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30代からの投資でアーリーリタイアを目指す記録。日本に拘りはなし。

PER・PBR・ROEについて

  私は2024年を目途にメインの投資対象を、仮想通貨から米国株に移す予定にしています。将来に向けて現在少しずつ株式の勉強をしているので、備忘録的に本ブログに残しておきます。

 今回は、株式投資をする際の重要指標であるPER、PBR、ROEについて。

 

 

PERとは?(株価収益率)

 PERとは、企業の収益力と株価を比較することによって、株価がどの程度の水準にあるのかが分かる指標です。
簡単に言えば、会社の出す利益に対して今の株価が安いのか高いのかを判断するわけです。また同業他社と比較することで、割高なのか割安なのかを判断するときにも便利な指標です。
PER = 株価 ÷ 1株当たり利益」で求めることができ、PERが小さい数値ほど株価が割安で高いほど割高だと考えられます。


例)

A社:株価が1000円。1株当たり利益が50円 → PERは20倍。
B社:株価が500円。1株当たり利益が50円 → PERは10倍。


 この場合、A社のほうがB社より人気があって買われているということになりますが、
「B社の株価は割安だ」という比較ができるのです。


 注意点として、PERにはこれ以下が割安でこれ以上が割高といった明確な基準がないため、上記の例のように、他の銘柄の価値と比較することで判断する必要があります。

(いちおう、一般的な目安として20倍以上なら割高、20倍以下なら割安とされてはいます)

 

 

PBRとは?(株価純資産倍率)

 PBRとは、1株あたり純資産額に対する株価の倍率(状況)を測る指標で、企業の資産面から企業価値に見合った株価かどうかを判断するのに役立ちます。
PBR(株価純資産倍率) = 株価 ÷ 1株あたり純資産額で求めることができ、この数値が高いと株価が割高、低いと割安と判断できます。

 

 

 PBRは、株価の下落時の底値(下値)を探る指標としても使われます。
一般的に、PBRが1倍で会社の清算時の価格と現在の株価が一致しているということになります。
 よってPBRが1倍を下回っていれば株価は底値圏にあり、割安だといえるでしょう。

 また、PER(株価収益率)が異常値になった場合の補完的な尺度としても有効です。
ただし、PBRは純資産で算出しているため、企業の短期的な株価変動に対しては投資尺度になりにくいという点があります。さらに将来の利益成長力も反映しにくいため、PBR単独で投資尺度にするには問題があると言えます。

 

 

 

ROEとは?(自己資本利益率)

 最近重視されつつあるROE。ROEとは、会社が株主から集めた資金に対し、企業がどれだけ利益を生み出しているのかがわかる指標です。そのため配当能力を測定する指標としても使われています。

ROE = 当期純利益 ÷ 株主資本 × 100」または、
ROE = 一株当たり当期純利益 ÷ 一株当たり純資産額」で求めることができます。


 ROEが高いほど株主資本をより効率的に活用し、より多くの利益を上げていることになります。日本企業は伝統的にこの値が低かったのですが、近年このROEを重視する企業が増えてきたと聞きます。

 ようやく日本でもアメリカのように、労働者よりも株主を重視する空気が出始めているのが嬉しいことですね。

 

 

まとめ

 PER:株価収益率。値がさいほど割安感。20が基準。

 PBR:株価純資産倍率。値がさいほど割安感。1が基準。

 ROE:自己資本利益率。値が大きいほど利益を上げている。

 

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