子供の習い事を考える
我が子はもうじき1歳になります。そこで、そろそろ習い事をどうするかについて考えないとなあ・・・と、妻と話をしています。気が早いと思われるかもしれません。初めての子供で夫婦ともに舞い上がっているのも事実ですが、今の考えをまとめる意味でブログに書き残しておきます。
また習い事にはお金がかかります。ある程度収入のある家だと教育にお金をかけすぎ、収入はあるはずなのに家計が苦しくなるのも珍しくないようです。また送り迎えなどで時間も取られるので、家族の過ごし方にも影響があるかもしれません。その意味でもやはり早いうちから考えておくに越したことはないでしょう。
幼い頃しか獲得できない能力最優先
今のところ私たち夫婦は漠然とした考えしか持っていませんが、「幼い頃に獲得していないと二度と獲得できない/獲得が極めて難しくなる能力」を養えるものだけは、時間やお金を惜しまず習わせたいと思っています。
RPGでよくある、「このタイミングでしか開けられない宝箱」みたいなもので、そのステージを過ぎてからだといくら欲しがっても入手できないアイテムです。
音感・リズム感は絶対
そう考えた時、最初に思いつくのは音感・リズム感、特に音感の方です。
絶対音感が養えるのは2歳~6歳の期間だと言われており、そこを逃してしまうともう二度と獲得できないようです(専門家ではないので本当のところは知りませんが)。
中学生くらいで自分の音痴に気づき、毎日家で3時間以上の努力を積んでようやく人並みにカラオケで歌が歌えるようになり、それでも合唱になると思いっきり隣のパートに引っ張られて嫌な顔をされる地獄を、我が子に味あわせたくはないのですw
音感のある人たちからすると、「え、なんで聞いてる音をそのまま出せないの?」と疑問に思われるのかもしれません(色んな人から言われたわ! チクショウ!)が、音感のない人間にとってそれがどれほど高難度な技か・・・。同僚に「俺、どんな曲でも3度上でハモれるんだわ」って言うやつがいるんですが、彼は神です。なんでもハモれるなんて私からすればもう人間業じゃないです、ほんと(^^;
まず「3度」ってなんだよ。なぜ他の音を聞きながら違う音を出せて、しかもそれがきっちり3度離れていると認識できるのか意味がわかりませんよ・・・。
ちなみに、妻は子供の頃にピアノをやっていただけあって音感は良いです。そして楽譜も普通に読めます(←これもまた神の領域)。だから妻だって本当の意味で私の苦悩を理解してくれてはいないでしょうw むしろカラオケでしか私の歌を聞いたことがないので、「普通の音感を持った人」くらいにしか思っていないんじゃないかなあ。まあなにせ、子供にピアノを習わせることには賛成してくれています。
念のため。
私は何が何でも我が子に絶対音感(能力値S)を獲得させたいと思っているわけではありません。どんな曲でも3度上でハモれる相対音感(能力値A)を獲得させたいわけでもありません。ただただ一日3時間もの猛練習をしなくては人並みに追いつかない音痴(能力値F)にだけはさせたくないのです。
音痴だと(周りの環境にもよりますが)自己肯定感に悪影響を及ぼす恐れがあること。また本人が大きくなって声楽などの世界に興味を持った時、入り口で躓かないようにしたいこと。考えているのは大きくこの2つですね。
語学はどうか
次は語学です。
これも、ネイティブ並みの発音を獲得するためには幼い頃から触れなければならない代表格としてよく挙がりますよね。実際、私も20年先の日本に未来はないと思っていますので、できれば子供には日本から出て世界で戦ってほしいです。そのために語学力、とりわけ英語力が大切であることに疑いはありません。
ただ私、語学については音感とは話が違うとも思っています。
確かに大人になってから英語圏で仕事をし出した人(スポーツ選手とか)と子供の頃から生の英語に触れて生活してきた帰国子女などを比較すると、素人である私の耳でも発音レベルは違って聞こえます。おそらく単語1つ1つの意味の理解についても目に見えないレベル差があるのでしょう。
しかし、です。
言語は所詮コミュニケーションツールなんですよ。日常会話をする分には、足りない部分は身振り手振りで補えば良いですし、何ならGoogle翻訳やポケトークを利用しても良いわけです。伝われば良いだけ。その意味で言えば出川哲郎さんなんてメチャクチャ凄いじゃないですか。あの人の英語力はどう見てもF(最低レベル)なのに、それでも無理やり意図を伝えることに成功しています。
また対英語圏でのビジネスの場においても、大事なのは英語力そのものではありません。VS日本人で上手く交渉できない人が不慣れなVS英語圏でそれ以上のパフォーマンスを発揮することなんてあり得ませんから。仮にその人の英語力がSであっても、交渉力がFなら仕事の結果はFでしょう。
語学なんてものはエクセルと同じで、ないと困るけど、ないならないでなんとかなるんです。また本当に必要であれば自主的に勉強しますし、それが苦になんてなりません。もし苦になるようであれば、それは「本当に必要ではない」からです。
また一度見に着いたらなくならない(と勝手に私が思っている)音感とは異なり語学力は継続しないと目に見えて下がります。
ということを考えると、英会話教室に関しては別に幼い頃から通わせる必要はないかなあ、というのが今の夫婦の意見。大人になってからでも遅くないことに関しては、経済的にも時間的にも割り切って考えたい。家で英語の曲をかけたりアルファベットを並べてみたりくらいはして、英語嫌いにだけはならないよう気を付けたいですね。
スポーツはやるべき
↑ここによると、東大生が子供の頃にやっていた習い事の1位は水泳のようです。水泳をやらせれば東大に入れるわけではないですが、子供の学力と水泳には何らかの相関があるのかもしれませんね。
と、それはそれとして。私は我が子に水泳は習わせたいと考えています。東大うんぬんの話ではなく、最低限自分の命を守れるサバイバル力(?)はあるに越したことがないからです。日本は安全な国ですが、毎年水の事故は絶えません。将来川や海に出かけた時、親が目を離しているうちに・・・なんてことを考えると、ある程度の泳力/体力というのは持っておかないと怖いです。
また音感の話に似ているのですが、運動神経というのはたぶん後天的には身に着かないものだと思います(とはいえ私は運動神経については良い方なので本当のところよくわからない。音感とは逆パターンです)。例えば、これからサッカーを始めることになったとして、今まで運動をしたことのなかった人よりも、今まで空手をやっていた人の方がたぶん上達は早いんですよ。すでに運動神経が身についているからです。
だから、さすがに2歳からとは思っていませんが、子供が興味を持ったスポーツを水泳の他に1つくらいはやらせてみても良いのかな~と考えています。できれば球技が良いですが、そこは本人任せです。何か1つでもスポーツをしていれば、大きくなって他のスポーツに転向する時にアドバンテージもありますし。
まとめ
ということで、我が子には「ピアノ」「水泳」の2つは幼いうちから習わせたいと考えています。いずれも幼い頃に獲得しておかないと後からでは身に着けづらい、音感・運動神経に関する習い事だからです。水泳についてはサバイバル力の意味も込めて。
うーん、奇しくも東大生が幼い頃に習っていた習い事トップ2ですねw 狙ったわけではないのですが。
ちなみに、月謝はピアノも水泳も平均6,000円程度くらいのようです。合わせて12,000円・・・これくらいなら、アリじゃないでしょうか。2人目を生むとなれば月謝も倍額になりますから、安易に習い事を増やすのも禁物ですね。
もちろん、子供の自主性は尊重したいので本人がやりたくないものを強制的にやらせるつもりはありません。ただ小学生に上がる前くらいの年齢の子にその辺りの説明をしても理解させることは困難だと思われるので、いったんやらせて様子を見て、どうしても嫌がったら辞めても良いかなという感じで考えています。
あとは習い事じゃなく家庭での知育についても考えることが沢山ありそうです。それは別記事でまとめます。
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