以前アップした↓の記事が思いのほか人気だったため、
今後も二匹目のどじょうを狙って共済組合関連の内容を取り扱いますw
ラッキーなことに弟夫婦から定期的に情報が入る立場なので、お前ら人に頼らず自分で調べろやネタに困ることもなさそうです(^^;
公立学校共済組合の住宅貸付は利率が高すぎる
今回相談を受けたのは公立学校共済組合の住宅貸付制度についてです。共済組合と聞くと(今はなき)年金と社会保険制度だけを取り扱っているものだと思いがちですが、実は様々な事情に応じた貸付事業なんかも取り扱っているんですね。今回調べるまで私も知りませんでした。
ですが、こと住宅貸付においては全くもって利用価値ゼロのクソ制度です。理由は利率の高さ。
弟から借りた2019年度版のパンフレットによれば、住宅貸付の利率(年利)は1.32%となっています。これ、超低金利が当たり前な今の世の中では化石のような高さです。
今やフラット35でさえ1.110%という超低金利です(【フラット35】:長期固定金利住宅ローン 【フラット35】)し、業界最低利率であるじぶん銀行の変動金利であれば、なんと0.457%という目が飛び出るほど低い金利でローンを組むことができるのですから。
民間でこれだけ素晴らしい商品が揃っているにも関わらず、天下の共済組合はいったい何年前の水準で金貸しをやってるんでしょうか(^^; 新築で家を建てる場合に共済組合でローンを組んでしまうのはさすがに情弱としか言いようがありません。
ただし、リフォームローンは利用価値アリ!
そんなクソ&クソな公立学校共済組合の住宅貸付ですが、実のところ素晴らしい点もあったりします。それが、新築ではなくリフォームでローンを組む場合。
1.32%という住宅貸付としては高すぎる利率ですが、リフォーム貸付としては破格の低金利に早変わりするんです。民間金融機関の場合リフォームローンの金利は高く、最安の会社でも2.5%程度。つまり共済組合からの貸付であればわずか半分程度の利率でローンを組むことが可能となるわけですね!
その他の貸付も手厚い
そして、調べれば調べるほどやはり公務員の福利厚生はメチャクチャ手厚かったです(^^; ↓を見ればわかるとおり、共済組合の貸付金利って事由にかかわらずほとんど1.32%なんですよね。
この点、民間のカードローンはどうかと言うと、最低貸付金利だけを見れば安く借りれそうな会社もあるにはあります。
例えば価格.com - カードローン検索結果一覧|カードローン比較から最低金利が安い順にピックアップしてみると、
1位.J.Score AIスコア・レンディング:0.800%~12.000%
2位.アイフル キャッシングローン:3.000%~18.000%
3位.プロミスのカードローン:4.500%~17.800%
1位以外は最低金利の時点ですでに共済組合の2倍以上になっています。またこういうローンを最低金利で借りることは現実的ではありません。つまり1位のJ.Score AIスコア・レンディングでまとまった額のローンを組んだ場合、公務員であっても0.8%なんかで借りることはほぼ不可能だと思った方が良いということです。200万円とか借りようものならたぶん普通に5%とか取られますよ(これは調べたわけではないのであしからず)。
そういうことを考えれば、無条件で1.32%などという低金利でローンを組める共済組合は本当に良心的だと言うことができるでしょう。
共済組合の貸付にはデメリットも
ただし、共済組合の貸付制度にはデメリットも存在します。
返済期間
共済貸付は返済期間が120ヶ月~360ヶ月などとあらかじめ決まっています。これは裏を返せば、返済までの期間が短く月々の支払額は大きくなることを意味します。
上司にバレる
また共済組合の貸付を利用すると、当然上司にバレます。貸し付けを利用する際には公印が必要となるためです。またおそらくですが、給与事務担当者にもバレるでしょう。給与事務担当者は職員の社会保険関係業務(この場合は共済組合業務)も併せて担当していることが多く、当然共済貸付の状況だって把握しているはずだからです。
一般貸付ならば用途まではバレないでしょうが、気になる人は気になるでしょう。
貸付上限額が決まっている
共済貸付はその種類によって上限額が決まっています。またその上限額についても、種類によっては在職期間に比例する場合があるため、若い職員だとあまり多くの額を借りることはできないようです。
まとめ
公立学校共済組合の住宅貸付は金利が高すぎるため利用価値ゼロ。
よって教育系公務員が住宅貸付を利用するなら、新築の場合は民間でローンを組み、リフォームの場合は共済組合を利用するのが最善だということになります。
また、その他の貸付についてはさすが公務員という優遇っぷりなので、上司にバレるとかのデメリットが受け入れられるのであれば積極的に利用しても良いのではないでしょうか。
不必要なローンは組まないに越したことはありませんけどね(^^;
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