歳と共に「やらないこと」の重要性が増すと実感
夏は本業が暇な季節なので、仕事以外に大きく時間を割くことができます。その分、出費もデカいわけですが(^^;
以前から貯め込んでおいた「やりたいけどまだやれていないこと」を崩していくにはもってこいのタイミングというわけで、その一環として「やらないことリスト」の作成にとりかかることにしました。
20代の頃はむしろ「やることリスト」を作って、片っ端から手を付けることで幅広いインプット作業にまい進するのが王道だと思います。しかしながら30代も半ばを過ぎ子どもも生まれた今となっては、時間価値の高さを意識しないわけにはいかず、本業においてもそれ以外においても、とことん不要なものをカットして本質的なもの(エッセンシャルなもの)に一点集中しないと時間などいくらあっても足りません。
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やらないことリストを項目別に作成する
というわけで、現時点で思いつくままに「やらないことリスト」を作ってみました。
リストを作るにあたって決めたルールは3つ。
1.項目別に分ける
2.リストは各項目5つまでにする
3.5つ全て埋める必要はない
1について、仕事も生活もごっちゃにしてルールを作るのは難しく、思いつかなかったり偏ったリストができたりする可能性があるためこのようにしました。
2について、(特に仕事の項目は)上限を決めておかないと際限なくリストが増えて行ってしまい、「やらないことリストに縛られる」という本末転倒な現象が起きることを懸念しました。一度決めたリストを後から変更することは可能ですので、上限が5つでもそれなりにフレキシブルに扱えるとは思います。
3について、こういうのはリストに従って行動していくうちに、「やっぱりこれもリストに入れよう」という思いつきが生まれ、どんどん増えていくのが普通です。いきなり5つ全部を無理に埋めてしまおうとは考えず、随時アップデートしていくことにします。
私のやらないことリスト(2021/7/26ver.)
ということで作成した私の「やらないことリスト」は、下記のようになりました。
①仕事
・全社にかかわるレベルの提案を行わない(提案が結果的に全社レベルに広がるのはOK)
・スキルが身につかない業務には、8割以上の完成度を求めない
・面倒な仕事を後回しにしない
・成果が他者依存の仕事には、1%以上のリソースを割かない
・WEBで完結できるはずの内容の出張には参加しない
②人間関係
・他人を変えられると思わない
・頼まれごとにすぐ「できる」と言わない
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③家族
・家族の予定より他の予定を優先しない
・家族の前でスマホをいじらない
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④金融資産
・現金支払いをしない
・レシートを財布に貯めこまない
・紙のポイントカードを無暗に作成しない
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⑤健康・美容
・夜中1時より遅く就寝しない
・翌日が仕事なら飲酒しない
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⑥趣味
・(お小遣いの範囲内で)趣味にかけるお金は節約しない
・日本国内の趣味に固執しない
・英語に触れない日を作らない
・本を全部読まない
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⑦その他
・やらないことリストを遵守しない日を月に0回としない
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雑感
見てのとおり、「➀仕事」を除いてスカスカですw
でもこれはある意味当たり前で、今の私の場合、本業を除いてストレスがほぼゼロですから、あえてやらないことリストを作る必要性が薄いんですよね。それに考えてみると、全項目が同じウェイトなわけがないのですから、リストの上限を項目ごとに5個と限定したルールは失敗なのかもしれません。この辺りは運用しながら適宜調整してこうかと思います。
あとリスト作成にあたって注意した点は、できるだけ具体的に記載することです。「8割」とか「1%」とか「1時」とか、数値目標を設定しておくことで、後々なあなあになることを防いでいます。
とはいえガッチガチに固めてしまってもまた辛いので、「⑦その他」で「やらないことリストを遵守しない日を月に0回としない」というクソ回りくどいルールを作り、月に一度はリストから解放される日を創出しています。たまには夜更かししたり平日前に飲酒しても良いじゃない!
やらないことリストだけでは不足
やらないことリストは、日々の無駄な行動をオミットし、エッセンシャルな活動にフォーカスできるという点では非常に有用です。
一方、能動的なツールではありませんので自分が本当にやりたいこと/やらなければならないことがわかっていなければ、せっかく生まれた時間を無為に消費することになりかねません。そのため、やらないことリストは「やることリスト」と併用するのがベストに思いますね。やらないことリストは、あくまでも日々の優先順位を特定して合理化する、補助的な道具として利用するにとどめるのが良いのではないでしょうか。
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