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30代からの投資でアーリーリタイアを目指す記録。日本に拘りはなし。

『時給思考』by金川顕教

『時給思考』by金川顕教を読みました

 今日は天気が悪く遠出する気にならなかったので、近くの図書館へふらっと寄ってみました。で、『時給思考』という本が気になったので、エクセルVBAの書籍と合わせて借りてきたんですが、これが意外に楽しく読めて参考にしたいと思った部分も多かったため、備忘録も兼ねて感想をば。

 ちなみに著者の方のことは全然知りませんでした。

 

共感した点

 

「タイムイズライフ」というパワーワード

 タイムイズマネーなんて生ぬるい。タイムイズライフ。時間がすべて

 これはまさにそう。私はアーリーリタイアを指向して経済的自由の達成のために働いていますが、最終目標はあくまでもお金に囚われない生活であり、お金そのものではないのです。

 時間があれば収入を増やすこともできるし、スキルも伸ばせます。今、どんな境遇でも、時間さえあれば人生を良い方向に導くことができるのです。

(中略)

 その貴重な時間という資産は、死というゴールまでしか与えられない、有限なものなのです。 

 ただ漫然と行動していると時間は大切にできません。どうすれば自分の人生、家族の人生がよりよいものになるか、年とか月とかの長期・中期単位ではなく、時間単位で目標を設定することで曖昧な行動をなくそうという趣旨が本書の序盤では述べられます。

 私は中期・長期目標も大事だと思っており、時給思考は弱いところがあったのですが、説得力がありおおむね共感できる内容でした。

仕事をサボればサボるほど時給は上がる

 仕組みをつくれば、自分が働かなくても勝手にお金が入ってくるようになります。

 完全に同意です。私の目指す高配当株式投資によるマネーマシンの構築なんかも同じことですし、広い意味で言えば

 ↓とか

www.midorineko.work

  ↓とか

www.midorineko.work

 も、同じ視点に立っています。ただ私の記事についてはあくまでも現在の仕事という小さな枠組みの中での話であり、本書の主張である「自分のために生きる」と一致しているわけでもありませんが。

 やはり私は基本的にはサラリーマン思考なので、どうしても労働環境とかそういった観点でものを考える癖があるようです。アーリーリタイアはしたいですけど、会社が嫌いなわけでは全くないですからね。

 

参考になった点

1.5流 × 1.5流で1流を超えられる

 1.5流の英語スキルと1.5流の集客スキルとがあれば、1流の英語スキルを持つ人よりも時給を高めることは簡単です。

 これは目から鱗というか、漠然と「そうかもなあ・・・」と思っていながら否定したかった事実が明文化されていたことに衝撃を受けました。確かにプロスポーツ選手など特殊な職業を除いた大抵の分野では、一定レベルを超えてくるとスキルの伸びと年収の伸びとは比例しなくなってくるでしょう。

 

 私は残念ながら1.5流のスキルすら持っていません。英語が2流、エクセルが2流(VBAに至っては3流)、調整力は2流、説得力なんかは3流以下。スキル不足を補うために作戦を練って何とか戦っている凡人に過ぎません。

 しかし、この中の最低2つを1.5流まで引き上げることができれば、自力だけで戦える可能性はあるのかもしれないと勇気づけられましたね。

 

 そういえば以前会社の先輩が「俺は○○(私の本業なので伏せます)+αを目指している」と酒の場で語っていたことが今でも心に残っています。あの人が言っていたのもおそらくこの著書と同じこと。本業を1と数えても良いのであれば、私は目下のところ「本業+エクセルVBA」を目指すのが進むべき道のように思えます。

  ↑こうツイートしたとおり、我が本業はエクセルVBAと極めて親和性が高いにもかかわらず、たった一冊すら関連書籍が発売されていないんです。マウス縛りプレイなんかを始めたのもその一環。同職種の9割以上の人がエクセルを使いこなせていません。

 ここがねらい目なのは間違いない。

 

2.本を超高速で大量に多読する裏技

 本は目次を見るだけでもだいたい内容がわかる。目次を見た後は、本をパラパラめくりながら太字を読んでいく。本を読むときは1つのテーマを決めて、それに関連する本を大量に読むこと。

 私はそもそも実用書を読みません。自分の興味ある一部の分野を除き、あんなものは読むだけ全くの無駄だと思っています。自分で取捨選択できるのであれば、ネット情報の方が鮮度が高いし大量の関連情報を素早く入手できますから。

 ・・・が、この読み方自体は非常に参考になるので、 ブログを読む際に流用しようかと。

 小説を速読できる方法なら知りたかったなあw

 

3.人に任せて時給をさらに上げる方法

 自分と同じレベル、または自分よりレベルが高い仕事ができる人にどんどん仕事を任せていくと、売り上げは飛躍的に伸びていきます。

 これは感覚としてはわかりますし、私も本業以外では実践しています。例えば高配当株の銘柄分析は、基本的に自分ではやりません。どう考えても自分より分析レベルの高い人が何人もいるからです。だから私は銘柄分析に時間を費やすくらいならば本業のスキルアップやブログ作成に時間を費やすのです。

 

 ただ、本業となるとどうしても割り切れないのも事実。これではいけないと思いつつも、全部自分でやってしまうんですよ💦 それは根本的に他者を信用していないから。自分の生い立ちにも関係していることなので今更変えることも難しいのですが、まあ管理職には向いていませんよね(^^; だから自分は気ままなプレイヤーでいたい。本業ではプレイヤーでありながら、株式投資等で不労所得も得ていくのがちょうど良い落としどころなのだと思っています。

 

4.情報発信で必要なスキルは3つ

 情報発信のために必要なスキルは、コピーライティング、パブリックスピーキング、マーケティングの3つです。特にパブリックスピーキングのスキルは最低限持っておくべきものです。なぜなら自分以外に、自分の代わりはできないからです。

 ・・・ま、マジですか(´;ω;`)

 

 私、この3つだとパブリックスピーキングがダントツに苦手です。というか、それがどういうものかすらわかっていませんでした。それに、これに関しては頭が痛い問題で、私人前に出るとあがってしまうんですよね(^^; 目立ちたがり屋のくせに

 

 そんな感じなので、講演会で流暢に話す人を見ると憧れてしまいます。うーん、いかんなぁ。なんとか克服せねば・・・(^^;

 

 ただネットで「パブリックスピーキング」で検索すると、クソみたいな情報商材ばかり出てくるのが玉に瑕です(^^; そりゃあ本で学んでも話し方とか間とかは理解できないので動画で観なければ仕方がないのはわかりますが、そんなわけのわからない商材を購入してまで勉強したくはありません。ということで、youtubeで無料動画でも見て勉強することにしようかなあ。

 役立つのは間違いないですし、本書に書いている「慣れが重要で、才能のいらないスキルです」を信じるしかない!

 

まとめ

 普段は実用書なんてほぼ読まない私がなんの前情報もなく手に取った本書でしたが、意外や意外、役に立ちそうなことが沢山書かれていました。特に速読術とパブリックスピーキングについては本当に参考にしたいと思いましたね。

 

 今後は実用書も食わず嫌いせずに読んでみようかなあ。買うんじゃなくて図書館で借りるならタダですしね(^^;

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