はじめに
資本主義社会において庶民が富裕層の仲間入りを果たすことは、実はそう難しくはありません。時間さえかければ誰だって年間数百万円程度のキャッシュフローを得ることくらいできるのです。それができない人は、「稼ぐ→節約→投資」という黄金のサイクルの中のどこかに欠落があるだけです。
本記事は今までの総論的なポジションとして過去記事をまとめていますので、興味ある部分だけでもぜひお読みください。
1.稼ぐ
本業の給与を上げる
サラリーマン投資家にとって本業は最も重要です。年収の多寡にかかわらず毎月一定額のキャッシュフローを確実に得られるのはサラリーマンだからこその強みと言えます。給与収入は積立投資と相性が良く、たとえ株式市場の大暴落で一時的に大きな損失を被ったとしても淡々と積立投資し続けることによって長期的に資産が右肩上がりになるのは、過去に述べた通りです。
本業の給与アップ目標としては、なんとか政府のインフレ目標である年2%のベースアップは狙いたいところです。とはいえ実際に毎年2%も給与を上げるのは至難の業なので、昨年度の収入を維持できていればまあ良し、くらいに考えておく方が精神的にも体力的にも良い気がしますね。私自身は、本業は80%の力で頑張りながらあわよくば高評価も狙うという欲張りなスタンスでやっています。
↓全力を尽くしても効率は良くありません。
収入口を増やす
いわゆる副業をやることで収入を増やすとともに万が一のための(解雇とか勤務先がつぶれるなど)リスク分散を図ります。本業を100%の力で頑張るよりも、本業と副業を80%ずつの力で頑張った方が効率よく収入を増やせるので、副業はやるべきだと考えています。
ただしその際には本業の規則等を確認することは必須です。ルール違反を犯してメインの勤務先から解雇されてしまったら元も子もありませんからね。
↓総務課職員から見れば社員の副業は結構バレバレだったり。
転職する
本業がブラック企業で労働時間に対して収入が少なすぎるような場合は、迷わず転職を考えるべきです。時間もパワーも有限です。自分の人生をしょうもない企業に切り売りしていて良いのでしょうか?
本業は、「楽しいor労働時間が短い+そこそこの給料」か、そうでなければ「高収入」かのどちらかでなければ続きません。私の場合は前者で、基本的に今の仕事を楽しみながらやっています。本業のストレスは数字で表してみるなら、10段階評価で控えめに言って「2」です。(※10がストレスマックス)。私自身、以前はブラック企業で働いていました。しかしこれではいけないと一念発起してそこから脱出し、ようやく今のホワイトな環境をつかんだのです。
↓この記事に少しだけ当時の事を書いています。今度まとめて前職のブラックっぷりを書きたいですね。これもまた控えめに言って人間の尊厳とは何かを考えさせられましたよ。
それも労働組合で総務とドンパチやりまくった結果手に入れた環境です。経験から言えることは、待っていても道は開けないということ。自分で動くことこそが大切なのです。
↓最近は「退職代行サイト」なるものもあります。パワハラを受けて自分で退職を言い出せないほどの酷い労働環境であれば、こういうサイトを利用する手もアリでしょう。時間は有限なので、しょうもない会社に費やす時間なんて無駄以外の何物でもないのですから。
2.節約
我が家は去年1年間で25万円の節約に成功しています。たいていのサラリーマン家庭ならば再現性がある手法なので参考にしていただけると思います。
通勤方法の変更なんかは環境によっては不可能かもしれませんが、楽天経済圏へ移行は誰でも可能ですし、簡単に数万円は節約できるので特におすすめです。というか金融リテラシーの高い方々で楽天経済圏を利用していない人はもはやどれだけ残っているのかというレベルです。私も完全に出遅れ組ですが、まだ楽天カード以外のクレジットカードをメインで使っているなら早めに買えた方がお得ですよ。
3.投資
投資期間が十分取れるなら米国株投資一択
あなたがまだ20代なのであれば、米国株投資一本で50歳アーリーリタイアくらいなら余裕で実現できるでしょう(年収や家族構成にもよりますが)。かの有名な三菱サラリーマンさんのように収入の8割を投資に回すようなことはしなくてもです。
ただしそのためには決して結果を焦ることなく、適切な商品を選んで淡々と投資信託またはETFに積立投資していく根気強さが必要です。キャピタルゲインなどには目もくれず、高配当株・連続増配当銘柄の保有数を増やすことだけを意識すれば良い簡単なゲームです。しっかり本業で稼ぎ節約で手元に残した資金を、毎月継続的に株式へ投入すればよいだけなのです。
↓貯蓄に対する株式投資の有用性を端的に示した記事です。貯蓄ばかりしていると損をしますよ。
↓米国株投資は、楽天証券やSBI証券も良いですがマネックス証券が最も充実しています。まずはここからでしょう。
30代以降の人は仮想通貨も考えるべき
しかしあなたがすでに私と同じ30代半ばなのであれば、米国株投資一本でアーリーリタイアは難しいと考えられます(こちらも年収や家族構成にもよりますが)。残念ながら十分な時間が取れないからです。
よって、まずはバブル崩壊直後で淘汰の進む暗号資産(仮想通貨)でキャピタルゲインを得、十分な元出を作った上でやはり米国株にインデックス投資するという流れになるでしょう。
↓私も同様の投資方針でアーリーリタイアを目指しています。
仮想通貨は終わったと勘違いしている人が多いですが、不動産バブルでもITバブルでも、過去のチャートを読めば明らかなように、バブル崩壊後は「本当に良い銘柄」までもが漏れなく連れ安になってしまいます。しかしそういう需要ある銘柄は長い目で見ればバブルの頂点以上に価格を上げてくることが通例なのです。そして24時間365日開いている仮想通貨界は、株式市場と比較して7倍のスピードで動くと言われています。このことから、私は仮想通貨の中でも特に需要を期待できるXRP等の銘柄については、この5年以内に過去最高値を更新することを期待し、今年1年間で100万円近くを投入することを決めています。そして来年も再来年も、2023年までは数十万円~100万円単位でXRPへの投資を継続します。
ちなみにXRPが過去最高値を更新すれば、価格は現在の実に10倍以上。100万円なら1,000万円(税引き前)まで増える計算です。そこまで元手があれば、投資開始の遅れも取り戻すことができるでしょう。
需要という点において、既存の銀行の送金システムを大きく進歩させる可能性を秘めたXRPは他銘柄と一線を画しています。日本ではSBIグループの北尾氏や仮想通貨界の第一人者である指針氏が推していることでも有名ですし、世界でも既に多くの金融機関がその活用に手を挙げています。さらに実際の送金実験についても進められつつあります。もはや我々の生活と切り離せない存在になってくるのは時間の問題で、投資対象として十分に魅力があるわけですね。
↓XRP購入はこの取引所が最安値です(ここ以外は「販売所」のため割高)。日本の取引所なので初心者でも問題なく利用できますよ。
まとめ
今回は過去記事を引用しながら、庶民が富裕層へ至る最速の道を確認しました。「稼ぐ→節約→投資」という黄金のサイクルのどこが欠けても富裕層へ上がることはできません。きっちりと稼ぎ、節約した上で生活防衛費を除いたお金を可能な限りたくさん投資することが肝要なのです。
20代の方は安全に米国株式一本で、30代を過ぎている方は少しリスクを取ってでも仮想通貨と米国株式の両輪で資産の増加を目指しましょう。
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