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30代からの投資でアーリーリタイアを目指す記録。日本に拘りはなし。

積立NISAで含み益が出ていても利確しない方が良い理由

 

積立NISAの含み益が過去最高突破!

 2018年から始まったつみたてNISAですが、2018年末の株価暴落と2019年の好調により、大半の人が含み益状態なのではないかと推察します。

 

 私自身、↓のように含み益+11.80%、含み益52,740円と、なかなかの成績で現状満足といったところです(私の場合、開始が2018年11月~で全額は積み立てていません。今から考えると2018年末に限度額まで一括投資しておくのが最善だったと少し後悔(^^;)。

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 さて、少なくとも今売却すれば5万円以上の利益を享受できるのですから、このタイミングでいったん売ってしまえば良いのでは?という考えはわからないこともありません。

 含み益なんてものは幻です。もしかしたら明日にも世界的株価暴落が起きてこの5万円の幻は消し飛んでしまうかもしれないのです。それならば、この時点で幻に実体を与えてしまうという選択もあるにはあるでしょう。

 

20年運用し続ければ数百万円程度の利益は狙える

 しかし、私はそれを選びません。

 なぜならば、積立NISAを20年間運用し続ければ5万円どころか数百万円の利益を享受できる可能性が高いからです。

 

 さすがに+10%もの利回りが永遠に続くことはありえませんが、仮に+5%で計算したとしても、20年後には550万円程度の利益は見込めます↓

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 ちなみに+4%でも400万円程度の利益を期待でき、これらのパフォーマンスは過去の歴史から十分期待できると言えます。

 

 このように、今利益が出ているからと言ってすぐに売却してしまうと、長期投資で重要な複利効果をむざむざ捨ててしまうことになりかねません。

 

現在志向バイアスを克服しましょう

 人間は「現在志向バイアス」にとらわれる生き物です。現在志向バイアスとは、未来の利益よりも、目先の利益を追求してしまう心理のことです。

・ダイエットをしたいのに、目の前にお菓子があると食べてしまう
・貯蓄をしようと思っているのに、欲しいものをつい買ってしまった

 などなど。

 

 そしてこのバイアスはお金に関しても同じことが言えます。

 例えば目の前の10万円と1年先の15万円なら、多くの人が目の前の10万円を選択してしまうのですね。積立NISAを今すぐ売ってしまおうと考える人には、これと同じバイアスが働いているのです。

 そして大切なのは、人間にはこういうバイアスが働くと知っておくことです。

 

 将来的に大きな果実を手に入れられる可能性が高いのですから、それをむざむざ捨てる方が損であると自分に言い聞かせ、ここはグッと我慢しましょう。そして数年後株価が暴落した時に、「あの時売っておけば・・・」ではなく「安く買い増しできるチャーンス!」と思うことができれば間違いなく克服に成功できているでしょう。

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