ウェルスナビのCMバンバンやってますね!
最近TVを見ていると、ウェルスナビなど投資ロボアドバイザーのCMがバンバン流れています。
金融庁が「老後2,000万円ないと人生終わるよ?(実際はこうは言ってませんが(^^;)」というセンセーショナルな報告書を上げたことと、各社がこぞって自社の投資商品を売りつけようと貯蓄から投資への流れを加速させようとし始めたこととは決して無関係ではないのでしょう。
↓参考
投資ブログなんかを読んでいると、ウェルスナビで実際に利益を出している証拠のスクショが数多く貼られていて、一見すると良い商品に見えてしまうかもしれません。
・・・が、私なら絶対にそんなものは使いません(^^; ウェルスナビを利用するのは明らかに損だからです。
ウェルスナビのメリットは「放置」と「分散投資」
いちおうウェルスナビにはメリットもあって、それが「放置」「分散投資」の2点。
忙しいサラリーマンにとって、株式の銘柄分析をし続けるのは現実的ではありません。その意味でAIに銘柄選定を完全お任せし、24時間ほったらかし投資が可能なウェルスナビは魅力的に映ることでしょう。
また、投資においてリスクを低下させることは非常に大切です。そのために投資先を分散することは1つの方法として有効で、この点もウェルスナビを利用すればAIが100%自動で最適なポートフォリオを組んでくれます。
このように、ウェルスナビを始めとしたロボアドバイザーには確かなメリットはあるのです。
しかし・・・。
あまりにも高すぎる手数料
ウェルスナビの唯一の、そして最大の欠点が、手数料の高さです。
なんと、驚異の1%!!!
これまで投資をしたことのない方にはピンと来ないかもしれませんが、今では各証券会社が手数料を0.1%でも安くしようと競い合っている状況なのです。そのご時世に、いくらなんでも1%などというのは法外と言ってしまって良いくらいの暴利。
①毎月1万円を利回り3%で30年間運用した場合
②毎月1万円を利回り4%で30年間運用した場合
①だと試算結果は580万円なのに対し、②だと687万円にも達しています。
このように、毎月1万円の積立投資を30年間継続したモデルを見てみると利回りが1%違うだけで100万円以上の差が生まれることがわかります。
上述のメリットに、果たして100万円もの価値はありますか?
私の答えはNOです。
同じほったらかし投資なら、SBI証券で積立NISA口座を開設して三菱UFJ国際-eMAXISバランス(8資産均等型)でも積み立て続ければそれでOK。1%の馬鹿らしい手数料なんて払う必要はありません。
それでもウェルスナビを勧めるブログが沢山ある理由は?
そうは言ってもウェルスナビはCMもやってるし、色々なブログで良いと評判だけど・・・という声が聞こえてきそうです。
残念ながらそういう記事は全部アフィリエイト記事。
本ブログもアフィリエイトやgoogleAdsenseリンクを貼っているので人のことは言えませんが、少なくとも明らかに悪いものを紹介するつもりはありません。ウェルスナビなんてものはその典型です。
「投資経験者には不要だが初心者には良い選択」などと書かれているブログもありますが、全くの無勉でウェルスナビを使うくらいならわずかでも勉強して積立NISAでインデックス投資をした方がよほど投資結果に納得がいくでしょう。
いくらAIが全てやってくれるとはいえ、無勉強で投資して損失が出た場合、その結果を許容できるのでしょうか。そしてわずかでも勉強すれば、ウェルスナビの手数料1%というのがどれほどの暴利なのかが理解できるはずです。
まとめ
①ウェルスナビの利点は「放置」と「分散投資」の2つ。
②しかし手数料が1%と、とてつもなく高い。
③「放置」と「分散」なら、積立NISAで十分なため、無駄に高い手数料を支払ってウェルスナビを利用する必要なんてない。
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