マウスを使わないという選択
今日から本業で「マウスレス」縛りプレイを始めました。
— みどりねこ@共働き育児投資家 (@kurukurukurage3) September 18, 2019
キーボードだけでパソコンを操作することによって業務スピードを上げる目的なのですが…慣れるまで相当キツイですこれ(^^;
そもそもどの操作がマウスレスで出来るかがわからないのでWebでその都度調べるのですが、検索するだけで一苦労という😓
このように、つい1週間ほど前から始めたマウスレス縛りなのですが、想像していた以上に劇的な効果を発揮しているので紹介します。
やっていることは単純で、「PCを使う際に(どうしてもできないことを除いて)すべての操作をキーボードのみで行う」だけ。
例えばこの記事でも、↑の太字部分はマウスを使わず、SHIFTキーで選択して「CTRL+B」のショートカットキーで太字にしています。こうすることで右手をいったんマウスに持ち替える必要がなくなり、大幅な時間短縮ができるわけですね。
もちろんまだマウスレス化してたった一週間なので覚えているショートカットキーも少なく、その都度ネットで調べてから実践するというステップを踏まざるを得ないことも多いため一時的に仕事は遅くなっていますが、今の感触だとあと1か月間もあれば業務が凄まじく加速すると思っています。
実際、一部のルーチン業務に関しては今まで30分ほどかかっていたのが半分の時間で終わっていますから、その効果は疑いないでしょう。
マウスレスのメリット
というわけで、マウスレス化のメリットについてまとめておきます。
1.業務スピードが向上する
上でも触れたとおり、マウスレス化の最大の目的は業務スピードのアップです。例えばエクセルファイルがアクティブになった状態でネットから文章をコピーし、エクセルファイルにペーストするというステップを踏む場合、マウスを使うと・・・
1.マウスでエクセルファイルの右上にある最小化ボタンをクリックする
2.マウスでデスクトップに置いているGoogleChromeアイコンをダブルクリックして開く
3.マウスで検索ボックスをクリックする
4.マウスを離してキーボードで検索ボックスに検索ワードを入力する
5.キーボードを離してまたマウスに持ち替え、検索結果から適当なサイトをマウスでクリックして開く
6.コピーしたい文章をマウスでドラッグする
7.右クリックでコピーする
8.タスクバーのエクセルをクリックして再度アクティブにする
9.エクセルの該当箇所を右クリックして情報をペーストする
という手順になります。
大半の方がいつもやっていることだと思うので別段大変とは感じないかもしれませんが、こういう風に文字に起こすと結構ステップが多く見えます。何よりも、①何度かキーボードとマウスとの持ち替えが発生していること、②ウインドウの切り替えの際にわざわざマウスで最小化ボタン等を押しに行くことで、相当タイムロスしてしまいます。
それに対してキーボードだけで同じ作業をするとどうなるか。
1.「Windows+D」でデスクトップを表示する
2.キーボードでGoogleChromeアイコンを選んで「ENTER」
3.「CTRL+E」で検索ボックスを選択
4.検索ワードを入力する
5.検索結果から「TAB(+SHIFT)+ENTER」でサイトを開く
6.コピーしたい文章を「SHIFT」で選択する
7.「CTRL+C」でコピーする
8.「ALT+TAB」でエクセルを開く
9.「CTRL+V」でエクセルの該当箇所に情報をペーストする
という手順です。
やっていることは同じなのでステップとしては別に減っていませんが、一度もマウスに持ち替えていないため両手をキーボードに置きっぱなしで作業できますしウインドウを最小化するためにカーソルを画面右上まで走らせたり、エクセルを開きなおすために今度は画面下に動かしたりする必要がないため、想像よりも相当な時間短縮になります。
ちなみに、↑の手順を実行するためには7つものショートカットキーを暗記しておく必要があります。・・・が、「CTRL+C」とか「CTRL+V」くらいは誰でも知っているでしょうから残り5つを覚えれば良いだけです。たったの1日マウスレス縛りをするだけでこれくらいは覚えられますよ。私自身がそうでしたから。
2.目や肩が疲れない
そしてマウスレス化の副次的な効果として、身体的な好影響があります。マウスを使ってウインドウを最小化したりツールバーをクリックしたり、画面のあちこちにカーソルを移動させると、目が疲れますよね。私のように一日のうち10時間以上をPCに費やす人間の場合、これが笑えないレベルで深刻なのです💦
その点、キーボードのみで大半の作業を処理することができれば、視点は常に画面の中央(か、たまにキーボード)に固定できるため、目の疲れを最小限に抑えることができます。ブラインドタッチができる前提ならば視線を定めなくてもある程度の作業ならこなせますので、より目の疲れは改善されるでしょう。
また、マウスを使うと非常に肩が凝ります。右利きの私の場合、整体に行くと毎回右肩だけが張っていると言われるくらいに(^^;自覚症状もひどいです。
この点も、キーボード操作のみになればいくらか改善されることが期待できるでしょう。
3.なんか仕事がデキる人に見える
あと、これは全く予想だにしなかったのですが、私がマウスを使用していないのを見て驚く人が結構いました。いちおう私は今の部署の中ではエクセルが一番できるため関数なんかを実演する機会が多いのですが、その時にマウスレスで上述のような操作をして見せると「デキる感」が出るみたいなんですよね(^^;
なんかアニメやドラマで凄腕ハッカーが鬼気迫る表情でキーボードを乱打しているみたいな、「PCのプロ」的な感じに見えるらしいですw
実際は全くそんなことない雑魚なのにね。
ただ、↓こういう記事も書いているように、
ヒトという生き物は認知バイアスがかかりやすいのです。
トータルで見ればそれほどでもないはずなのに、どこかの分野が突出しているとなぜか他の部分まで良く見えてしまうことが往々にしてあるのです。
だったらそれを利用しない手なんてありません。勝手に「デキるやつ」だと周りが勘違いしてくれるなら、それだけ自分の提案は通りやすくなるのですから。
まとめ
マウスレス化には、業務スピードの改善だけでなく、身体への負担軽減やなんかデキる感が出る()という一石三鳥の効果があります。本業がPCにかじりつきっぱなしな人の場合は本当に効果が高いので、ぜひ挑戦してみてほしいです。
ちなみにショートカットキーは無数にありますが、↑に書いたものを含めて20個程度を暗記するだけでも相当な効果が出ますよ!
ソースは私自身。まだマウスレス化を始めて1週間ですが、今まで何も考えずにマウスを使っていた自分を殴り飛ばしたい程度には凄さを実感していますから。
人生にとって最も大切なものが時間なのだとすると、生活の大半がデジタル化された今、最も短縮すべきなのがPC作業なのは自明なんじゃないかと。
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