コロナショックで含み損!
2月下旬からのコロナショックにより、世界中の株式が乱高下している今日この頃、みなさまどうお過ごしでしょうか。
私の場合、株式投資を始めたのは今年に入ってからですので、投資額も少なく含み損も額で見ればそれほど高額なわけではありません。それでも積立NISAとiDeCoを除くすべての持ち株がマイナスになっているのですから、コロナショックの凄まじさが身に沁みます。
↑なけなしの日本株はボロボロ・・・。先月まで+7万円とかだった積立NISAも含み益が吹っ飛んでます(^^;
↑高配当株主体の海外株も全銘柄が含み損。SPXLとMは半分遊びのつもりで買ったんですけども、とんでもなく下落していますねw
さらに今後コロナが欧米でも爆発的に広がるようなことがあれば下落はこんなものではすまないでしょうし、我々投資家は慎重な対応が求められます。
高配当株式投資家には何の影響もない
とはいうものの、高配当株投資家であればどれほどの暴落が起きたとしても怯えることはあり得ません。
そもそも私が高配当株を主要な投資先に選んだのは、キャピタルゲインをフル無視してインカムゲイン(=キャッシュフロー)を重視した方が自分のライフスタイルに合うと判断したからです。
むしろ、株価なんてずっと右肩下がりか低空飛行のヨコヨコであってくれた方が数倍嬉しいのですよ。だって株価が安い方が同じ額で沢山の株を購入できるじゃないですか。高配当株投資家からすれば無駄に株価が上がってくれた方が買いたい株に手が出なくなっちゃって精神衛生上悪いんですから、暴落は大歓迎なわけ。
「こんなん(暴落)なんぼあってもいいですからね!」
だから高配当株投資家の中で今回のコロナショックに怯えている人なんて1人も存在しないと私は思っていますし、もし怯えている人がいるのだとすれば、それはマインドと投資手法とがズレているのです。今すぐ高配当株投資を辞めて別の自分に合った投資法を選択すべきでしょう。
インデックス投資家だってコロナショック大歓迎でしょ?
また別に高配当株投資家じゃなくインデックス投資家であっても株価暴落に怯えることなど、絶対にありません。なぜならインデックス投資を選択した時点で長期にわたって米国株が右肩上がりに成長することを前提としているはずだからです。
これまでITバブル崩壊やリーマンショックなど、数々の大暴落を経験していながらも、米国株は常に過去最高値を更新し続けてきました。それが今後も続くと信じているからこそのインデックス投資じゃないんですか? ならば、今回の下落は現物を安値で買い集められる絶好の機会ですし、場合によっては現物はホールドしつつもCFDでヘッジしてさらに利益を狙っていく場面に他ならないと考えるべきなのです。
その自信がコロナショックごときで揺るぎ損切り・狼狽売りに走るのであれば、上で述べたようにマインドと投資手法とが一致していないんですよ。「もしかすると今回は株価が元に戻らないかもしれない」だなんて少しでも不安に思うなら最初からインデックスではなく高配当株に投資するか、そもそも米国株以外の投資先を選ぶべきでした。
※この場面で持ち株を売却すること自体が間違いだとは言っていません。コロナによる影響がこの先深刻化してさらに株価が下がるという予想に自信があるからこそ売却するのだとすれば、それはいわゆる「狼狽売り」とは一線を画す戦略的立ち回りでしょう。
投資手法を選ぶ際はライフプランとリスク許容度を考えるべき
マインドと投資手法とが合っていない人は注意しましょう。ツイッターやブログで誰かの意見に影響され、あたかもそれが自分自身のオリジナル意見であるかのように錯覚しているのかもしれませんよ。
投資手法は自分のリスク許容度やライフプランに合ったものを選択しなければ意味がないのです。例えば私の場合は2040年にアーリーリタイアを目指しており、その時点で月々20万円程度の不労所得を得ておきたいからこそ高配当株式投資とiDeCoを行っていますし、それとは別に住宅ローンを一括で繰り上げ返済するためのまとまった資金を20年後に欲しいからこそ、暗号資産にも一定額の投資をしています。また子ども大学費用を賄うために夫婦とも積立NISAを併用しているのです。
ところでたまに、「積立NISAとiDeCoはどちらを優先すべきでしょうか?」という質問を見かけますが、こういう質問が出るのは制度と自分のライフプランとを突合して考えていないことが原因です。
この2つを比較した場合、サラリーマンなら普通は税控除額の大きいiDeCoを優先すべきです。しかし間に育休を複数回取得したり早めに退職して専業主婦になったりする可能性が高い場合などは60歳まで解約できないiDeCoをあえてやらずに積立NISA一本にする選択も絶対にないとは言えません。その辺りの判断は本来本人にしかできないもので、周りから勧められて選ぶような類のものではないのです。
結局のところ、根拠があって自分の投資スタイルを決定した人ならばコロナショックで怯えて手法がぶれることなどありえないのです。
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