英語多読したり投資したりFIRE目指したり

30代からの投資でアーリーリタイアを目指す記録。日本に拘りはなし。

【雑記】55歳でのアーリーリタイアは難しいかなあ、と思い始めた話

 今からちょうど20年後、私が55歳の時には夫婦ともども現在の仕事を辞めて第二の人生を歩んでいるのが目標なわけですが、その目標を達成するのは少し厳しいかな?と最近思い始めています。

 

 いちおう↓が最新版の資産運用シミュレーションで、これが実現すれば20年後に年間342万円のコンスタントな手取りを得ることができます。www.midorineko.work

 

 このエントリを書いた当初、年間342万円もあればアーリーリタイアは余裕だと思っていたんですよ。

 

 ・・・いや、今もリタイアするだけなら余裕だとは思っています。思ってはいるのですが、「余裕ある老後」となるとこれは意外にキツイぞ、と。

 

 そう思うに至った理由は主に以下の4点によります。

 

1.子どもの年齢

 私が55歳の時、子どもは21歳です。これだと順調に行っても我が子は大学を卒業してはいません。その状況で両親2人ともが仕事を辞めるというのは、なかなか勇気が要ることででょう。それに予定では近いうちにもう1人、弟か妹が欲しいと考えていますので、なおさらですね。

 

 ただこの点についてはもともと分かっていたことで、学費については積立NISAを用いることで20年後には子ども1人あたり1千万円程度が貯まっている見込みになっています。

www.midorineko.work

 そのため、別に子どもがまだ在学中であろうと私と妻がそろって仕事を退職しても問題はないはずなんです。国公立文系であれば仮に4年間下宿してもお釣りが来るでしょう(都心にマンション借りたりしなければ!)。私立理系で6年生大学とか大学院進学になると追加資金が必要でしょうが、それくらいなら問題ないですし、1年2年就職浪人したくらいならどうにでもなります。

 

2.子どもへの支援

 しかし学費はともかくとして、将来子どもが結婚した後の支援に必要なお金ってかなり高額になるんじゃないか?と最近"とみに"考えるようになりました。

 

 というのもまさに今、うちの両親や妻の両親から多くの支援をしてもらっているから。

 去年購入した軽自動車も私と妻の両親が全額を出してもらっていますし、生前贈与なんかでまとまったお金を受け取ることもありました。

 他にも、「支援」というほどのことではないかもしれませんが、何かにつけて結構高級なお弁当を買ってきてくれたり、一緒に食事や買い物に行けばほとんど支払いをしてくれたり・・・。

 

 こういう、親が我々にしてくれていることと同じだけのことを我が子にも施そうと思えば、給与収入の有無は非常に大きいんですよ。実際、私の親も妻の親も60歳をすぎていまだに働いています。上述のような支援ができるのも現役並みの給与収入があるからに他なりません。

 もちろん、収入が少なければ少ないなりに他の方法で支援はできると思いますが、せめて自分たちがして貰った分と同じ額の経済的支援はきっちりと子どもに施したいと思います。

 

3.セカンドライフ(旅行)に必要なお金

 また、そうなってくるとセカンドライフに必要なお金も増えてくることが予想されます。うちは元々旅行好き夫婦なのですが、それは我々の両親も同じこと。「夫婦+私の両親」や「夫婦+妻の両親」、果ては「夫婦+互いの両親+互いの親族」なんて大所帯でマイクロバスを借りて旅行へ行ったことだってあるほどに(^^;

 そしてそのような旅行の場合、形式上は割り勘ではあるものの、やはり我々の親世代が何かにつけて一番多くのお金を出しているのが実情。

 

 もちろん、我々だって後20年経った退職後には、(嫌がられない限り(^^;)子どもやその配偶者、さらにその子どもたちと一緒に同じように旅行に行きたい。

 だったら出すべきものは出さないとね、ということです。

 

4.介護費用

 最後に、両親がリタイアした後の介護費用について。具体的にはあと10年~15年くらい先の話でしょうか。

 先に持論を言えば、私は介護は子どもではなく専門施設に頼るべきだと思っています。私の父母についても妻の父母についてもです。当然、将来我々夫婦も施設に入り、子どもには一切の負担をかけさせるつもりはないことを妻ともすでに話し合っています。親の介護のために子どもに負担を強いることを是とは考えていないのです。

 

 とはいえそれはあくまで私の論理。

 父母がどう考えているかまではわからないので、介護費用が必要になる場合のことについてもシミュレーションしておくに越したことはないでしょう。

 

 いちおう私は長男ではないので、両親の介護をするとしたらまずは兄の意向が先にあり、私の意向はその後の話です。妻は長女ですが兄がいるため、状況は私と同じようなものでしょう。

 

 ちなみに私の両親は祖父母と自宅で同居していました。祖父母がともに生きていた当時は、祖父も祖母も介護が必要ないくらい元気だったので、厳密な意味での介護をしていたわけではありません。

 それから10年近くが経ち、祖母が亡くなった今はさすがに半分認知症のような祖父を施設に入れており、時たま親族が集まるような際にだけ自宅へ連れ帰っているような状況です。外部からは冷たいように見えるかもしれませんが、情に縛られて自分たちが疲れ果ててしまっては意味がありませんので、この両親の選択を私は全面的に支持しています。

 

まとめ

 そういうわけで、アーリーリタイアして普通に暮らすだけなら55歳退職でも問題ないとは思うのですが、上述したことを全て満足いくレベルでこなそうと思えば、給与収入を捨て去るのは惜しいと思えてしまいます。

 他に収入の途を作れば問題はないことなので、20年間かけてどうするか考えていきたいですね。

 ↓クリックしていただけると非常に励みになります!

人気ブログランキング