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ブラック企業に就職した場合の対策3選

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ブラック企業に勤務してみて ~私の場合~

 年度末ということもあり、今週は久しぶりに夜10時まで残業をしてきました。おかげでほぼ毎日続けてきたブログも更新が3日ほど空いてしまいました。今でこそそこそこのホワイト企業に転職できたのでここまで長い残業はほとんどないのですが、前職では「定時が10時」の合言葉(?)が表すように、朝8時30分~夜22時の勤務がデフォでした。久々の残業で当時のことを思い出したので今回はブラック企業に勤務していた頃のことでも書いてみます。

 

 話を聞くと、ブラック企業の特徴ってだいたい似通っていますよね。私の勤務していた企業はこんな感じでした。

 

残業が多すぎる

 月々の残業時間は150時間くらいでした。「完全週休二日制」を謳っていましたが、現実的には土日の片方は確実に勤務で潰れていましたし、平日も夜10時までの勤務が基本。

 平日5時間×20日間=100時間

 土日8時間× 6日間= 48時間

 合計148時間

だいたいこんな感じの計算で正しいと思います。年末年始なんてあってないようなもので、実感に帰るのにも一苦労でした。年末無理にでも帰っていれば最期にお祖母ちゃんに会えたんですけどね・・・それが今でも心残りです。あまりにも疲弊していて、帰る時間を取るくらいなら会社の寮で寝ていたかったんですよ、当時は。

 

 

人間関係が酷すぎる

 人間関係は酷いものでした。基本的に誰も互いを信用していません。

  入社翌年に私の直属の上司が人事異動で替わりました。彼自身はとても良い人だったのですが、出社して第一声が「○○(私の名前)くん、この会社で信用できる人間と信用できない人間をそれぞれ教えてくれ。これが社内名簿だから、蛍光ペンで印付けて!」でした。

 また、ある女性社員が嫌いな男性社員の机上に消臭剤を10個くらい、これみよがしに並べていたこともありました。彼も彼で「これをやったのは誰だ!(犯人わかっていて言っている) 名乗り出ないのか!? この会社には居ないんだな!? じゃあ第三者が侵入してきたってことだな!? 警察呼ぶぞ!」と叫んで本当に警察を呼び、社内全員の指紋が採取される事態となりました。どっちが悪いかと言えばこの時は先にやった女性社員が悪いのですが、この2人はもともと色々やらかしていたので上司含めて誰も相手にしていませんでしたね。

 

 

パワハラの嵐

 「殺すぞ」「死ね」くらいは挨拶です。ヤバい上司だと「そこのハサミで俺を刺してみろ、殺したいんだろ? 俺の事嫌いなんだろ? 早くやれやコラ」なんてわけわからん脅しをしてきましたし、胸倉をつかんでくるくらいも結構頻繁にありました。今思えば完全にアウトな行為なので労基署や警察に通報すれば良かったんですが、あの会社でそういう行為を問題にできる人間はいませんでした。私も社会に出たばかりでしたし「会社ってのはこんなもんなのかな?」なんて、なんとなく納得してしまっていたんです。

 

 また私自身は直接やられてはいませんが、「必ず毎日1時間説教をされる決まり」になっている同僚がいました。彼は別に何も悪いことしてないんですよ?ただそういう決まりになっていただけのことです。とばっちりが嫌なので当然誰も助けません。ブラック企業内では自分の身は自分で守るのが基本だからです。スキを見せる奴が悪い、やられる前にやれという空気が蔓延していました。だから下剋上も多く、部下が上司に向かって「お前は何の役にも立たないクズだからそのポストを今日から俺と交換しろ。課長に進言しろ、今すぐだ!」なんて暴言を吐きまくって病気休職に追い込んだこともありました。

 

 私が最後に付いていたポストなんて酷いもので、直属の課長が完全にチンピラでした。前々任者は会社への仕返しのために重要書類をシュレッダーにかけまくった上、引き継ぎを一切せずに音信不通になりました。よって次に配属された前任者は引き継ぎを受けておらず資料すらありません。仕事内容がわからないのは当たり前なのにチンピラ課長から無能扱いされた結果、周りの職員にマルチ商法を薦めまくるという奇行を働いた挙句、突然「俺は明日から整体師になる」と言い残して失踪しました。今の会社から逃げたくて他の収入口を必死に探した時にマルチ商法の毒牙にかかったものと思われます。

 

 そんな感じだったので、私ももちろん転職プランを誰にも悟られないように綿密に進め、外堀を完璧に埋めてから退職届を叩きつけてやりました。派手に動くと転職先に電話されてあることないこと吹きこまれる恐れがありましたから。

 

 うーん、書いていて嫌になってきますね(^^; 他にも沢山ネタはありますがお腹いっぱいなのでこの辺で。

 

 

 

ブラック企業に就職した場合の対策3選

 残念ながらブラック企業に就職してしまった場合には、他の人間のことなど考えずとにかく自分を守ることが最重要になります。そのためにしなければいけないことをまとめておきます。

 

1.常時ボイスレコーダーをONにしておく

 私は初めての給料でボイスレコーダーを購入しました。社会とはこんなものなのかな?と思いつつも、やはり心のどこかで「この会社は異常だ」と思っていたんでしょうね。とにかく音声データを残しておくことでイザという時の暴言の証拠となります。

 

 秘密録音は刑事だと証拠として採用できませんが、民事では証拠能力があります

「無許可録音」のデータは裁判で証拠として認められるか…パワハラ訴訟を事例に検証 - 弁護士ドットコム

 

  将来的にどういう争い方をするかはわかりませんが、民事で訴える場合は証拠として活用できるため、ボイスレコーダーは常にONにしておきましょう。

 

↓私はボールペン型のボイスレコーダーを好んで使用していました。一目でレコーダーだとバレないので重宝するんですよ。7,000円ほどしますがその価値アリです。これを胸に挿していた時に上司から胸倉を掴まれた際はバレないかヒヤヒヤしながらも「こいつアホだwww 自分から証拠残しに来てるwww」と内心で笑ってましたw


ボールペン型 IC ボイスレコーダー 16GB 188時間タイプ 長時間録音 高音質 小型軽量 USB充電 USBコード不要

 

↓普通の形のなら1,980円からあるので、とりあえずはこれでも大丈夫でしょう。


icレコーダー 小型 デジタル ボイス ICレコーダー 録音 MP3プレイヤー 4GB USB充電 軽量 コンパクト 小型 簡単操作会議 授業 習いごと

 

2.真の残業時間を記録しておく

 月に150時間もの残業をしても、当然その全てに給料が出るわけではありません。我が社は給与面では実はそれほど悪くなかった(ボーナスはあったし新卒で年収300万円ちょっと)のですが、36協定があるので150時間の残業のうち実際に残業代が発生するのは30時間までです。それ以上は全てサービス残業。よって公式には月30時間しか残業記録が残っていません。

 しかし、それでは身体面・精神面に取り返しのつかない異常が出た際など、使える証拠がなくなってしまいます。立証のためにも出社時間・退社時間は裏帳簿で記録しておかなければなりません

 

 ボイスレコーダーの話も同じですが、労働基準監督署、警察など関係機関へ提出するための記録作りは必須です。

 

 

3.転職(退職)する

 身も蓋もありませんが、結局は転職するのが最善です。労働組合に加入して徹底抗戦するなどの手段もないわけではないですが、相手はまともな会社ではないので今度は労働組合に加入したことを理由に不当な扱いをしてくるでしょう。まともに相手しても時間と労力の無駄になるだけです。逃げるが勝ちですよ。

 注意点として、まともに退職しようとしても退職届を握りつぶされたり転職先の会社に電話や手紙であることないこと吹きこまれて転職を潰されたりといったリスクがあります。どうしても自分で退職できない場合は退職代行業者を使うのもアリでしょう。

 ↓こういう業者です。最近退職代行業者の名前を聞く機会が多いですが、それだけブラック企業が増えているんでしょうかね。

 

 利用するのは恥ずかしいかもしれませんしお金もかかりますが、飼い殺しにされるのが嫌なら手段はどうあれ逃げるしかないのです。退職届も出さずに逃げるよりは代行でもちゃんと手続きした方が後腐れがない分、数倍良いですよ。

 一番大事なのは自分自身だということを見失わないでください。

 

 

 

まとめ

 ブラック企業は本当に恐ろしいところです。相手は様々な手段で労働者を「物言わぬ奴隷」に作り変えようししてきますが、パワハラや超過勤務の記録を取ったり、早期に転職したりといった対策をとりましょう。

 忘れてはいけないことは、「一番大事なのは自分自自身である」ということです。自分の人生の責任は自分にしか取れないのですから。

 

 一時期は体調を崩し「適応障害」と診断された自分ですが、今の会社に転職してからはかなり楽しく仕事しています。自分に合った仕事はきっとあるので、諦めずに探してみましょう。


◆◆社長、だからあなたの会社はブラック企業と呼ばれるのです! / 奥村一光/著 / 青志社

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