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30代からの投資でアーリーリタイアを目指す記録。日本に拘りはなし。

少し気負い過ぎていたかもしれない

 昨日は酔っ払いも手伝って煽るような記事 ↓

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 を書いたのですが、特に炎上するでもなく閑古鳥の鳴くいつものマイブログw 平常運転です。

 まあでも、「長期積立投資こそが至高で、短期で種銭を増やしに行くのはただのギャンブル。暗号資産投資なんてもってのほか!」という一種の妄信に私が疑問を覚えているのは事実です。・・・ああ、「仮想通貨は変動が激しすぎて通貨としては役に立たない」とかいうアンモナイトのような批判を未だに続けている某有名株式投資家は論外として。

 長期投資において最重要なのが資金力であることは明らかなのですから、そこを増やしに行くのはむしろ自然な発想じゃないですかね。それをわかっていながらチャンスで動けないのは、私からすれば臆病でしかない。

 

 ・・・とまあその話は置いておいて。

 

資産運用についての夫婦会議を行いました

 今後の資産運用の方向性について、妻と夫婦会議を行いました。

 行ったことは、

1.投資ルールの確認

2.リタイア時期の確認

3.投資リスクの共有

の3点です。

 

1.投資ルールの確認

 我が家は、「前年の貯蓄額の半分を投資に回す」というルールになっています。こうすることにより毎年必ずわずかながらでも貯蓄を増やしながら投資もできるというメリットがあります。

 一方、毎年投資に回せる金額が変動してしまうというデメリットもありますが、そこは「生活防衛費さえ置いておけば残りは全て投資に回したい」という私の主張と、「投資は最低限にして、できる限り多くの金額を貯蓄したい」という妻の主張との落としどころなのでいかんともしがたいのです。

 

 ただ、このルールなんですけどどちらかと言えば妻よりも私側に寄っていますよね(^^; 妻はなんなら投資ゼロでも良いと思っているのに、実際は毎年100万円以上を投資に回すことになるのですから。

 私としては、本音は「もっと株を買いたい!」と思いながらも、まとまったお金を投資に回すことに同意してくれている妻に深く感謝しています。

 

 そのため、今回行ったのはこのルールを今後も継続して良いかどうかの確認です。もしかすると貯蓄がなかなか貯まらないことに対して妻に思うところがあるかもしれませんからね。

 

 しかし、私の不安を裏切るかのように妻はたった一言、「もちろんいいよ~」。私がこの1年間、通勤方法を自転車に変えたり保険を解約したり、スマホを格安SIMに変更したり、本気でアーリーリタイアに向けて動いていることを評価してくれたようでした。

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2.リタイア時期の確認

 次に確認したのはリタイア時期です。

 私は、以前と変わらず55歳でアーリーリタイアすることを決めていると告げました。対して妻はというと、「60歳まで働こうかな~。そうしたらせーので辞められるよ」と。

 

 我が家は妻の方が5歳ほど年上なので、それは確かにそうなのです。ただ元々の予定では、妻も55歳時点で退職するはずでした。しかし今は気が変わったという・・・。

 理由を聞いてみると、子供ももう1人作るつもりだし、収入のない65歳までの期間が不安とのこと。

 そりゃそうですよね(^^; 予定では私が55歳(妻が60歳)時点で年間300万円程度の不労所得を得ているはずなのですが↓

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 株式配当やトラリピによる確定利益が本当に予定通り入るかなんてわかりませんもん。それにアーリーリタイア時点では上手く運用できていたとしても、リタイア直後に減配や最悪倒産、トラリピに至ってはラインを抜けてしまってロスカットするリスクだってあるんです。不安がつきないのは当然のこと。

 

 ただリタイア時期については今から考える必要はないので、「必殺・先送り」ということで手を打ちました。15年後に考えても良いことですからね。

 

 

3.投資リスクの共有

 最後に確認したのは、投資リスクの共有です。

 妻は投資にどんな種類がありそれぞれどのようなリスクを孕んでいるかを認識していませんので、そのあたりの説明を行いました。あまり深く説明しても混乱するだけなので、ざっくりではありますが。

 高配当個別株投資=値上がり益は期待できないが、毎年一定額の配当金が入る。倒産リスクはあるため投資先を分散することでリスクを減らす必要がある。

 ETF=個別株のセット販売のようなもの。最初から分散されているため倒産リスクはほぼなく個別株よりも安全だが、その代わり配当利回りはそれほど高くない。

 だいたいこんな感じの説明です。

 

 最後にETF投資のみでアーリーリタイアできるのであれば最高だけど、利回りが低すぎてそれは不可能。よって一部個別株投資やトラリピ、暗号資産投資も組み合わせる必要がある、と付け加えました。

 

気負い過ぎていたかもしれない

 ところで、夫婦会議をしていて思ったことがありまして。

 私はリタイアする20年後までに最低でも年間240万円(=1月あたり20万円)の不労所得を絶対に得なければならない!という気持ちでいたんです。だからこそ必死になって色々な投資法を調べているわけで。(最近ではソーシャルレンディングや太陽光発電についても勉強したのですが、自分的にはどっちも×という結論)

 

 しかしですね、よく考えると何が何でも年間240万円達成する必要なくね?と。

 

 妻が心配しているのは、やはり高配当株の倒産リスクトラリピの一撃死の2つです。しかし高利回りを維持するためにはどうしてもこの辺りの攻めの投資をする必要がある・・・。

 これ、裏を返せば、高利回りさえ諦めればETF一本でOKだということを意味するんですよね。ETFの安全さはやはり群を抜いています。

 

 そこで、仮に月々10万円を全部SPYDなどの高配当ETFに突っ込んだと仮定してみましょう。

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積立かんたんシミュレーション | 投信積立 | 投資信託 | 楽天証券より

 これだと20年後の資産は3200万円程度ですから、その時点での不労所得は3200万円×3%=96万円。年間100万円程度に過ぎません。

 利回り3%というのも若干高めに見積もっていますしね。さすがにこれではアーリーリタイアなんてできません(^^;

 

 ただ、実はうちの妻、個別株とETFの説明をした時に、「だったら個別株みたいな危ないのは辞めて、全部ETF買ったら良くない? それなら入金額もう少し増やしても良いよ」と言ってくれたんですよ。

 

 その時は私、「いや、多少入金が増えたところで利回りが低すぎるからETFだけだと20年で240万円には絶対到達しないよ」と返したのです。

 

 しかし、240万円にこだわらなければどうでしょう?

 例えば55歳ではなく56歳アーリーリタイアに目標を切り替えたとすれば、可処分所得は500万円近く増える計算になります。また1年間長く厚生年金をかけることにより、将来の老齢年金額も年額10万円程度増額します。

 

 その条件を加味した試算が↓です。

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 1年リタイアを延長したため、積立期間は21年としています。また毎月の積立額を5万円増やしました。すると、21年後の資産は5200万円程度ですから、その時点での不労所得は5200万円×3%=156万円。年間150万円を突破するじゃありませんか!

 

 また、我が家は共働きですから積立NISAとiDeCoを満額×2人分、ETFとは別にかけたとしても、なんとか年間100万円の貯蓄は維持できます。自動車買い替えやリフォームの年は無理ですし、子供が私立高校に通うなら出費はかさみますが、それを考慮しても21年後の貯蓄額が2000万円を切っていることはほぼないでしょう。

 また退職金は今よりもカットされるでしょうが、それでも0には(たぶん)ならないはず。二人合わせて2000万円を見込んでおきます。

 

 すると我が家は21年後の時点で、

貯 蓄:4000万円

分配金: 150万円/年(ETF5200万円)

iDeCo : 600万円くらい

 これくらいの資産があるわけです。

 

 夫婦二人ともが65歳に達するまでは10年くらいありますから、貯蓄を均等に切り崩すとすると、4600万円/10=460万円。分配金を合わせて年間610万円までなら使うことができるわけですね。

 まあ65歳時点で貯蓄がまったくの0になってしまうのは精神的にキツイので(ETFの5200万円は保有しているとはいえ)、実際にはもっと支出を抑えることになるでしょう。年間400万円もあれば十分じゃないですかね。私も妻もたぶん適度に収入は得るでしょうし、4年経てば妻の分の老齢年金が受給できますので。

 

 となると、投資対象を全てETFにしてしまうというのも選択肢として悪くないのかもしれないなあ~と。

 

ということで・・・

 そもそも私、今の本業が好きですし、それは妻も同じです。だから何がなんでもアーリーリタイアしたいという気持ちは持ってないんですよ。ただ老後に2人で旅行したり色んな趣味を謳歌するのに、本業に費やす時間がもったいないと思っているだけで。

 なので、万が一の倒産リスクとか一撃死リスクで精神的に不安になるくらいなら、最初からリスクの低いETF一本で安定した積立投資をしてく選択もありなのかもしれません。

 

 ただ、前回記事でも書いたとおりローリスクハイリターンのタイミングで勝負に行かないというのは自分の性質ではありませんし、半分投資が趣味と化している自分にとって個別株投資の魅力も捨てるには惜しすぎるのも事実。

 今後の投資方針は、もう少し悩んでから決めたいと思います。

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