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30代からの投資でアーリーリタイアを目指す記録。日本に拘りはなし。

暗号資産を遺族へ残すために

 

暗号資産を現金に替えるハードルは高い

 我々暗号資産投資家にとっては慣れたものですが、一般人にとっては暗号資産を日本円に変える作業は極めて困難です。

 例えば私はウェブウォレットのMEWにETHを保存していますが、妻がそれを換金するためには、

①ウェブウォレットから取引所へETHを送金する。

②取引所でETHを日本円に換金する。

③日本円を私の銀行口座へ払い出しする。

④私の銀行口座から日本円を引き出す。

 

 という4ステップの作業が必要になります。この中でも①が圧倒的に大変なのは想像に難くないところで、たぶんGOXの嵐になるでしょう。「アドレスってなに?」ってレベルから始まるでしょうから・・・。どの取引所でETHを取り扱っているかがわからないと売れませんし、取引所ごとの私のIDとパスワードをちゃんと妻に共有しておかないといけません。また、取引所が正しくてもETHを誤ってBTCのアドレスに送信してしまったら最後、暗号資産は消失してしまいます。

 

 次に②も意外と難しく、今までに資産運用をしたことのない人には暗号資産の買い方・売り方がわからないかもしれません。

 ③は最悪問い合わせをすればなんとかなるとは思いますが、それでも私の銀行口座とその暗証番号を妻と共有しておかなければスムーズにはいかないでしょう。

 

 このようにETHだけでも大変なのに、XEMやXRPはMEWに格納できないため別のウォレットが必要になる上、送金時に宛先タグを設定しないといけないなどの制約があったりします。こんなの、一般人わかるわけないですよ💦

 

ハードウォレットが絶対必要

 妻と話していてよくわかったのですが、一般人にはそもそも「ウェブウォレット」という概念がなかなか分かりづらいようです。ネット銀行を利用している人ならまだ理解しやすいのかもしれませんが、うちの妻は根っからのりそな銀行主義者ですw

 

 その点、ハードウォレットならば実物が手元にあるため、格納されているのが暗号資産といえども金庫のイメージですんなり理解できるようです。

 

↓おススメはこれです。BTCやETHトークン、XRPもこれ1台で格納できることが非常に大きいです。残念ながらXEMには対応していませんので、XEMを保有している場合は別のウォレットも必要ですね。


 

 

 ハードウォレットを使ったからと言って①の問題が全て解決するわけではないのですが、それでもわざわざMEWみたいな日本語の怪しいウェブウォレットにアクセスしてやったこともない操作で暗号資産を引き出すリスクを負うくらいなら(それもXRPはXRP、XEMはXEM、BTCはBTCで別のウォレット)、こいつ1台の操作方法さえ覚えて少なくとも取引所への送信まではなんとかできそうな分、ハードウォレットの方がだいぶ安心です。

 

プリントスクリーンを駆使して引き継ぎ書は作るべき

 とりあえずハードウォレットは購入するとして、それだけでもどうにもならないと思うので、私は②~④のプロセスについて逐一プリントスクリーン機能を用いて画面を取り込み、エクセルファイルに貼り付けて自分なりの引き継ぎ書を作成しています。

 

 私の保有している暗号資産は現在の価格で総額150万円くらいに過ぎませんが、超中流家庭の我が家にとって150万円は大金ですから。

 

「あははー150万円なくしちゃったw」

 

・・・とかテヘペロしようものなら(古い)、離婚は必至ですよ(^^;

 

 自分の給料だけで投資をしているのならともかく、家計からお金を出しているのであれば、自分が死んだ場合のことも考えておく必要があるでしょう。

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