退職までに5,000万円を自腹で準備する必要がある
一般的に、我が家のように夫婦二人の場合、ある程度裕福な老後(65歳~90歳)を過ごすために必要な生活費は1億円と言われています。
今すぐ年金をもらえる世帯ならば共働き夫婦で年間300万円以上の老齢年金が計算できるため300万円×25年間=7,500万円は年金で賄うとして、残り2,500万円の貯蓄があれば大丈夫なわけですが、今後はそうはいきません。
↓年金はカットされる。
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20年後、年金は4割カット。夫婦共働きだとしてももらえる年金は年間200万円と少しです。となると年金で賄えるのは半額の5,000万円程度となり、残りの5000万円を自腹で準備しなければ90歳までに破綻することになります。
平均的40代は自力であと4,000万円貯める必要あり
ところで現在40代の貯蓄額は、中央値で1,074万円だそうです。
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ということは、現在40代の方は定年までの20年間程度であと4,000万円貯めれば良い計算になります。年収にもよりますが1年あたり200万円なので夫婦共働きならキツイわけではないですね。片方がパートでもなんとかなるでしょう。1人が専業主婦(夫)だと厳しいです。しかし自分たちの将来を真面目に考えるのであれば、いくら厳しいと嘆いても動かないわけにはいきません。漫然と散財し、余った額を貯蓄に回すような生活をしていれば老後破綻してしまっても不思議ではない世の中になっているのです。少子高齢化が加速度的に進んでいることを考えると、年金の減額は相当現実味を帯びているのですから。
ちゃんと長期投資で事前準備していれば心配する話ではない
目安の為に、積立投資を20年間実施した時のシミュレーションをしてみましょう。40代から定年退職までという仮定です。
このように年利5%で毎月8万円ずつ20年間投資し続ければ3,300万円程度になることがわかります。これに退職金や月々の貯蓄なんかを合算すれば4,000万円はなんとか準備できる金額じゃないでしょうか。
1ヵ月に8万円なんて無理? そうは言っても40代にもなって1,000万円しか資産を持っていないのは自分のせいなのですから、今更どうすることもできません。
過去は変えられませんが未来は変えられます。40代で気づけたことにまずはホッとするべきで、気づいたからには今すぐ節約・貯蓄・投資を続けることで老後に備えるべきなのです。
↓今すぐ実践しないと40代はリミットぎりぎり。年間25万円節約する方法も載せています。
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老後破綻する世帯はすさまじいスピードで増加しています。旧態依然とした考え方をあらためるべき時に差し掛かっていると言えるでしょう。
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