超詳細なライフプランシミュレーションは常陽銀行で!
将来の収入と支出とを複合的に考えてライフプランを立てるには、専用シミュレーションソフトが必須です。今では様々なサイトで簡易的なシミュレーションができるるのですが、常陽銀行のサイトでは群を抜いて詳細な入力が可能です。まるでFPさんの使っているソフトのようです。
今回、共働き子ども2人でアーリーリタイアを考えている私たち夫婦のライフプランをシミュレーションしてみました。すると驚きの結果が・・・。
- 超詳細なライフプランシミュレーションは常陽銀行で!
- 「詳細入力」から進んでいきます
- 各種入力画面から必要情報を入力していきます
- 我が家は68歳で破綻します(合掌)
- 55歳から年間225万円の配当金を得た場合の試算
- 共働き子ども2人でアーリーリタイアするには資産運用必須!
※本記事の以下の画像は、全てライフプランシミュレーション:常陽銀行から引用しています。
「詳細入力」から進んでいきます
このような画面が表示されるので、「今すぐシミュレーション」>「詳細入力」から進んでいきましょう。
各種入力画面から必要情報を入力していきます
この画面を見るとよくわかりますが、半端なく詳細な入力が可能です。他のサイトだとここまで複雑な条件は設定できません(^^; 入力する私の側が使いこなせないレベルですw
「ご家族情報」の入力
家族情報を入力します。誕生日とか結婚記念日は適当に入れていますので実際のものとは異なります。またこの画面ではまだ生まれていない子どもも入力することができます。うちは将来もう1人ほしいので、再来年生まれるものとして考えます。
「収入情報(給与等)」の入力
自分と配偶者の給与情報を入力します。例によって職業とか会社規模は適当に入れています。まあシミュレーション結果画面を見る限り年収の上がり方はうちの会社と同じくらいだったので問題ないでしょうw
あと、退職金については既に↓の記事で試算したとおりのものを入れます。そして夫婦ともに55歳退職と考えます。果たして共働きならアーリーリタイアはできるのか!?(タイトルでネタバレしとるがな・・・)
「収入情報(公的年金等)」の入力
公的年金についても、↓の記事で試算した結果を入力しました。当然公的年金は4割カットを織り込んでいます。夫婦共働きなのに公的年金あわせて200万円ちょっとって、アーリーリタイアでの減額分は仕方ないにしても日本の将来暗すぎでしょうが!
「収入情報(その他収入等)」の入力
とりあえず、「0」で入力してみます。副業をしていない会社員などの一般的な人はここは0になるはずです。
「支出情報(生活費)」の入力
保険料や住宅費等を抜いた生活費を入力します。うちは子どもが2人になったとして、おおよそ月20万円程度で暮らしていこうと思っています。
またリタイア後の月35万円が出費しすぎじゃないの?と思うかもしれませんが、私もそう思いますw でも画面中央の下の「竹 毎月35万円」という部分に該当するのが、「日本人が豊かな老後の生活を送るために必要と考えている1世帯あたりの金額に近い水準」らしいので、そのまま使わせてもらいました。
ちなみに旅行の費用とかは別の画面から入れます。・・・いや、やっぱり月35万円は使いすぎだよなぁ(^^; でもそう書いてるからいいことにしましょ。
いちおう75歳以上になったら80%に減額することにしました。
「支出情報(住宅費)」の入力
住宅ローンについても「詳細に入力」を選択すればかなり正確にシミュレーションできるのですが、疲れてきたので簡単な方でやりましたw
うちは35年ローンで、固定金利&1%台の低金利のため資産形成を優先して繰り上げ返済はしない予定にしています。よって67歳までローンが続きます(実際はアーリーリタイア時に一括返済するつもりですが)。
「支出情報(その他支出)」の入力
「自動車購入」「リフォーム」「家具・家電」「海外旅行」の項目についておおよその額を予想して入力します。旅行にお金かけすぎに見えるかもしれませんが、我が家は夫婦ともに旅行好きですし、アーリーリタイアする理由の1つが「世界一周旅行をしたいから」です。よって旅行に関しては多目に見積もっておいた方が良いのです。
そろそろ楽天トラベルさんも世界一周プラン作ってくれませんかね。国内は安いからよく利用するのですが、海外はどうなんでしょ。
あと、車代高すぎかもですが、エスクァイアほしいんですよね(^^;
エスクァイア Gi 7人 ZEUS新車コンプリート エアロ 車高調19AW(トヨタ)
個人投資家として「自動車は負債」ってわかってるつもりですが、それはそれとしてほしいものは欲しいのです。実際に買うかどうかは別ですし、60歳超えてまでこんな大きい車は要りませんが。
逆にリフォーム代は安すぎかもですし、医療介護費も0にしています。この項目については正直適当に入れた感はありますね。
ちなみに本人に万が一のことがあった場合には支出するしないを選べるようにもなっています。私は家具・家電とリフォームのみ支出するを選びました。
「支出情報(教育費)」の入力
第一子、第二子ともに、幼稚園と高校・大学は私立にしました。また大学は下宿を選択。高校はともかくうちから大学まで通うのはしんどいので実際にそうなりそうです(^^; いちおう高めに見積もるために大学は私立理系を選択。
あ、共働きなので実際は幼稚園じゃなくて保育園になるのですが、そこは選べなかったので幼稚園になっています。あと書いていて気づいたのですが、習い事代も自動的に入るんですねこれ。すっかり忘れていましたがなんという安心設計!
個人的には自分がやりたくてさせてもらえなかったピアノを習ってほしい。弾けたらカッコいいんだよなあ。まあでも、本人の意思優先です。
「支出情報(結婚)」の入力
子ども2人とも、結婚時に200万円を援助することにします。結婚してくれるかなあ。相手見つけてくれるかな。私としては、とっとと独立してほしいのです(^^;
「保有資産情報(金融資産)」の入力
現在の預貯金&積立NISAや個別株の額を入力します。なお、iDeCoについては別画面で入力になるのでここには入力しません。仮想通貨は他に入れようがなかったので、「外国株式」に入力しておきました。
家の頭金で3年前に大量出費したおかげで資産が少ないのよね、30代共働きでこれって恥ずかしい(^^;
入力欄は分かれていますが、ここに入力しても特に配当金までは考慮してくれないようです(そりゃそうだ。利回りもわからないのに(^^;)。
「保有資産情報(確定拠出年金)」の入力
iDeCoについてはこの画面から入力です。ちゃんとポートフォリオごとに入力できるのが凄い! そこまで対応してるなんて・・・。
ちなみにアーリーリタイア後は月額68,000円まで拠出できるようになりますが、掛ける期間が5年間しかないのはリスクが高いため現役時代の掛金を維持しようと思っています。
「既加入保険情報」の入力
保険もかなり詳細な入力が可能になっています。が、面倒なのでもうざっくりにしましたw 私の入っている保険は10年間集中的に掛金を投入すれば後は0円になるタイプのものです。
自動車保険とか火災保険に入れたチェックがどう影響するのかわかりませんが、自動的に支出に上がって来るのでしょう。
これで入力は終了です。右下の「次へ」をクリックすると気になる結果が・・・!
我が家は68歳で破綻します(合掌)
左上の赤信号がまぶしい!
さらに診断結果には厳しい文面が・・・。
お客様の資産形成計画を見直す必要がありそうです。リタイア時点の資産額は約7,559万円で、68歳で資産が枯渇し、90歳の資産額はマイナス6,097万円になるおそれがあります。リタイア時点であと約5,508万円の準備が必要と見込まれます。
65歳までに収支が赤字となる期間があり、赤字の合計は8,306万円となることが見込まれます。
なんと夫婦二人ともが55歳で退職した場合、私が68歳の時には資産が枯渇するという予測が! これはダメダメですね~。
55歳から年間225万円の配当金を得た場合の試算
上のプランではアーリーリタイアから15年も保たずに我が家は破綻することがわかりました。そこで修正案を考えます。
↓この記事で書いたとおり、55歳時点で手持ちの金融資産から月々225万円の配当金を得ることが成功した場合です。
「その他の収入」欄に55歳以降の収入225万円(税引き後)を入力します。「副業」の欄に入れていますが、特に意味はないです。
この結果どうなるか??
青信号!
お客様の資産準備状況と資産形成状況は順調と思われます。リタイア時点の資産額は約7,968万円、90歳の資産額は約4,693万円になると見込まれます。より豊かなリタイア後の生活を送るために資産形成計画の見直しをご検討ください。
65歳までに収支が赤字となる期間があり、赤字の合計は5,853万円になることが見込まれます。
やったね! リタイア後の収支赤字に関しては織り込み済みなので、何の問題もありません。配当金等で年間225万円の収入があれば、夫婦共働き子ども2人での55歳退職は夢じゃないことがわかります。本記事のタイトルは「投資せず貯蓄だけに頼った場合」の注釈付きになりました。安心した!
とはいえ生活費を月20万円で低めに設定していたり、保険の内容を適当に入力していたり、介護に関する費用を0円で入れていたり、そもそも2人目が生まれるのか? 逆に3人目まで生まれる可能性も!? とかかなり怪しい部分は多いので、過信は禁物ですね(^^;
生活環境が変わるたびにこういうシミュレーションは必要になってくるでしょうね。
共働き子ども2人でアーリーリタイアするには資産運用必須!
以上のシミュレーションから、共働き子ども2人で55歳退職するためには資産運用なしでは不可能という結論が得られました。
これは当たり前の話で、投資(※長期投資に限る)の方が貯蓄より有利なのは歴史が証明しています。この平成も終わるような現代において、いまだに投資をギャンブルだと思っている情報弱者ではこの先細りの日本で生きていくなんてできません。
(参考)
というわけで、私の場合はバブル崩壊により今後実需の期待できる仮想通貨(暗号資産)投資をZaifとCoinExchangeで、そして日本よりも高配当株の多いアメリカ株をSBI証券でそれぞれ積立購入しています。
そもそも資産運用をせざるを得なくなった理由は、20年後(もう十数年後でしょうか)に待ち構えている厚生年金の4割カットが原因ですからね💦
政府なんとかしろよ! と言いたいところですが、人口の減少する日本に今後公的年金の増額や株価の上昇が期待できるとは思えない以上、そりゃ一般人も海外株や仮想通貨への投資を考えるってもんです。貯蓄だけしてても破綻するのが明らかなんですから。
私がやってるiDeCoも積立NISAも、政府からのメッセージですよ。
「老後の備えくらい、自分の責任でやりなさい」って。
本当、世知辛い世の中です。
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