- 高配当株フェイズに向けての準備が大切
- 参考にした記事や書籍
- ETFを使うと配当利回り4.5%達成は困難か
- Jリートはどうか?
- となるとやはり米国株だが・・・。
- キャピタルゲインを完全に捨て去る選択はありかも
- まとめ
高配当株フェイズに向けての準備が大切
この記事で書いた通り、
私の投資方針は基本的に高配当米国株(一部日本株)によるインカムゲイン取得を狙うというものです。有名投資家さんの中では、バフェット太郎さんや三菱サラリーマンさんなどと同じ手法です。
しかし我が家は子供もいますし共働きで妻の意向もあるため、思うように投資に多くの資金を回すことは難しく、そのため元手を増やすために2023年までの間は暗号資産によるキャピタルゲインを狙うことにしています。
とはいえ自分にとって最も大事なのはあくまでもその後の高配当株フェイズであることは言うまでもなく、猶予のある今のうちからどういう銘柄をどの程度購入するかの作戦を練っておくことが大切です。
狙うは、配当利回り税引き後4.5%
そう簡単に達成できる目標はないことは重々承知ですが、不可能な数字ではないことは歴史が証明しています。今回は2019.3.31時点での自分の考えをここに記しておきます。
参考にした記事や書籍
三菱サラリーマンさんのポートフォリオは、そのまま参考になります。米国株を主体としながらも英国株や日本株、果てはベトナム株(!)なんかにも手を出されていますね。入金力と銘柄分析力が私とは桁違いのためリスク許容度も異なって来るでしょうし、全く同じポートフォリオを組むことはできませんが(というか私は55銘柄も管理できません(^^;)、基本的に私は彼の保有銘柄から自分の購入銘柄を選ぶことになりそうです。
【新品】【本】バカでも稼げる「米国株」高配当投資 バフェット太郎/著
バフェット太郎さんの書籍です。初心者向けの米国株投資本で、非常にわかりやすく書かれていますし過去の世界的名著のエッセンスも取り込まれているため、これ一冊読んでおけばあれこれ手を広げる必要がありません。
私が米国株主体で投資することを決めた決定打になったのがこの書籍であり彼のブログです。私の高配当株フェイズにおける投資戦略は彼の手法がベースになるでしょう。
ETFを使うと配当利回り4.5%達成は困難か
リターンを追求するのであれば個別株を保有するのが良いですが、リスクの面で不安があります。どれだけ安定した企業であっても倒産リスクはゼロじゃありませんからね。なので、ETFだけで目標の配当利回りを達成できるのであればそれに越したことはありません。個別株と比べてETFは安全性がグッと上がりますから。
さて、有名な高配当ETFと言えばVYMです。HDVもありますが、こちらはセクターがバフェット太郎氏の言うところの「後退」と「不況」に偏っているため却下です。「後退」「不況」セクターは高配当株が多く、個人的にETFではなく個別株で保有したいと考えているためです。ETFでも個別株でも同じセクターを購入してしまっては分散が利かなくなってしまいます。
ではVYMだけでどの程度の配当利回りが期待できるかというと・・・。
このサイトによれば、2019.3.31時点でのVYMの配当利回りは税込みで3.04%
ということは確定申告で現地課税分が返ってくるとしても、税引き後の利回りは2.4%程度しか期待できませんね。はっきり言ってこれでは4.5%達成は厳しいです。
VYMだけでは論外ですし、仮にVYMをポートフォリオの1/4に抑えたとしても、残りの3/4を平均利回り税引き後5.2%の個別銘柄で占めなければなりません。これはさすがに現実的ではないでしょう。
ここまで考え、私はETFの活用を却下しました。
Jリートはどうか?
三菱サラリーマン氏のこの記事では、Jリートについても言及されています。
なるほど、確かにリートは株式と比較して利回りが高いですし、実際に氏はリートを上手くポートフォリオに組み入れておられます。
しかし、私はどうしても「J」リートとなると食指が動かないんですよね・・・。
日本という人口が減っていく国に投資すること自体が勇気のいることなのに、その上不動産かぁ・・・と。私自身のJリートに対する勉強不足もあるのですが、現状は投資対象に数えられません。
自分の知識が氏のレベルに肉薄した段階で(そんな日が来るかはわかりませんが(^^;)改めてどうするかを考えたいですね。
よって現時点ではJリートも却下です。もちろん日本株も後回し。
となるとやはり米国株だが・・・。
こうなると、どうしても米国個別株のみでポートフォリオを組むことになりますが、バフェット太郎氏推薦の「黄金銘柄30選」を見ると気づくことがあります。
「後退」「不況」セクター以外の株、配当利回り低すぎじゃない!?
そうなんです。例えば「回復」だと配当利回りが最大なのはIBMの税込み4.45%ですし、「好況」に至ってはEMRの税込み2.86%。たったの2.86%って・・・こんなのに投資するくらいならVYMに投資した方が利回りでも安全性でも数倍良いじゃないですか!?
そもそも税引前でさえ4.5%に達していない株にいくら分散しても目標の4.5%を超えることなんて絶対にありえないですし。
まあ考えてみれば当然で、「回復」とか「好況」局面の優良株というのは、インカムゲインも得つつキャピタルゲインも狙える株なんですよね。言い換えればトータルリターンに優れている株だということ。配当利回りだけを見てウダウダ言うのは間違っているわけです。
キャピタルゲインを完全に捨て去る選択はありかも
ここまで考えて気づいたのですが、私はキャピタルゲインを心底どうでも良いと思っているようです。株価がどれだけ上がろうが下がろうが、本当にどうでも良い。ただただ毎月のインカムゲインを安定して得られることだけが大切だと。
となると、バフェット太郎氏の教えには逆らうことになりますが、自分の場合は配当利回りの低い「回復」「好況」局面での株価値上がりを完全に捨て去り、「後退」「不況」局面に強い真の高配当ディフェンシブ株のみでポートフォリオを構築する作戦が良いのではないかいう考えに至ったのです。
「後退」・・・該当なし
「不況」・・・AT&T(税込み6.51%)、 PM(税込み5.16%)、MO(税込み5.57%)
しかしそれでも、2019.3.31時点で税込み利回りで4.5%を超えてくるのは「不況」局面の一部銘柄だけでした。税抜きだとAT&Tのみですね。米国経済がリセッション入りしてくれればもう少し銘柄数も増えてくると思うのですが・・・。
さすがに最低でも8銘柄に分散しないとリスクが高いですし、「不況」への投資のみというのも納得の上とはいえなんとなく景気は悪いですねw
まとめ
とりあえず2019.3.31時点での考えをまとめておきます。
配当金の税抜き利回り4.5%を目指すため、キャピタルゲインを完全に捨て去りインカムゲインのみを狙う。ETFは利用せず、米国個別株の「不況」局面に強いディフェンシブ銘柄が下がったら購入。
とはいえ税抜き後4.5%の利回りを満たす個別株が少なすぎてこのままでは分散投資が利かない。リセッションを待ちながら、銘柄分析を進める必要がある。
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