものためにSBI証券で積立NISAを始める

 

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定年退職後の必要金額は5000万円 ~40代は今から動かないと間に合わない~

退職までに5,000万円を自腹で準備する必要がある

 一般的に、我が家のように夫婦二人の場合、ある程度裕福な老後(65歳~90歳)を過ごすために必要な生活費は1億円と言われています。
 今すぐ年金をもらえる世帯ならば共働き夫婦で年間300万円以上の老齢年金が計算できるため300万円×25年間=7,500万円は年金で賄うとして、残り2,500万円の貯蓄があれば大丈夫なわけですが、今後はそうはいきません

↓年金はカットされる。
www.midorineko.work

20年後、年金は4割カット。夫婦共働きだとしてももらえる年金は年間200万円と少しです。となると年金で賄えるのは半額の5,000万円程度となり、残りの5000万円を自腹で準備しなければ90歳までに破綻することになります。



 

平均的40代は自力であと4,000万円貯める必要あり

 ところで現在40代の貯蓄額は、中央値で1,074万円だそうです。
mylifemoney.jp

 ということは、現在40代の方は定年までの20年間程度であと4,000万円貯めれば良い計算になります。年収にもよりますが1年あたり200万円なので夫婦共働きならキツイわけではないですね。片方がパートでもなんとかなるでしょう。1人が専業主婦(夫)だと厳しいです。しかし自分たちの将来を真面目に考えるのであれば、いくら厳しいと嘆いても動かないわけにはいきません。漫然と散財し、余った額を貯蓄に回すような生活をしていれば老後破綻してしまっても不思議ではない世の中になっているのです。少子高齢化が加速度的に進んでいることを考えると、年金の減額は相当現実味を帯びているのですから。




 

ちゃんと長期投資で事前準備していれば心配する話ではない

 目安の為に、積立投資を20年間実施した時のシミュレーションをしてみましょう。40代から定年退職までという仮定です。
40代からの資産運用
 このように年利5%で毎月8万円ずつ20年間投資し続ければ3,300万円程度になることがわかります。これに退職金や月々の貯蓄なんかを合算すれば4,000万円はなんとか準備できる金額じゃないでしょうか。

 1ヵ月に8万円なんて無理? そうは言っても40代にもなって1,000万円しか資産を持っていないのは自分のせいなのですから、今更どうすることもできません。
 過去は変えられませんが未来は変えられます。40代で気づけたことにまずはホッとするべきで、気づいたからには今すぐ節約・貯蓄・投資を続けることで老後に備えるべきなのです。

↓今すぐ実践しないと40代はリミットぎりぎり。年間25万円節約する方法も載せています。
www.midorineko.work

 老後破綻する世帯はすさまじいスピードで増加しています。旧態依然とした考え方をあらためるべき時に差し掛かっていると言えるでしょう。

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老害化する株式投資家 VS まるで子どもの暗号資産投資家

 

なぜ株式投資家たちは暗号資産の躍進に対応できないのか

 インデックス投資や高配当株式投資を信条にしている株式投資家たちは揃いも揃って暗号資産を批判していますが、それには理由があります。

 

最適解が米国株への長期インデックス投資であることには疑いない

 まず、そもそも株式市場に対する長期積立投資というのはリスクが低い上にある程度のリターンがほぼ確約されているため、どれだけ豆腐メンタルであっても成功する可能性が極めて高いのです。

 私自身、長期的な米国株式投資が資産運用の中での最適解であることには同意しますし、実際に私の投資のメインはあくまでも米国株投資です。

 

↓この記事とか

www.midorineko.work

 

↓この記事とか

www.midorineko.work

 にも書いているので、参考まで。

 

 

バブルが崩壊したため、暗号資産界は今後伸びる

 ウォーレン・バフェットは「自分がわからないものには投資しない」と明言し、暗号資産も批判しています。この考え方は確かに一理ありますし、実際にバフェットは自らの理論で利回り20.8パーセントという、神様としか思えないほどのリターンを得続けている投資家です。


 あなたが20代で十分な投資時間を持っていたり本業が高収入で爆発的な入金力を持っていたりするのであれば、リスク・リターンのバランスから言ってもインデックス投資一択で十分でしょう。私だって同じ立場ならそうします。だって思考停止していてもほとんど確実に一定のリターンが得られるのですから。そりゃあ、楽ですよ。

 しかし現実的にはそうじゃない人もいます。すでに30代後半の方、本業が低収入な方、家族を持っており自由に投資資金を捻出できない方・・・。(私自身もそうですが)そういう方々がアーリーリタイアを目指そうと思えば、どうしてもリスクを取る必要があるのです。


 その点、バブルが弾けたばかりの暗号資産界というのは、非常に大きなリターンが期待できる環境にあります。株式原理主義の投資家は臆病風に吹かれて投資に踏み切る度胸がないようですが、それは思考停止による機会損失に他なりません。

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 今暗号資産に投資すべきヒントは3つ。

①株式市場と暗号資産市場の規模の差=歪み

②各国による規制とETF認可までの猶予期間

③実需の進捗具合

④過去何度もあったバブル後のチャート


 運命はいつだって勇者に微笑むものです。

 

 

老害化してFUDを流す著名投資家

しかし、実際にはリップルは国際送金で使われることは無く、既存のクレジットカードなどのキャッシュレス決済に負けてしまいました。

 

理由はコインチェックの流出で露呈した、ハッキングにより簡単に盗難や改ざんが行えてしまうことです。

 

金融には正確さ、安全性が第一であり、それをおざなりにすればいくら送金速度が速くても価値はありません。

 

今でも仮想通貨をガチホしている情弱はいないとは思いますが、今でも夢を見続けているのであれば一刻も早く売り払った方が賢明です。

 ↑は株式投資界では有名な方のブログ記事引用です。

 暗号資産界やXRPの現状をきっちりと勉強している人からすれば、これを読むだけでこの方が暗号資産について全くの無知であることがわかるでしょう。

 

 国際送金で使われる可能性があるのは「リップル」ではなく「XRP」ですし、XRPがクレジットカードに負けた事実もありません。それどころか世界中の金融機関がこぞってXRPの採用に手を上げ始めているのが2019年3月現在の状況です。

 例えるなら、M-1とR-1をダブル受賞して現在芸人界で最も勢いに乗っている霜降り明星に対して「あいつらはもう終わった」と言っているくらい滑稽な話です。

 さらにコインチェック事件で露呈したのは、「杜撰な管理をしていれば」簡単にハッキングされてしまうというごく当たり前の事実だけであり、改ざんができるなどというのは全くの出鱈目です。

 

 こんな記事を出してしまったことでこの投資家は、自身が暗号資産について全くの情弱であるということが露呈してしまいました。"雉も鳴かねば撃たれまい"とはよく言ったものです。

 バフェットに倣って自分のわからないものに手を出さないという思想は良いと思いますが、わからないのに適当な出鱈目をでっち上げて嘘八百を並べるのは自分の首を絞めることになるのでお勧めできません。

 バフェット本人のパフォーマンスも最近落ちてきていますし、やはり人間歳を取ると頭が固くなってしまうのでしょうか。

 

 

 

未成熟な市場のチャートはボラティリティが大きい

 ”老害”化した株式投資家がなぜ暗号資産市場に参入することを躊躇うかというと、ボラティリティが大きいことが一因です。

 そもそもチャートというのは成熟した市場ほどボラティリティが小さく、未成熟な市場ほど大きいわけで、それは過去の種々の市場のチャートを見ても明らかです。

 彼らの多くが持つ武器は成熟した市場でしか役に立たないのですから、未開の地である暗号通貨市場を「理解しがたいもの」としてむやみに叩きたくなるのも仕方ないのかもしれませんね。

 

↓”老害”さんたちは、暗号資産の今後について一度まとめて勉強してはいかがかと。指針さんの本がおススメですよ。


◆◆仮想通貨で勝つすごい指針 〈袋とじ〉著者の保有銘柄と投資割合を大公開! / 指針/著 / KADOKAWA

 

 

 

まるで子どもの暗号資産投資家

 一方、暗号資産投資家の中にも問題の多い人種が2パターンいます。

「認知的不協和くん」「責任逃れ大好きくん」。どっちも”子ども”で、”老害”である株式投資家とは対極ですね。

 

認知的不協和な暗号投資家

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(ライアーゲームより)

 

 

 「辛い仕事だけどやりがいがある!」というセリフをよく聞きますが、そのセリフを吐いた人に聞いてみたいです。

 

「そのセリフ、本気で言ってるの?」と。

 

 

  自分の選択が誤っているにも関わらず正しかったと思いたいのは、人間誰しもそうなのです。

 私は自分の本業好きですよ? これは完璧に本音です。だって人間関係も良好だし勤務評定も悪くないし、何より本業しながら投資の知識を仕入れられますもん。

 だけど年度末は大嫌い。これも本音です。だって死ぬほどしんどいですもん。自分に嘘をついておらず辛いことを仕方なく受け入れているので、私は認知的に不協和ではありません。

 

 話が逸れました。

 暗号資産界における認知的不協和状態とは、つまり「自分の応援している通貨の価格が上がらない」という状況を信じることができず、本来の目的と手段とを見失ってしまうことを意味します。2019年3月現在、暗号資産界自体が絶賛低迷中なので、ロングポジションで利益を出している方は超少数でしょう。私ももちろん含み損を抱えている状況です。

 しかし、私が単純に自分の含み損を受け入れているのに対し、認知的不協和状態に陥った個人投資家たちはそうではありません。


 上でXRPを出したのであえてXRPで話をするならば、「XRPは厳密には暗号資産じゃない」という批判をする方がいます。しかしこれはまったくの的外れで、別にリップラーたちはXRPが暗号資産だから投資をしているわけじゃありません。全員が全員そうではないかもしれませんが、少なくとも私は「暗号資産だから」じゃなく「価格が上昇する可能性が高いから」投資しているのです。
 暗号資産から投資に参入した人が認知的不協和状態に陥りやすい1つめの理由は、そのほとんどが投資素人だからです。それなりに経験を積んでいる人間ならばバッサリと損切りするところを、

 

 1.最初は儲かるからと思ったから始めた(儲けるのが目的)

 2.しかしバブルは崩壊、大きな損失を抱える羽目に・・・

 3.「そうか、自分は儲かるのが目的じゃなくてXRPを応援するのが楽しいんだ! だから最悪儲からなくても良いんだ!」(損失を被っている状況を直視できず目的を見失っている)

 

 こんな風に自らの認知を都合よく修正してしまっているのです。もはや言い訳をする子どもと何も変わりません。

 もっと言えば、彼らはマルチ商法信者と全く同じ論理を持っています。最初は儲かるからと思い込んで始めたマルチ商法が実はアーリーアダプター超有利のゲームで自分が儲かることはないと内心気づいていながらも、(家族や友人を誘ってしまったがために)今更辞めることなんてできず、「で、でも商品は良いんだよ! 商品は!」なんて見当違いな主張をし始めるのです。

 

↓こういう記事も書いています。

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 マルチ商法で話が逸れました。

 そして彼らが認知的不協和に陥りやすいもう1つの理由は、投資素人であるために1つの銘柄に集中投資するという愚を犯していることです。適度に分散投資していれば、あるいはきっちりと余剰金で投資を行っているのであれば、1つの銘柄がプロジェクト頓挫し価格の上がる可能性がなくなってしまったとしても、それほど気にはなりません。それを躍起になって「いや、○○は絶対に上がる!」と頑なに信じ込んでホールドし続けるのは、リスク管理が足りていないことの証明にほかならないのです。


 そうした思い込みは、行き過ぎると「私の選択はすべて正しく、それ以外を選んだ人は全て間違っている」といったような、とんでもない自己愛と独善にまみれた考え方に進化してしまいます。暗号資産界にはそういう輩がいまだに残っているのはツイッターでの不毛なやりとりを見ていればだいたいわかると思います。

 

 

 

投資したのは自分の責任なのにね

 前述のとおり、暗号資産投資家の多くは素人です。そのため、投資がどういうものかわかっていないのに参入してきた人も沢山います。

 国産通貨のNANJが分かりやすい例ですが、そういう輩は自らの責任を棚に上げてトークン価格の下落を全て運営の責任にしようとします。もちろん株主は企業に対して意見する権利を持っていますが、それにしても暗号通貨界ではその愚行が目に余るんですよね。「金返せ」とか「詐欺だ」とか・・・そんなレベルの批判をされても運営側としても困るでしょうに。一緒にNANJを盛り上げてやろうとか、そういう気持ちになれないものですかね。

 どれだけ余裕ないのよと。子どもなのかよと。

 

<以下、2019年3月21日追記>

↓"MONEY Zine"にこんな記事が上がっていました。(引用元が「仮想通貨」表記なのでそのままにしています)

moneyzine.jp

 

「仮想通貨以外に、どんな資産運用をされていますか?」の質問に対し、「他の資産運用はしていない」と回答した人が40.9%に達したとのこと。

 調査期間が2019年1月30日(水)~2019年2月13日(水)ということなので調査時点ですでに仮想通貨の旬は過ぎており、2018年から参入した仮想通貨投資家の多くはとっくに引退しているものと思われます。2018年にアンケートを取っていればこの割合はさらに多くなっていたものと推測されますね。

 

 この調査により仮想通貨投資家というのがどれだけ知識も経験も浅いなんちゃって投資家の集まりなのかが判明しましたが、「やっぱりなぁ・・・」というのが第一感です。自分がやった投資の責任くらい自分で持ちましょう。

<追記ここまで>

 

株式も暗号通貨もどっちもやれば良いじゃない

 私の投資方針は今がチャンスと考えている暗号通貨で種銭を増やし十分な元手を作った後、伝統的な米国株投資に参入するというものです。

 ↓これです。

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 いわば暗号資産投資と米国株投資のハイブリッド。「良いものは良い」、だけど「チャンスがあるなら臆せず取り入れるべき」。

 そう信じて、これからの20年間を生きていきます。

 

 どっちもやれば良いじゃない!

 

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退職後にやりたいことを列挙しておく大切さ

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長期投資は我慢との戦い

 長期投資は地味で退屈なものです。

 毎月の給与時に入金する投資法だと、月に1度決めた銘柄に投資し後は翌月まで放置しておくことを毎月毎年繰り返すだけです。たまに配当金を手動で再投資したり別の銘柄に手を広げてみたりもするでしょうが、基本的には代わり映えしないルーティンワークが何十年も続くことになるでしょう。

 

 さらに私の場合は年初に「今年の投資分」としてまとまったお金を家計から捻出しそれを一年間かけて投資していくのが基本的な方針ですが、毎年の年初に必ずまとまったお金がある場合下手に時間分散を図るよりも1月1日にその年の投資額を全額まとめて入金してしまった方が長期投資の効果が得られやすいのは明らかなのですから、極論を言えば1月1日に買い注文を出して後の364日はずっと口座を放置しておくのが期待パフォーマンスとしては最高になるのです

 実際には毎月の給与からもいくらか入金してますし、その時の相場の状況も考えながら投資しているため(例えば2019年の今年であれば、仮想通貨全般が下落相場で始まる可能性が高かったため、1月1日に全額投入はやりにくかった)、必ずしもそういう戦略を取っているわけではありませんが。

 

 とはいえ、基本的に退屈なことには変わりないという悩みは尽きません。そしてこの退屈に負けてしまいつい慣れない短期売買に手を出し火傷を負ってしまう人が続出するのが長期投資の鬼門。

 

 

 

目的を明確にしておくこと

 それを防ぐために大事なのは、自分は何のために(そして誰のために)投資をしているのかを明確にしておくことです。

 

↓この記事でも書いています。自分が死んでも株や仮想通貨は財産として残るのです。

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 「自分の最終目的は○○であり、そのために○年後には△△を達成しておく必要がある。ということは○年後には◇◇が実現していればなんとかなりそうだぞ」という逆算から自分の投資金額や投資期間を決めている方は多いでしょう。私もそうです。だからこそ、短期的な目標がXRPを68,000枚集めることに収束しているのです。

 

 ひとつひとつの目標はいくつあっても良いですが、最終的な目的だけは決して忘却せず持ち続けることが大切です。

 

 

 

マルチ商法から学ぶ

 ところで、マルチ商法における勧誘方法の1つに「カモにする人物に、自らの夢や目標を列挙させる」というものがあります。紙でもエクセルでもなんでも良いので、どんな荒唐無稽な夢でも30個くらい列挙させて「見える化」するわけです。

 彼らはそこから「会社員を続けていてこれらの夢が叶うと思う? 難しいよね? だけど、○○(マルチ商法の名前)なら叶えることができるんだ!」というような感じでマーケティングに引き込んでいきます。

 

 ↓マルチ商法についてはこの記事でも言及しています。カモられないためにもぜひご一読を。アムウェイとかニュースキンとか、聞いたことありませんか?

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 そして実はこの夢の見える化というのが、マルチ商法だけでなく長期投資を続ける上で役に立つのです。

 長期投資は本当に退屈です。途中で短期売買に手を出したい衝動に駆られることが何度もあります。そういう時「投資とは単なる手段であって、自分の目的は別にあるのだ」ということを自分自身に思い出させるためのツールとして、この見える化は有用と言えます。

 

 決して、手段と目的とを間違えてはいけません。お金は人生を豊かにするためのツールにすぎないのですから。

 

 

 

健康寿命はそんなに長くない

 人間には「寿命」と「健康寿命」とがあります。生きてはいても、元気でいられる寿命は思いのほか短いものです。

平均寿命と健康寿命を知っていますか? | 1からわかるロコモ 基礎知識編 | 大正富山医薬品株式会社によれば、男性の健康寿命は71.19歳

 

 ということは、普通に65歳まで働いて定年退職した場合、6年かそこらしか健康に暮らせないわけです。仕事=趣味の方ならともかく、私はそうじゃありません。もっと第二の人生を満喫したいです。だからこそ、「稼ぐ→節約→投資」のサイクルを早期から回すことでアーリーリタイアを目指して退職後の時間を長く取ると共に、いざ退職した後時間を持て余さないためにも自分のやりたいことを見える化しておくことが大切なのです。

 ↓こういうことです。

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血管が若がえれば健康寿命はのびる [ 石井光 ]

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豆腐メンタルの自覚がある人こそインカムゲイン投資をすべき。ただし…

はじめに

 私の投資スタイルは仮想通貨(暗号資産)投資をメインにしているこの先数年間こそキャピタルゲイン投資ですが、そこから先は(ほぼ)アメリカ株のみに投資するインカムゲイン投資にシフトチェンジします。

 なぜインカムゲイン投資を軸に考えているかというと、その一因は「自分に豆腐メンタルの自覚があるから」に他なりません。

 


インカムゲイン投資ならストレス0

 インカムゲイン投資はキャピタルゲイン投資と異なり、株価を一切考える必要がありません。狙いはあくまでも配当金をどれだけ積み上げるかの一点なので、投資先の運営状態さえ定期的に確認しておけば基本的に放置しておいて良いのです。値動きに一喜一憂しなくて良いというのは、投資において相当なアドバンテージですよ。特に、就職してすぐにFX投資にハマった自分にとっては(^^;
 これほど豆腐メンタル向けの投資法があるでしょうか?

 昔イチローが「打率は下がるけど安打数は積み上げるだけだから一喜一憂しなくてすむ。だから僕は安打数を狙うんだ」的な発言をしていましたが、これって

打率=株価
安打数=配当金

に置き換えても同じことが言えますよね。
…まあ配当金は減配という悪夢が全くないわけではないですが(^^; それでも減配になる前には予兆がありますので、定期的なチェックさえ怠らなければ酷いことになる前に対処できるでしょう。

 


出口戦略も不要

 またキャピタルゲイン投資の場合だと利益を最大化するためにいわゆる出口戦略に頭を悩ませる必要がありますが、インカムゲイン投資にはその必要さえありません。金の卵を産む鶏を可能な限り高い値段で売り飛ばすのがキャピタルゲイン投資なら、インカムゲイン投資は決して鶏を売りません。売らずに自分の息子や娘に相続するのです。鶏は世代を越えてブクブクと太り続け、三代も過ぎた頃には年間1000万円以上の卵を産み落とすようになっているでしょう

 働かずして年収1000万円も得られるようになれば、我が家はもはや富裕層! 私がそこまで見守れるかは判りませんが(^^;ぜひそこまで到達して欲しいところです。

 

ただし、本職がキツい人には向かない

 インカムゲイン投資にも弱点はあります。
 それは、短期間では絶対に結果が出ないこと。

 例えば大卒すぐ、22歳で就職した人を想定してみましょう。就職したての頃は資産もないでしょうから元本はゼロ。しかし給与時には頑張って毎月10万円をインデックス投資に回したとします。利回りは税引き後5%と想定。
 アーリーリタイアに必要な金融資産はおおよそ5,000万円と言われていますから、何年間あれば5,000万円を達成できるかを計算してみます。

資産運用シミュレーション

資産運用シミュレーション : 金融庁より)


 するとこのように、23年間必要であることがわかります。アーリーリタイアは早くても45歳の時ですね。45歳というのは確かに非常にスピード感のある経済的自由達成ですが、問題はそこではなく・・・

 嫌いな仕事を23年間も我慢しながら続けられるの?
 
 ということなのです。

 少なくとも私だったら前職のようなブラック企業で23年間も働くことは絶対にできませんでした。
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 だいいち、毎月10万円を投資に回し続けるというのは非常に困難です。結婚や出産などといったライフイベントもありますし、自動車や住宅を購入するとなれば今までに積み上げた資産を取り崩すことも必要になるでしょう。また、利回り5%を継続できる保証だってありません。45歳退職などというのはあくまでも取らぬ狸の皮算用に過ぎないのです。そんな不確定な未来に向かって嫌いな仕事をやり続けるのは正気の沙汰ではありません。

 無理をして体や精神を病んでしまっては元も子もないですからね。ブラック企業で働いている場合は、まず本職を変えるなりして地盤を立て直してからインカムゲイン投資を考えた方が良いと思います。卵は所詮卵であり、突然翼が生えて大空に舞い上がることなんてないのですから。


↓こんな記事も書いています。少し力を抜いてみることで嫌いな本職でも落としどころが見つかるかもしれません。
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会社員は様々な面で自営業よりもお得です。あまり早くにアーリーリタイアするとそのメリットを捨てることになるので、ストレスの少ない仕事を長めに続けて十分なキャッシュフローを得てから、満を持して退職する手もありますよ。
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まとめ

 ・インカムゲインは豆腐メンタルな人に向いている
 ・ただし短期間では結果が出ない
 ・よって本職がキツイ人は、まずそちらをどうにかするべき


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