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英語ゲーム多読の記録⑤【Garage:VAMP】ネイティブな18禁ノベルゲー

 

作品紹介

 Garage:VAMPは、日本語未対応の18禁ゲームです。

 Staemの作品ページによると、Hyanmaru Gamesというところが開発元で、パブリッシャーはTinyHat Studiosとなっています。どこの国なのかはわかりませんでしたが、言語が英語オンリーであることから、おそらくネイティブが作成したゲームだと想像します。

 たまたま見つけて安かったから「せっかくだし、ネイティブのエロ用語でも覚えてみるか~」くらいの勢いで買ってみただけの全然知らない作品ですし、Steamでの評価も「やや好評」程度ですので、期待はせずにプレイ開始しました。そして、良い意味でも悪い意味でも、私の期待は裏切られませんでしたw

 

必要英語力など

推奨英語力:TOEIC550~、英検準2級~

 ゲームプレイ開始時点の私の英語力は、TOEIC905点でした(英検は受験歴なしですが、複数の語彙診断サイトで8,000語超の評価のため、準1級程度でしょう)。

 推奨英語力は、私が過去にプレイした中で最もレベルの低い"HARMONIA"と比較しても、まだカンタンなレベルです。それもそのはずで、主人公である人妻MINAが悪魔(本人は否定していますが)であるVLADIMIROに、とにかく犯され続けるるだけのゲームだからです。普段使うことのないセックス関連の単語や表現は頻発するので慣れるまでは辞書が必要でしょうけれど、たぶん1回目のセックスシーンが終わる頃には大抵の単語はもう頭に入ると思います。恐るべきエロパワー! まあセックスなんて全世界やってることは一緒ですからねw

 というわけで、総合的に見てTOEICで550点もあれば本当に最低限の語彙や文法は身についているでしょうし、十分だと判断しました。逆に、英検1級レベルだったとしてもセックス語彙なんて普通は身に着けていませんので、それほどアドバンテージにはならないんじゃないですかね。むしろ想像力の方が・・・ごにょごにょ。

 

推定プレイ時間:6時間

 私の場合、プレイ時間は6時間程度でした。音声も入りませんし、ヤッてることも代り映えしませんので、最初こそ珍しい単語や表現に「ほほ~!」となっていましたが、後半になればなるほど飛ばし読みでエンターキーを連打するようになってしまいましたね。新しい表現に出会った時だけ、Ankiにぶち込む作業が入るくらいです。

 

よくない点

 どんな作品でも、良い点と悪い点がありますからね。両論併記はさせていただきます。良かった点は後から書くとして、まずは悪かった点を。

 

全体的なクオリティの低さ

 もう全体的に作りがチープです。昨今の同人ゲーの中でもクオリティは低い部類と言ってしまって良いでしょう。絵も上手くはないし、音楽も可もなく不可もなく。

 いちおうストーリーらしきものはないことはないのですが、VLADIMIROに犯される味を知ってしまったMINAが、抵抗しながらもなんやかんや快楽を受け入れてしまい、また犯されるというお決まりのパターンを毎日繰り返すだけの極めて単調なゲームです。いちおう、悪魔?であるVLADIMIROは毎日姿形を変えるので、全く同じ絵面が続くわけではないのすが、いかんせんシチュエーションがワンパターンなので4日目くらいからはもうこっちも飽きてきます。もう少し登場人物を増やすとか、せめて環境に変化をつけてほしかった。

 あ、あと注意点として、いちおうNTRモノ設定です。耐性がない方はご注意。

 

音声なし

 本作は、音声がついていません。そのためリスニング練習には一切の効果がないと言えます。まあ極めて低価格のゲームなので、それは求めすぎでしょう。

 

おすすめな点

 とまあ、よくない点はこれくらいにして、次は良かった点について。

18禁ゲーじゃなければ入手できない語彙(※卑語注意)

 infidelity:不倫

 profanity:冒涜、不敬、淫ら

 She's already horny.:彼女はすでに欲情している。

 seductive dress:エロい服

 get off:性的に興奮する

 protection:コンドーム

 She is drolling and on the verge of orgasm.:彼女は涎をダラダラ垂らし、絶頂してしまいそうだ。 

 thighjob:太ももコキ(いつ使うねん!この単語💦"handjob"の手が太ももに変わっただけですね。ちなみにblowjobはフェ○。)

 precum:いわゆるガ○ン汁

 cumshot:射精

 cock、dick、glan、shaft、member:いわゆる男性の局部の隠語。特に使い分けはなさそう。最後のやつは初めて知りましたが、こんな言い方もするんですね! また、glanは特に亀頭部分を意味するようです。

 She is spitroasted / mated:性交する(spitroastは~を串焼きにする、という動詞。いずれも、受動的にやられる感じ)。

 touch herself、masturbate:オ○ニーする

 sperm、semen、seminal fluids:精液。最後のは固そうな言い方だけど、普通に会話文で登場。

 vaginal fluids:愛液。同じく会話文でも登場。

 cum:精液or愛液。もちろん動詞の「イク」もあるんですが、イった後のモノについても名詞として使用されていました。

 squirt:潮を吹く。この単語は射精の時にも用いられていました。

 cuck him:彼を裏切って他の誰かに寝取られる

 bang your wife:お前の妻を寝取る

 PLOACH...PLOACH...PLOACH...:行為中の効果音

 

 外国人のパートナーが出来た時には、セックス時に使えるの・・・かな? でも、「そんな言葉、HENTAIゲームでしか言わないよ!」な~んて言われるかもしれませんのでご注意を。

 あと、18禁ゲーという性質上、人体の名称が結構細かい部分まで出てきますので、一般小説を読む際の語彙も少しは底上げされる効果が期待できます。太ももとか、子宮とか・・・うーん、使うかな?

 

わりと可愛いヒロイン

 18禁ゲーである以上、ヒロインが可愛くなければプレイヤーのテンションは急降下するわけですが、チープな作りのわりに、人物は結構可愛く描いてくれています。

 ↑子供向けっぽい、ほわほわした絵柄でエグイ目に遭うというギャップ! これはこれで、逆にそそりますよね! ただ画力は低いので、過度の期待は禁物です。

低価格

 値引きセール中に購入したこともあり、本作はなんと390円というお値打ち価格で入手できました! 格安ですね。これくらいの値段であれば、外れを掴まされても許せるというもの。

 

18禁の日→英翻訳に役立つ

 これはかなり狭い範囲の話になるのですが・・・。私は、海外から翻訳の仕事をいくつか受注しています。そしてその中に「日本製18禁ゲームの日英翻訳」があるんですよね。その際に、deepl様とかgoogle翻訳様にお世話になるわけですが、ネイティブがそういう場面でどういう表現を好んで使用するのかまではわからないことが多くて困ることが多々あるんですよ💦

 例えば、「イク」1つ取ってみてもですね。これはどんな時でも"Cum"で良いのか、感極まって叫んでいる時は"Cuuuummming!!"みたいに、"u"と"m"だけを重ねるのか、それとも"i"とか"n"も重ねて"Cuuuummmiiinnnnng!!"とかの方が良いのか、大文字を使うのはどういう場面なのか、"Cuuuummming~~~!!"みたいに、"~~~"をつけるとどういうイメージになるのか、などなど。

 だから、こういうシーンばかりを集めたネイティブ産のゲームをプレイすることは、将来日英翻訳をやりたいと思ってる人にとっては非常に有益かと思います。

 

おすすめ度

 おススメ度は、10段階でです。

 特に見どころもないし、毎日ヤるだけの話なので単調過ぎて飽きてきます。描写は濃いため抜きゲーに分類されることになるのでしょうが、画力がダメダメなので実用にも耐えられません。

 英語多読をする中で、ネイティブの書いたポルノを読んでみたいという目的がある人以外には、正直おススメできないかな~、と。あるいは、私みたいに18禁ゲーの日→英翻訳機会を持っている人くらいでしょうか、かろうじておススメできるのは。


まとめ

 ネイティブが作った低価格のポルノゲー、という物珍しさだけですかね。特におすすめはしませんが、話のネタくらいにはなるのではないでしょうか。

 

 

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