英語多読したり投資したりFIRE目指したり

30代からの投資でアーリーリタイアを目指す記録。日本に拘りはなし。

労働組合が害悪である理由

 

f:id:midorinekox:20200209225135p:plain

労組加入率はどんどん低下している

 ↓共同通信によれば、

headlines.yahoo.co.jp

労組加入率は昨年17%を割り、9年連続の低下で過去最低を記録したとのことです。

 

 ↓我が社だって例外じゃありませんよ~。

 

 昨年末、我が社では労組執行部のあまりの無茶苦茶っぷりに業を煮やした一般組合員たちが結託してクーデターを敢行、示し合わせて大量脱退したことにより、それまで半数近くあった組合員率が全国平均以下にまで急転直下したのでしたw

 

 というか、我が社の場合であろうが全国的な話であろうが、労組なんてものはとっくに化石なんですよ。一部のマニア以外には必要ないの、こんなもん。

 

労組が不要な理由

 ちなみに私自身、何を隠そう労働組合の元執行部員でバリバリ組合活動に勤しんでいたこともありました。しかし数年前に当時の幹部と喧嘩した末に退会した経緯があります。その際、大暴れして支社まで巻き込んだため、今でも幹部からは目の敵にされています(^^; 当時は加入率70%超えだったのが、あの一件で50%割ったんですから仕方ないと言えば仕方ない。

 

 ちなみに現在は労組に加入せず仕事をしていますが、労組を辞めたことが原因で困ったことなど1つたりともありません

 何度でも言いますが、労組など不要だというのが私の考えです。なぜか。

 

1.自分の目指すべき姿と労組の方針の不一致

  労組は言うまでもなく社員の集合体です。そのため、労組の方針には多くの社員たちの思惑が反映されることになります。Aが良いという人もいればBが良いという人もいる。当然、組合活動が、自分にとって都合の良い方向に向かうとは限らないことに留意すべきです。

 私の場合はそれが顕著であり、我慢できなくなって脱退する直前には自分の思いと労組の方針とは50%も一致していませんでした。

 

 また、以下に述べる理由によってほとんどの組合員の思いが労組の方針と一致しないことも多々あります

 

2.特定の政党との関わり

 全ての労組がそういうわけではないと思いますが、「権力に対抗する」という性質上、労組は特定野党と深いつながりがある場合もあります。

 我が社の労組もそれであり、○○党と蜜月関係にありました。しかもふざけたことに、

「表面上は○○党を応援しているわけではない」などと執行部は宣うんですよね。いやいや、国政選挙や市長選挙があれば必ず「◇◇候補(○○党所属)をみんなで応援しましょう!」と号令をかけるくせに、んなわけねえだろと。

 

 あなたたち、世間には与党寄りの人の方が多いってこと知らないんですか?(^^; 当たり前ですよね、○○党支持者の方が多いならとっくに政権取ってるんですから。こういう、「表面上は○○党と関係ありませんから~」みたいなやり方がクソダサいんですよ。

 そのくせ私が執行部に上がった時には「安倍政権を倒せ!!」みたいな宣言を一般組合員たちの前で強制させられましたし。騙し討ちみたいなやり方でね。ホント、こんなことしてなぜ誰も労組を辞めないと思えるのか・・・幹部の頭の中を覗いてみたい。

 

 そしていくら組合員の総意がAだとしても、○○党の考え方に反していることはできませんから、労組の方針は強制的にAではなくBにされてしまいます。総意はAなのにね。

 

3.組合費がムダ

 労組に加入すると毎月組合費を天引きされます。我が社の場合は給料に比例しますが、私の場合で年間6万円程度。仮に40年間働くとすると、生涯で240万円も取られる計算になります。しかもこの一部が○○党に流れてますからね!ふざけるなよ、と!

 

 老後2000万円問題という超重要問題が全国民にのしかかっている今、誰が好き好んで240万円も労組なんかに支払うんですか。

f:id:midorinekox:20200209221050p:plain

積立かんたんシミュレーション | 投信積立 | 投資信託 | 楽天証券より

 このように、年間6万円を40年間利回り3%で回すだけで、退職時には400万円超えてくるんですよ? 労組って400万円分の価値があるんでしょうか? 私には到底そうは思えません。

 

 

4.動員が生活を圧迫する

 労組に加入すると、平日夜、土日を問わず「動員」と呼ばれる活動に引っ張りまわされます。決起集会で発言させられたりデモに参加させられたり街頭演説の手伝いをさせられたり選挙前には電話活動をさせられたり署名を書かされたり、行きたくもない親睦旅行やボーリング大会、花見なんかに参加させられたり・・・。

 

 こんなしょうもないイベントごとに参加させられることで、家族との生活時間がゴリゴリ削られるんですよ。普通に考えてどちらが大切かわかりますよね。独身の頃ならともかく結婚して子どももいるような環境でこんなことをするなんて正気の沙汰じゃありませんよ。

 しかしアホな幹部たちは○○党に動員数を報告しなければいけないため、少しでも参加者数を増やすよう必死に追い込みをかけてきます。頭おかしいんじゃないかと思うレベルで。

 

5.終身雇用の崩壊

 労組の目的は労働環境の改善です。終身雇用が前提の従来型の会社であれば労組に入って会社の方を変えるという手段も一定の効果があったでしょう。

 しかし今はそうではありません。終身雇用が崩壊して、サラリーマンはいつ首を切られるかわかりません。また逆に労働者側としても容易に転職できる環境が整っているのです。このような状況下で、労組に拘る必要はあるでしょうか? 答えはNOです。

 

 今の会社が嫌なら転職すれば良いだけです。

 組合活動はしんどいですよ。頭の固い管理職への申し入れは本当に骨の折れる仕事です。何度も何度も激論を交わして、それでも待遇が良くなる保証なんてありませんし、組合活動をしていることによってパワハラやモラハラの被害に遭う可能性だってあるんです。

 私も執行部の時に当時の部長に対し裁判を起こしたことがありましたが、そこまでする元気があるならもっと条件の良い会社へ転職した方が絶対早いでしょう(^^;

 

結論

 まとめると、「生活を守るために労組に加入したはずが、その労組自体が自分の生活を悪化させる原因になる」

 時間もお金も、労組に奪われます。関係を持ちたくもない政党に与する活動をやらされますし、そのくせ肝心の闘争方針も自分の考えと必ずしも一致しないとなれば、なんの意味があるのかわかりませんよね。

 

 これこそが、現在労組加入率がどんどん低下して歯止めが効かない理由です。賢い若者たちは加入せずともそんなことを理解しているんですよ。全国のアホ幹部どもはこの事実を直視して欲しいものです。家族や将来のことを真面目に考えている社員ほど労組になんて加入しないの。

 

労働組合に入るなら理由があるはず

 ところでそもそも論ですが、労働組合に入る人というのは、給料にだったり管理職にだったり労働環境にだったり、自分の働いている状況に対して何らかの疑問があり、その部分を改善したいからこそ、労組加入を選んでいるはずです。それが大前提です。そして心からそう思えるのであれば、別に私は労組加入自体を否定しません。優先順位だけは間違えないでほしいですが。

 

 問題は「周りが入っているからなんとなく」とかいう主体性のない理由で加入を決めた人々の方。

「労組に入っているから安心して仕事ができる」などという妄言に騙されて搾取され続けるようであれば、それこそ「社畜」と言われても仕方ないかと思うんですけど、どうでしょう。

 

 ↓関連記事

www.midorineko.work

 

 ↓関連記事(学校の先生向け)www.midorineko.work

 

 ↓クリックしていただけると非常に励みになります!

人気ブログランキング