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【50点】VERSANT定点観測【1年ぶり3回目】

VERSANT|本当に話せる英語力の証明

VERSANTについておさらい 

 私は今年の目標にVERSANT60点取得を上げていました↓

www.midorineko.work

 

 VERSANTとは、「本当に話せる英語力の証明」のコピーの下、受験生のスピーキング能力をAI採点で測定するという画期的なテストです。

 その有用性と難易度の高さについては初受験した時の記事をご参照いただくとして、いちおう概要だけをまとめると以下のとおりです。

料金(税込):5,500円

受験方式:オンライン(PC/スマホアプリ) 24時間365日受付

試験内容:計63問 ①音読②復唱③質問④文の構築⑤ストーリーリテリング⑥自由回答 

所要時間:約17分

判定レベル:日常会話~ビジネス

結果通知:テスト終了から5~10分後

評価方法:CEFRやGSEとの相関が測れるVERSANTスコアで評価

 

 前回、前々回受験時には特にVERSANT対策はせず、TOEIC対策としてのシャドーイング、ATSUさんのマスタークラスで発音矯正、加えて『英語のハノン』を日常的にこなしていただけでしたが、一応46点→50点と、半年間で4点のスコアアップに成功していました。

 そして今回はというと、やはり学習それ自体であえてVERSANT専用の対策はしませんでした。

 ……というか、今年の初めに、↓のとおり念願だったTOEIC(LR)900点を獲得したことにより、自動的に今年の目標が「IIBC AWARD OF EXCELLENCEの獲得」に確定してしまったんですよね。その結果、今年はもうTOEICS&W対策に全力を注がざるを得ないこととなり、VERSANT対策をする暇がなかったというのが真相だったりします。

 ※結局、先日初受験したTOEICS&Wは大爆死し、AWARDなんて夢のまた夢になったわけですが、それについては後日、スコアが返ってきてから記事にしようと思います。

www.midorineko.work

 

 一方で、VERSANTの試験自体を研究している方のnoteを発見したためここで紹介しておきます。なかなか興味深い結果なんですよね、この「りよ」さんの記事。

 あ、ちなみにこの記事は有料ですが、本気でVERSANTのスコアを上げたい方には非常に有用なため、購入して損はないと思います。

note.com

 さて、前置きが長くなりましたが、1年ぶりの受験、肝心の結果は・・・。

 

私のVERSANT結果

 結論から書きますとVERSANT3回目挑戦の結果は、50点(80点満点)となりました。はい、残念ながら1年前から1歩たりとも成長していない雑魚スコアでした~(´;ω;`)

 

↓これが私のスコアブックです。

 さらに項目ごとの詳しい評価は↓のとおり!

 相も変わらず、テスト終了からたった2~3分でここまで詳細なスコアブックが送られてくるんですから、AIの力というのは凄まじいものがありますね。

 今回のスコアをまとめると以下のとおりです。なお、()内は前回受験時の数値。

 

【CEFR B1 ← (B1)  GSE ← 48(48)】

文章構文・・・50/80 ← (48)

語彙・・・59/80 ← (48)

流暢さ・・・45/80 ← (54)

発音・・・47/80 ← (48)

わかりやすさ・・・4/5 ← (3)

 なんとも残念な結果です💦

 前回結果と比較してまず目につくのは、著しい「語彙」の伸び。なんと一気に11ポイントも上がってるのは、さすがにマグレではないと思います。今回の手ごたえと上述した「りよ」さんのノートの内容とを合わせて考えれば、この語彙力爆上げの要因は、ほぼ間違いなくpartEを割と上手く解答できたことにあるでしょう。後述しますが、これはTOEICS&Wさまさまですね。

 一方で、前回点数アップの原動力になったはずの「流暢さ」が今回はまるでゴミのようです・・・。一気に9ポイントも下がっているのは、これもやはり偶然ではないでしょう。partAの音読で詰まったりアクセントをミスって言いなおしたり、「りよ」さんが最重要パートだと断言するpartBが全くリテンションできずにボッコボコだったり、原因はいくつも考えられるのですが、根本にある原因は、たぶん語彙力とは逆に、TOEICS&W対策の副作用が出たのだと思います。これについても後述します。

 唯一、前回、前々回と「3」だった「わかりやすさ」が今回は「4」に上昇したのは、純粋に嬉しかった点です! この「わかりやすさ」について、公式サイトにはこう書かれています。↓

 どのパートが「わかりやすさ」スコアに影響するのかは、残念ながら「りよ」さんの記事からもわからないのですが、要するに、「他のスコアが低くても、このスコアが高いなら実際の会話は成り立つ可能性が高いですよ」ってことなのかなぁ?、と。

 ただそうなると、私の「流暢ではないのにわかりやすい」英語って、いったいなんなのだろう? という謎は残りますw 使っている単語や文法が平易なのかな? でもたぶんここにも、TOEICS&W対策のポジティブな側面が現れたのではないでしょうか。

 

 さて、VERSANT公式ではこのような目安が示されています。

f:id:midorinekox:20210703134454p:plain

 さて、この表を見ると私の取得した50点というのはB1の中で真ん中より少し下。まだまだ中央を超えることができていない雑魚スコアです。

 

 明瞭に発音された標準語であれば、会話の主な点が理解できる。関心のある分野などについて多少の自信を持って話せる。

 

 うーむ、この評価はどうなんでしょう(^^; 自ら振り返る限りだと、まだA2レベルだと思うんですよね~。でもまあ、半年前の受験時と比較すれば自分でもわかるくらい明らかにスピーキング力が伸びてるので、相対的な評価とすれば、まあいちおう妥当と言えなくもないのかな?

 ↑前回、私はこんなことを書いていますね。

 一方、今回の私はたぶんA2じゃなくて本当にB1レベルだったような自覚に変わっています。点数に出てないのでもどかしいですけども・・・。

 

 

試験内容と各項目の感想

 では、恒例の今回受験時の感触を書き留めておきましょう。私と同じくらいの点数の方は、ぜひ参考にしてみてください。50点付近だと感触は「ボロボロ」だと思うので、お互いに傷をなめ合いましょう(笑)

 

①音読8問

 このセクションのみ、耳ではなく目で見た文章を読み上げるテスト。リスニングが苦手でも読むだけなら緊張度は低いです。

 しかしながら、今回このパートは酷い出来でした。

 というのも、先週受験したTOEICS&Wにも音読パートがあるんですよ。そしてそちらは、45秒間もの準備時間をくれた上で、実際の音読にもまた45秒間をたっぷりと使える(使わなければならない)んです。だから、じっくりと本文に目を通した上で、かなりゆっくり読む必要がある。

 一方でVERSANTは正反対。準備時間はほぼ0に近く、音読時間もまた短いのです。なので、焦るようにネイティブスピードで文章を読まなければならず、TOEICS&Wの問題形式に慣れてしまった私はミスを連発し、流暢さ爆下げの1つの原因を作ってしまったというわけです。

 ま、こんなのは完全に言い訳ですね。要は実力不足!

 

②復唱16問

 このセクションは、流される短文をそっくりそのまま復唱することを要求されます。

 前回同様、完璧にできたのは3~4問です。それ以外はリテンションし切れずに何単語か飛ばしたり、単語自体が聞き取れずにテキトーに喋ったりして、本当にメンタルボコボコにされるレベルで酷い出来でした(^^;

 ところで、「りよ」さんによれば、このパートがVERSANTにおける最重要パートだそうです。詳しくは明かせませんが、他がどれだけ酷いできだったとしても、このパートBで満点を取れば、それだけで私の総合得点近い点数が出るほどには影響力が大きいパートなようです。

 ただ、その事実を裏返せば、このパートこそがVERSANTの中で最難関なんですよ。というのも、一見、最難関に思えるパートEはですね、リテンション能力が低くても、総合的なリスニング能力が一定レベルを超えており、話の流れにさえ追うことができれば、後から別の単語や表現でお茶を濁しながら、物語を再構築することはなんとかできるんです。一方で、このパートにそんな小細工は通用しません。相手が言った文章を、一言一句間違えずにそのままリピートすることだけを求められるんです。それがどれほどキツイことか・・・。

 

 それと、TOEICS&Wに全振りした弊害というか、最近の私は「英語で何をしゃべるか」にばかりかまけて、「英語をどうしゃべるか」を疎かにしていた節がありまして、発音とかイントネーションとかが去年よりもかなり雑になっていたな~と。職場でもネイティブの人と一応の会話はできるし、以前やっていたオンライン英会話でも「あなたは発音が良い」と言われることが多かったため、完全に慢心していました。日本に住んでいるネイティブも、日本人ばかり日々相手にしている英会話講師も、そりゃ日本人の英語の癖は聞き飽きてますよね。一方で無慈悲なAI様にそんな忖度はありません。当たり前のことでした。現実を見ろよお前!

 

③質問24問

 簡単な質問をされるので、1単語で解答を返すパートです。

 そしてこのセクションから、一気にリスニングの難易度が上がったように感じました。

 質問自体は上述のように非常に簡単なんですよ。高校生くらいならまず知ってるような単語しか出ない。だけど、聞き取れない! スピーカーは標準的なアメリカ英語でTOEIC並のスピードだったと思うのですが、ノイズがかかったような聞き取りにくさもあり、TOEICのLパートで400点レベルとかだとメチャクチャキツイです。コンスタントに450点超えるレベルくらいなら聞き取れるのでしょうか??

 ↑初回受験時トラウマw

 しかし今回チャレンジする私は、すでにTOEICのLパートで450点を叩き出している私なのですよ! さすがに初回受験時と比べれば、数段リラックスして解答に臨めました!

 ・・・まあ、とは言っても、普通に何問か質問が聞き取れなくて"I don't know."って言ったり、テキトーな解答返したりしましたよね~。そりゃそうです。TOEIC450点なんて、ギリギリで駅のアナウンスを聞き取れるかどうかってレベルですからね。

 コンスタントに495点取れるレベルくらいなら聞き取れるのでしょうか??

 

④文の構築10問

 これは、"she didn't notice / the book / who took" のように、バラバラに読み上げられた語群を正しい順序にして返すというセクションです。この例だと "She didn't notice who took the book." と解答すれば正解ですね。

 

 このセクションは、前回も前々回もそうでしたが、難易度が高いです。partBと同じく高いリテンション能力を要求されるせいで、そう簡単には得点できないんですよね。また今回は10問中1問は、答えはわかっていたのに出だしを言い間違えて言い直してしまい、それがどう採点されたかは不明です。この辺り、人間が採点するTOEICS&Wと異なり、AIが冷酷に採点するVERSANTは無慈悲に0点にしてくる恐れがあるので怖いです。

 いちおう、前回と比べると英語の総合力がついてきたせいか、今回、語順だけはパーフェクトに並べ替えられたと思うんですよね。しかし、やはりリテンション能力が足りないために、解答し始める頃にはもうすでに最初に聞いた語群を忘れてしまっており、結局文章を再構築することは叶わない、という残念な結果が頻発したのでした。

 リスニング力×文法力×リテンション能力がないと、肝心のスピーキングに辿り着けないという鬼仕様なパートなのです。

 

⑤ストーリーリテリング3問

 短い物語を聞き終わった後、内容を30秒間で正確に再現するという試験です。

 

↓初回のトラウマ…(´;ω;`)

かつてここまで絶望に打ちひしがれた試験はなかったほど、文字通り何もできませんでした・・・。流れてくる音声は耳を素通りしてまったく理解できないし、もちろん再現なんてできません。

 「あ~、これリスニング力だけじゃなく記憶力もめっちゃ必要や~ん」みたいな現実逃避を試験中に決めたあげく、解答時間の30秒が無限とも感じられる中で、なんとなく聞こえてきた単語を2,3個それっぽい発音で並べて終了。これを3回繰り返しただけで、私の初VERSANTは幕を閉じました。

 

↓前回の感想

 前回はいったい何の話をしているのか全くわかりませんでしたから、ストーリーがざっくりと理解できただけでも進歩です。…まあ、ストーリーがわかったからと言っても、リテンションできて話を再現できなければ結局点数に繋がるわけじゃないんですけどね(^^;

 結局、本文で使われた語彙は瞬く間に忘却の彼方に消えてしまうので、自分の使える単語や表現でパラフレーズしつつ、メチャクチャな構文でそれらしく捏ね上げた粘土細工のような解答を返して終了。どの問題もちゃんと再構築できなかったため、3問とも10秒以上余ってしまいました。

 

 一応、前々回~前回でも私はレベルアップを感じ取っていたようです。

 しかし、今回の自分は前回よりもさらにこのパートで点数を稼げた自信がありました。そうなった原因は、私がここ最近、英語学習をTOEICS&W対策に全振りしていたことが効いてきたのだと思われます。TOEICS&Wには、自らの考えを1分間ノンストップでしゃべり続けるという鬼のようなパートがありますので、VERSANTのpartEのように、相手が提示してくれた内容を30秒間でなぞるだけのような試験は相対的に楽に感じたのですね。リスニング力自体のアップも、地味に効いています。

 

 今回出てきたストーリーは、

・2人はスカイダイビング楽しめたけど、あと1人は・・・。

・家族でスノボに行ったら、1人が熱を出し・・・。

 などなど、でした。

 自分で文法的に正しい文章を頭の中で構築しながら、口から出す。相手が使った語彙を忘れてしまったとしても、ストーリーさえ頭に入っていれば、類義語をすぐさま呼び出してストーリーを再現することができる。TOEICS&Wのお陰で、どういう場面でどういう構文を使えるかは完璧。今回はそれができたため、このパートについてはわりと余裕をもって試験を終えることができました。

 

⑥自由回答2問

 これはおまけ問題です。VERSANTのスコアには影響しないので気楽なものです。

 

全体を通して

 前回と比べると弱い項目に変化があったものの、やはりほぼ全ての面で力不足を感じました。リスニング力と英語を発話する能力(≠スピーキング能力)だけは地道に上がっている気配がありますが、まだまだ様々な能力がバラバラで、1つにリンクしていないようなぎこちなさを感じています。

 言い換えれば、今回の点数には反映されなかったものの、何かきっかけがあれば爆発的にスコアが伸びる気がしています。次回その爆発が起きると嬉しいな。

 

今後のVERSANTスコアの目標

 前回受験時にはこう書きましたが、目標は高くということで今年の抱負では狙いを60点に上方修正しています。

↑こ、これは酷い・・・。去年の私は調子に乗ってるな完全に。

 でも、目標が60点なのは今後も変えるつもりはありません。さすがにそこまで到達したら、VERSANTは卒業しても良いでしょう。

 

 さて、 再来年は満を持して英検1級を受験するわけですが、来年は英語の多読&多聴に全振りする予定です。ということは、来年向上が期待できるスキルはリスニング能力だけということになりますね。しかしリスニング能力はリテンション能力につながっているので、次の定点観測では、わずかでも点数の向上が期待できるでしょう。

 次回こそきっと、目指せ60点!

 

 

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