AIが採点する英語スピーキングテストVERSANT!
私は今年の目標にTOEIC900点取得を上げており、先日実際に受験してまいりました。
結果はまだ出ていませんが感触としては800点前後といった感じで、今年が終わるまでの残り6か月間、目標達成目指して自分を追い込んでいくことになりそうです。
#TOEIC 終了。
— green cat (@kurukurukurage3) June 20, 2021
感触は800点程度。リスニングボッコボコでpart2から心折られました😢
リーディングも時間配分ミスって点数上がらなかっただろうし、鍛え直して半年後に再挑戦です😁
今年の1月にこんなこと↓書いてましたが、「最低でも800点」にギリギリ引っかかりそうな雑魚スコア濃厚ですw
今年最大の目標はなんと言ってもこれなので、なんとしても実現したいです。1月1日から本気でコミットし、6月の試験を受けることを考えています。そこでいきなり900点が目標、最低でも800点は取りたいですね~。
さて、いちおうの目標はこのTOEIC900なのですが、ご存知のとおりTOEICというテストはあくまでもリスニングとリーディングという受動的な能力しか測定できない試験です。しかし、私が本当に欲しい能力は「英会話能力」なんですよね。
そのため、何かスピーキング力の指標となるような試験をTOEICと並行して受験したいと考えていました。で、最初は同じTOEICということで、TOEICS&Wが良いかと思っていたのですが、これ受験料バカ高いんですよね💦
↓なんと、税込み10,450円!!
TOEICL&Rが6,490円であることを考えても、S&Wは非常に割高です。能動的能力を計るという性質上、マークシートを機械に読ませるだけじゃ済まないというのが受験料が高額となる理由だと思われますが、それにしても気軽に受験できる金額ではありません。
とかいうことを考えてネットを漁っていると発見したのがVERSANT!(下リンクは公式HPです)
VERSANTの概要をまとめると、以下のとおりです。
料金(税込):5,500円
受験方式:オンライン(PC/スマホアプリ) 24時間365日受付
試験内容:計63問 ①音読②復唱③質問④文の構築⑤ストーリーリテリング⑥自由回答
所要時間:約17分
判定レベル:日常会話~ビジネス
結果通知:テスト終了から5~10分後
評価方法:CEFRやGSEとの相関が測れるVERSANTスコアで評価
AIがスコア測定を行うという革新性もさることながら、受験料の安さに目を疑いました。その価格、なんと5500円!!
いやいやいや、受動能力を計るTOEICL&Rより割安ってさすがに安すぎでは? と信頼性を疑いたくもなりました。ですがそこは主催者側が上手く作ってあるようで、出題から採点まで人間の手が入らないため、試験会場や試験監督を準備しなければならないTOEICよりもむしろ人件費が安上がりになるみたいです。スマホ一台あれば24時間どこでも受験できるって、めちゃくちゃ便利ですよね。
それでいて、採点はAIが無感情に行うので主観が一切入り込まないという優れものという・・・いやあ、たまげたなあ。
いちおうざっと検索してみると、最近はこの試験も評価が高まりつつあり有名企業でもVERSANTの点数を採用活動に取り入れ始めているところが増えているとか。また世界100ヵ国以上で利用されているということもあり、信ぴょう性は高そうでした。
で、まあ物は試しと、私もチャレンジしてみることにしたわけです(受験料安いしね!)。
正直、ガッチガチに対策したTOEICとは異なり、このテストのことはほとんど何も調べずに「エイヤ!」で受けたので、ぶっつけ本番ですw
するとまあ、これがまた難しいのなんのって・・・(´;ω;`)
私のVERSANT結果
結論から書きますとVERSANT初挑戦の採点結果は、46点(80点満点)となりました。
そしてこれも結論から書きますけど、46点というのは糞雑魚スコアですw
↓これが私のスコアブックです。
さらに項目ごとの詳しい評価は↓のとおり!
いやあ、試験終了後たった5分間ほどでここまで詳しいスコアブックが送信されてくるんですから、AIというのはとんでもないですね(^^;
私のスコアをまとめると以下のとおりです。
総合点(VERSANTスコア)・・・46/80
【CEFR A2+ GSE 42】
文章構文・・・47/80
語彙・・・42/80
流暢さ・・・46/80
発音・・・48/80
どれもパッとしませんが(^^; あえて言うなら発音のスコアが高く、語彙のスコアが低い結果となっています。
発音が一番高かったのは、自分的には嬉しかったりします。これはおそらく、TOEICのリスニング対策で行っているシャドーイングの効果が出たのではなかろうかと考えています。発音できない単語は聞き取ることができないので、リスニング能力を高めるためには嫌でも発音能力を高める必要があるんですよね。
逆に一番スコアの低かった語彙は、たぶん③質問の項目で質問文が聞き取れず、何一つ解答できなかったり適当な解答をした問題が多数あったからだと思われます。
ちなみに、VERSANT公式ではこのような目安が示されています。
さて、この表を見ると私の取得した46点というのはギリギリB1に届かないA2。下から数えた方が早い糞雑魚スコアということになります(えっへん!)
はっきりと、ゆっくりと話されていれば、ある程度の理解ができる。なじみのある日常的なことについては簡単な会話ができる
自ら振り返る限り、この評価は割と正しいです。
例えば、スポーツの話や歴史の話なんかを英語でされたらもうお手上げですが、暗号資産の現状とかゲームの話とかならある程度は英語でも付いていけますからね。要は、その分野の単語やバックグラウンドをどれだけ知っているかに大きく影響を受けるレベルだということでしょう。知らない単語は聞き取れないし、知識がなければ推測もできませんから。
試験内容と各項目の感想
ついでに、次回VERSANTを受験する時に備えて今回受験した内容についての備忘録をば。
①音読8問
このセクションのみ、耳ではなく目で見た文章を読み上げるテストでした。リスニングが苦手でも読むだけなら緊張度は低いです。
しかしテストがいきなり始まったため、もう解答し始めて良いのかわからず、あたふたしているうちに1問目が時間切れになるという痛恨の開幕、さらに私のスマホが小さいせいで8問目が初期画面に表示されておらず、7問目で終了だと思い込んでホッと一息ついているとおもむろに8問目が開始してまたあたふたするというミスもあり、思うような結果は出せなかったです。
いくつか、自分でもわかるアクセントのミスもありましたし、とにもかくにも浮足立っていたなぁ~という感想です。
②復唱16問
このセクションは、流される短文をそっくりそのまま復唱することを要求されます。序盤こそ簡単だったのでほぼ完ぺきにできたと思うのですが、後半に進むに従って分量が増え、復唱するのが難しくなってきました。
最後の2~3つは細部ぐっちゃぐちゃになったり何単語も飛ばしたりした自覚がありましたね。リスニング力もそうですが、リテンション能力も必要なセクションです。
③質問24問
簡単な質問をされるので、1単語で解答を返すパートです。
例えば、私の時は"What kind of Mars or Mercury are they?"のような質問が出たので、"Planet"と解答しました。
そしてこのセクションから、一気にリスニングの難易度が上がったように感じました。
質問自体は上述のように非常に簡単なんですよ。高校生くらいならまず知ってるような単語しか出ない。だけど、聞き取れない! スピーカーは標準的なアメリカ英語でTOEIC並のスピードだったと思うのですが、ノイズがかかったような聞き取りにくさもあり、TOEICのLパートで400点レベルとかだとメチャクチャキツイです。コンスタントに450点超えるレベルくらいなら聞き取れるのでしょうか??
とにかく、私の場合は全24問中まともに聞き取れたのは10問程度でした。残りの14問はほぼ聞き取れず、仕方ないがので断片的に聞こえてきた単語から適当な解答を返しておきました。
※それでも、このパートは大半の問題が2択のどちらかを解答すれば良いようにできていますので、手ごたえが悪くてもスコアは割と凹まない可能性はあります。
④文の構築10問
これは、"she didn't notice / the book / who took" のように、バラバラに読み上げられた語群を正しい順序にして返すというセクションです。この例だと "She didn't notice who took the book." と解答すれば正解ですね。
このセクションは体感としてかなり難しかったです。
何が難しいって、覚えていられないんですよ💦 文章で見たら一瞬で解けるけど、耳で聞いたら全然印象に残らない。文法的に正しい順序に並べながら細部の単語まで忘れないようにするという2つのことを同時にさせられるのがこんなにキツイとは・・・。
早く解答しないとドンドン記憶があいまいになるので、決め打ちで喋り出して語順をミスった問題も数問ありましたし、丁寧に行き過ぎて単語を失念してしまった問題も数問ありました。
でも確かに、英会話だとこのスピードで語順も英単語も正しく組み合わせられないといけませんから、言い訳は聞きませんね。。。
⑤ストーリーリテリング3問
短い物語を聞き終わった後、内容を30秒間で正確に再現するという試験です。
まさに地獄。
かつてここまで絶望に打ちひしがれた試験はなかったほど、文字通り何もできませんでした・・・。流れてくる音声は耳を素通りしてまったく理解できないし、もちろん再現なんてできません。
「あ~、これリスニング力だけじゃなく記憶力もめっちゃ必要や~ん」みたいな現実逃避を試験中に決めたあげく、解答時間の30秒が無限とも感じられる中で、なんとなく聞こえてきた単語を2,3個それっぽい発音で並べて終了。これを3回繰り返しただけで、私の初VERSANTは幕を閉じました。
この時点では、今回のスコアは間違いなく20点台に違いない!って思ってました(´;ω;`) それほどボコボコに凹まされたんですよ・・・。
⑥自由回答2問
これはおまけ問題です。VERSANTのスコアには影響しないということだったので、前セクションで自暴自棄に陥っていた私は、全力でエアロスミスを歌っておきました。カラオケの点数も加味されるなら加点すてくれ・・・。
まあ、AIに自由回答を採点することは原理的に不可能でしょうね。
全体を通して
もう、ほぼ全ての面で力不足を感じました。
特に、スピーキング以前にリスニング力がからっきし足りていないせいでスタートラインにすら立てていない印象です。
VERSANTのリスニングは、スピードこそTOEICと変わりないように感じましたが、妙なノイズが入っており聞き取りがしづらいです(^^; たぶん、町の雑踏の中とかでも英語が聞き取れるか試す意図があるのかな?などと想像しているのですが、クリアな音質のTOEICですらまともに聞き取れない私には、このレベルはまだ早すぎたというのが正直な気持ちです。
それともう一点、TOEICではそれほど必要なかった「リテンション能力」をやたらと要求されたのも大きいです。リテンション能力とは、つまり聞き取った英文をしばらくの間記憶の中で保持しておく能力のことです。
④文の構築や⑤ストーリーリテリングはまさにこの能力がモノをいうパートで、長い文章を聞いているうちに前半の内容をガンガン忘れていってしまうような私の現在のスキルレベルでは全くもって太刀打ちできませんでした。
リスニング能力についてはTOEICの学習を通じて高めるとして、リテンション能力についてはどうすれば高められるのかよくわかりませんので、今後色々調べてみることになりそうです。
今後のVERSANTスコアの目標
英語でビジネスをするには、CEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)の「B1」(自立した言語使用者)に当たる47点以上を目指しましょう。
VERSANT公式HPにはこのように書かれています。
しかし私としては、世界のどこであっても大きなストレスなく暮らせるだけの英語力は必要と考えていますので、ずばり「B2」、スコア換算だと「58点」を最低限の到達目標にすることに決めました。
「大きな負担を感じさせずに、情報や視点を明確に述べることができる」レベルであれば、海外で生きることもできるし英語でyoutube発信をしてもそれほどストレスなく視聴してもらうことができるでしょう。
とりあえずこれで、来年の目標の1つは決定しましたね。半年後の1月からはリスニングとスピーキング特化で学習し、VERSANT58点を取得することを目指します。
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